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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

絶好調セインツが2発ゲットでジャイアントキリング!主力を欠いたアーセナルはトレブルならず!

FAカップの準々決勝で、極上のジャイアントキリングが勃発しました。セント・メアリーズにアーセナルを迎えたサウサンプトンが、2-1で勝利。インターナショナルマッチウィークに総勢12人がリタイアし、スタメンから主力がごっそり抜けていたとはいえ、プレミアリーグの首位チームがチャンピオンシップで7位のクラブにトレブルを阻まれるという結末は想像できませんでした。

アーセナルにとって、セント・メアリーズは鬼門というべきスタジアムです。2012年以来、5勝4分5敗。しかもセインツは直近の15試合を11勝4分と絶好調で、アルテタ監督は警戒していたはずです。デクラン・ライス、サカ、トロサール、ティンバーを帯同させず、ラヤ、サリバ、カラフィオーリ、ズビメンディ、ギョケレスをベンチに置いたのは、それが精一杯だったからでしょう。

とはいえ、先発の11人はプレミアリーグでも充分戦える顔ぶれです。GKケパ、DFベン・ホワイト、モスケラ、ガブリエウ、ルイス=スケリー。中盤センターはノアゴーアで、2列めにダウマン、カイ・ハヴェルツ、ウーデゴーア、マルティネッリ、最前線はガブリエウ・ジェズス。6分にカットインからゴールに迫ったダウマンは、ボックス手前からのシュートがGKの正面でした。

9分に左サイドでキープしたマルティネッリが、中に斬り込んで右足を振り抜くと、ブリーが足を出してCK。ショートコーナーから、ボックスの外にいたマルティネッリが左隅を狙うと、GKの前にいたハーウッド=ベリスが頭でクリアしました。クリアしようとしたガブリエウのヘディングが後方に流れた17分のピンチは、シエンザに追いついたモスケラがクリアしています。

25分にウーデゴーアが放った鋭いミドルは、GKペレツがセーブ。1分後、マルティネッリの左からの折り返しでフリーだったキャプテンは、キックミスで左に外れたボールを見てしゃがみ込んでいます。30分までのシュートは1対10。時折喰らうカウンターへの対応と、イージーなパスミスが気になるものの、ここまでのアーセナルは悪くない出来でした。

35分に右から上がったブリーがファーに浮かしたクロスは、何でもないボールに見えたのですが、ベン・ホワイトが目測を誤ってヘディングを空振り。フリーでトラップしたスチュワートがケパの脇を抜きました。リードしたセインツは攻める機会が増えたものの、ルーズボールの奪い合いはアーセナルが強く、1-0のままでハーフタイムとなりました。

後半も当然のように、アーセナルのポゼッション。50分の左からのFKをウーデゴーアがボックスに入れると、ジェズスのヘッドはペレツががっちりキャッチしました。左サイドを突破したマルティネッリが、ファーにクロスを入れたのは53分。ダウマンの左足のボレーは、マニングが足元に飛び込んでCKに逃れています。

アルテタ監督が動いたのは60分。ルイス=スケリー、ウーデゴーア、ジェズスを下げ、カラフィオーリ、ノニ・マドゥエケ、ギョケレスを投入しました。いつもよりチェックが緩かったガブリエウも、このタイミングで代えたかったはずですが、サリバのほうがリスクが高かったのでしょうか。61分のシエンザのミドルはクロスバーにヒットし、ゴール裏に抜けていきました。

アーセナルが追いついたのは68分。ガブリエウの縦のスルーパスでカイ・ハヴェルツが左から抜け出し、GKを引き付けて折り返すと、ギョケレスが右足のインサイドで右隅に収めました。アウェイチームにアクシデントが発生したのは70分。ピッチに座り込んだガブリエウは、左膝を痛めたようです。代わって入ったサリバが右で、モスケラは左にまわっています。

79分、カイ・ハヴェルツに代わってズビメンディ。84分のダウマンのミドルは、ペレツが右にダイブして外に弾き出しました。ショートコーナーから、ノニ・マドゥエケのパスを受けたマルティネッリのシュートは左にアウト。85分に右からフェローズが中に持ち込んだとき、中央のマークがずれており、途中出場のラリン&シェイ・チャールズがフリーでした。

サリバはフェローズに気を取られ、ラストパスがシェイ・チャールズへ。右足のシュートにベン・ホワイトは足を出せず、左のポストの内側を叩いたボールがネットを揺らしました。ノアゴーア、ズビメンディ、モスケラが揃ってボールを見てしまい、戻りが遅れたのが致命的でした。92分のカウンターで左から仕掛けたマルティネッリは、コントロールショットがGKの正面です。

直後のノニ・マドゥエケの一撃は、クロスバー越え。主力4人を欠いたアーセナルは今季初の連敗で、3冠という野望は潰えました。ガブリエウは前半から体のキレを欠き、ノアゴーアは攻守ともに曖昧なプレイが多く、ウーデゴーアはいかにも久々の実戦でした。ルイス=スケリーは、これが今季のラストゲームとなるかもしれません。

平場で勝ち続けて急成長を遂げた馬が、休み明けのGIホースを直線でねじ伏せたような一戦。プレミアリーグのクラブと戦わずにベスト4に進むチャンスを逃したのは痛恨ですが、4月末に貴重なお休みを取れることになりました。気持ちを切り替え、リスボンに向かうしかありません。スポルティングCPとのアウェイゲームも、先発メンバーに注目です。


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