イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

9人めの戦線離脱は足を痛めた主将ヘンダーソン!満身創痍のリヴァプールに願うこと。

ヴィルジル・ファン・ダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ジョー・ゴメス、アンディ・ロバートソン、ファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、モハメド・サラー。並んでいる名前は、日曜日に開催されるプレミアリーグ9節の先発メンバーではなく、ユルゲン・クロップ監督を悩ませている戦線離脱者たちです。

昨日行われたUEFAネーションズリーグ・リーグA2のベルギーVSイングランドが終わった後、最終ラインが全員記された忌まわしいリストに、さらなるメンバーが加わってしまいました。ハーフタイムにハリー・ウィンクスに後を譲ったジョーダン・ヘンダーソン。大事を取らせたガレス・サウスゲート監督は、「筋肉に張りがあった」とコメントしています。

2点のビハインドを背負った試合で、難しい判断を迫られたイングランド代表の指揮官は、「プレイを続行できないと感じたが、ハムストリングに問題を抱えているのかどうかは確信が持てなかった」とのこと。今季プレミアリーグで6試合に出場しているリヴァプールのキャプテンは、イギリスに帰国した後、診断を受けると伝えられています。

11月8日のマンチェスター・シティ戦で、アーノルドがふくらはぎを痛めた後、10日もしないうちに4人が続々とリタイア。コロナウイルスの感染テストで陽性となったサラーは、次節のプレミアリーグを欠場することが決まっており、ハムストリング痛と報じられたロバートソンの出場も疑問視されています。

危機的状況となったリヴァプールですが、次節でぶつかるレスターも負傷者続出に悩まされているチームです。ウィルフリード・デンディディ、チャグラル・ソユンチュ、ティモシー・カスターニュ、リカルド・ペレイラ、ウェズリー・フォファナ、ダニエル・アマーティー。プレミアリーグ首位と3位の直接対決は、両者ともにカラバオカップ3回戦のようなメンバーで戦うゲームとなってしまいそうです。最終ラインのレギュラークラスが、ジョニー・エヴァンスとジョエル・マティプのみとなれば、壮絶な撃ち合いとなるかもしれません。

コンディショニングが難しかった短いプレシーズンと、例年より5週間短縮となったタイトなスケジュール。CLやELで戦うビッグ6の監督たちが、大陸では継続されている5人交代制を要求する気持ちはよくわかりますが、選手層が薄い中小クラブが強硬に反対するため、ルール変更は実現しないでしょう。昨季プレミアリーグ王者は、背骨と両翼を抜かれたままで、試合が詰め込まれている年末年始に突入することになりそうです。

プレミアリーグでのホームゲームで63試合無敗(52勝11分)という素晴らしい記録を継続しているリヴァプールが敗れるときは、ピッチの上にベストメンバーが揃っていてほしいと願っていました。ベストメンバーが全力で戦い、それでも敗れたのだ、と。レスター戦後のアンフィールドは、ウルヴス、トッテナム、WBA。直近のホーム30試合を29勝1分という驚異的な数字で駆け抜けた素晴らしいクラブが、無残な敗戦で記録を途絶えさせるシーンを見なくてすむことを切に願っています。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“9人めの戦線離脱は足を痛めた主将ヘンダーソン!満身創痍のリヴァプールに願うこと。” への2件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ヘンドも軽症であることを祈りたいです。
    いつも選手の状態を把握しているクラブとは違い
    代表は短期での活動ですから中々把握するのも難しいのかもしれませんね、、、。ただ、サウスゲートの代表チームは判断が毎度遅すぎる感があります。
    苦境を乗り切るのもレッズの伝統と捉えてレスター戦に臨みます。

  2. アイク より:

    更新ありがとうございます。
    その通りですね。リーグ戦ホーム無敗記録が途絶えたら受け入れ難い状況です。ただでさえ無観客のためホームアドバンテージの薄れた今季に、レギュラー級9人離脱。むしろ、これだけ条件が揃っても負けないアンフィールドのレッズをぜひ観たいです。

    この怪我人続出をヘビーメタルフットボールやメンバー固定の代償と見る向きは妥当でしょうか。近年は前線にもオプションを持ち、昨年末は見事なローテーションで超過密日程を無敗で乗り切りました。戦術もゲーゲンプレス一辺倒では無く、持たされても崩せる多彩な戦術のチームになりました。それなのに、ですよ。。

アイク へ返信するコメントをキャンセル