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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

3年トータルで今年のアーセナル以下…補強しないクロップ王国はトロフィーを奪還できるのか?

アーセナルは、プレミアリーグTOPの1億5680万ポンド(約238億円)を投じて6人のヤングスターを獲得。マンチェスター・ユナイテッドも、ジェイドン・サンチョ、ラファエル・ヴァラン、クリスティアーノ・ロナウドに1億3370万ポンドを費やしました。マンチェスター・シティとチェルシーは1点豪華主義で、ジャック・グリーリッシュとロメウ・ルカクの獲得に、これまでのプレミアリーグレコードを超える額を支払っています。ライバルたちが派手な補強を繰り広げるなかで、トロフィーの奪還をめざしているはずのリヴァプールは…。

イブラヒマ・コナテに3600万ポンド、以上。

ジニ・ワイナルドゥムとシェルダン・シャキリが抜けた穴を埋めようとする気配はなく、ハリー・ウィルソンとマルコ・グルイッチも売却。トレント・アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、アリソン・ベッカー、ヴィルジル・ファン・ダイク、ジョーダン・ヘンダーソンといった主力との契約延長に明け暮れる独自路線を貫きました。

CBの大量離脱さえなければ、プレミアリーグもチャンピオンズリーグも勝てるというのでしょうか。「得意なことを伸ばし、そうではないことをなくせば勝てる」。ユルゲン・クロップ監督は、強化する手段は新戦力の獲得だけではないと主張しています。

アリソン・ベッカーの獲得が王国建立の仕上げだったかのように、近年のレッズは補強費用を抑えています。2019-20シーズンの夏は、ゼップ・ファン・デン・ベルフとハーヴェイ・エリオットという将来投資のみ。冬に獲得した南野拓実は、725万ポンドというバーゲン価格でした。2020-21シーズンのツィミカスとチアゴ・アルカンタラは2000万ポンド以下で、ディオゴ・ジョッタの4100万ポンドが唯一のぜいたくなお買い物です。

3シーズントータルで、1億3000万ポンド。この夏のアーセナルに満たない額で、プレミアリーグ制覇と3位という戦績を残しています。「リヴァプールエコー」によると、マイケル・エドワーズとユルゲン・クロップが現在のスカッドを構築するために使った費用は5億3200万ポンド。8億2900万ポンドを投じたペップより、3億ポンドも安上がりです。3億ポンドがピンとこなければ、ええと、ノリッジ6個分。…すみません。「東京ドーム〇個分」「タバコと同じサイズ」より、わかりにくい例えを使ってしまいました。

アーセナルのスカッドが5億2200万ポンドといえば、エドワーズ&クロップのコストパフォーマンスのよさを感じてもらえるでしょうか。それにしても、ストイックです。「シャキリがいなくてもエリオットが成長すればOK」「ワイナルドゥムの穴は、ナビ・ケイタ&チェンバレンの覚醒とチアゴのフィットでカバー」と考えているのでしょう。

プレミアリーグ開幕からの3試合は2勝1分。10人のチェルシーから3ポイントを奪えなかったのは悔やまれますが、まずまずのスタートといっていいでしょう。ファン・ダイクとジョー・ゴメスが復帰した王国は、再び栄えるのか。新たな戦力で組織を活性化するよりも、チームの背骨をできるだけ長くキープするほうを選んだクロップ監督のマネジメントに注目しましょう。契約延長祭りは続行。次はサラーかマネですね!


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“3年トータルで今年のアーセナル以下…補強しないクロップ王国はトロフィーを奪還できるのか?” への3件のフィードバック

  1. とと より:

    シウヴァ?アルカンタラ!

    • makoto より:

      ご指摘ありがとうございます。手が滑りました。訂正させていただきました。

  2. アイク より:

    いや〜ホント同意です。
    メンタルの強い選手が集まってますが、ボスが1番の強心臓かもしれません。
    獲りにいった結果の「我々には強力なスカッドが〜」と違って(※それはそれで潔くて好きですが)、
    今のメンバーで戦える!または、戦うぞ!という判断は、常に結果を求められるビッグクラブの監督の立場でなかなか出来ることではないと思います。経営陣との強い信頼関係も背景にあるのかもしれませんが、何にせよ今年勝ったらますます尊敬しますよ。

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