2026.02.16 FAカップ・リーグカップ2025-26FAカップ・リーグカップ
エベレチ・エゼ、覚醒!いきなり勝負を決めた2本の絶品スルーパス!
ワントップの後ろに4人が並ぶ4-1-4-1か。あるいはサカとエゼがインサイドに入る4-3-3か。最注目のプレーヤーは、ブレントフォード戦で冴えなかったエベレチ・エゼです。リーグ1(3部相当)で22位のウィガンは4連敗中で、さすがにジャイアントキリングはないでしょう。キックオフ直後の布陣を見ると、サカはトップ下でプレイしています。
エゼとノアゴーアは縦の関係となっており、4-3-3と表現するのが妥当でしょうか。いや、ビルドアップではエゼとノアゴーアは並んでいます。7分に右サイドから仕掛けたノニ・マドゥエケと、ニアでもらってエイムソンと勝負したジェズスはいつも通りで、見慣れないポジションでプレイしているのは、やはりサカとエゼです。
ストライカーが止められた直後の二次攻撃で、ボックス手前に入ったエゼが右足で打ったミドルは、サカの足元をすり抜けて左にアウト。10分にサリバがハーフラインの手前でキープすると、エゼはズビメンディのように駆け寄り、パスを足元に収めました。ジョー・テイラーのプレスをかわした瞬間、フォックスとケールの間を切り裂く縦のスルーパスがラインの裏に入りました。
SBの背後を取ったノニ・マドゥエケがGKティックルと1対1になり、ダイレクトで左に流し込んで先制。24時間前にエゼの停滞について書いた際に気持ちが入ってしまい、父親のような気分になっていたようで、思わず拳を突き上げて叫んでしまいました。私が応援しているのはマンチェスター・ユナイテッドで、最大の喜びはブルーノ・フェルナンデスが絡んだゴールシーンです。
いやー、それにしても見事なスルーパス。前線の選手たちはウインガーの元に駆け寄り、ルイス=スケリーとモスケラはエゼを称えています。彼が無表情だったのは、まだまだ足りないと思っていたからでしょう。最後方にいたノアゴーアが、センターサークルのエゼに速いパスを通したのは19分。今度は左足の縦のスルーパスが、ハントの裏に出たマルティネッリに通りました。
ケールは並走するのが精一杯で、左足のシュートが右のサイドネットに決まって2-0。マルティネッリはエゼを指差し、駆け寄って体をぶつけたのですが、2アシストの10番はまたしても無表情です。3点めは23分、右サイドでフォックスを抜いたノニ・マドゥエケがボックス右に転がすと、サカの折り返しをジェズスは押し込めず、ボールはハントの頭に当たって枠に飛び込みました。
さらに27分、ノアゴーアが自陣から浮かした絶妙なフィードが、5バックを越えてジェズスの足元に届きました。GKと向き合った9番が、右足のチップキックを左隅に落として4-0。ここまでのゴール&アシストに関与したエゼ、ノニ・マドゥエケ、マルティネッリ、ノアゴーア、ジェズスは全員サブの選手で、レギュラーで貢献したのはサカだけです。
30分も経たないうちに勝負が決してしまい、サカが退いた後半はギョケレスとジェズスの共存を試す時間となっています。55分にベン・ホワイトのロングフィードでボックス右に出たギョケレスは、右足の一撃がニアポストにヒット。58分のFKを壁に当てたエゼは、61分に3人を一気にかわしてボックス左を突破するも、左足のフィニッシュはニアに外れました。
このタイミングでサリバとノニ・マドゥエケを下げ、トロサールとマルリ・サロモンを投じたのは予定の交代でしょう。79分には、ベン・ホワイトに代わってズビメンディ。85分に左に流れたズビメンディがクロスを入れると、マルティネッリのヘッドはティックルのビッグセーブに阻まれ、89分のエゼのワントラップボレーも右に飛んだGKががっちりキャッチしました。
最大の収穫は、2アシストに加えて6本のシュートを記録したエゼ。ノアゴーアも的確な長短のフィードで勝利に貢献し、ノニ・マドゥエケとジェズスは目に見える結果を残しました。リーグ1のクラブとの一戦は、サブの選手たちのモチベーションを高めるポジティブなステージだったといえるでしょう。エゼの未来はピレスか、エジルか、カソルラか…?
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