バルセロナ相手に4発圧勝!リヴァプールのショートカウンターに要注意!
「You’ll Never Walk Alone」が響き渡るウェンブリーの空気は、紛う方なきレッズのホームグラウンド。開始早々にロングボールをマネがおさめ、ララナとのワンツーでペナルティエリア右から抜け出しグラウンダーのラストパス。クリアを拾って足を出したワイナルドゥムのボレーは左に外れましたが、試合の結末が予感されるようなアグレッシブな攻撃でした。15分のララナのインターセプトには、背筋がぞくぞくしました。自陣でカマラへのバックパスを猛然とさらってそのままフルスロットル。ドリブルで中央に上がったララナは右にいたフィルミーノを使い、リターンを受けると今度は中に侵入したマネに「そのまま打て」と優しいラストパス。ワントラップで右足を振り抜いたサネのシュートにテア・シュテーゲンは反応できず、あっという間に1-0です。
結果がワンサイドになったのは、ここからのバルサのフィニッシュをミニョレが冷静に止めたからでもあります。23分、スアレスのダイレクトパスで抜け出したメッシのシュートは、ミニョレが左足に当ててポストにヒット。29分のアルダ・トゥランのミドルもGKが足で弾き、こぼれ球にいち早く反応したミルナーがクリア。バルサは自分たちの時間帯をゴールに結びつけることができませんでした。32分、ゴールキックに競り勝って中に持ち込んだコウチーニョのミドルはバーの上。40分にムニエのクロスでフリーになったスアレスは、ミニョレの果敢な飛び出しにコースを失い、強いシュートをCKに逃れられてしまいます。このシーンは、ミルナーが中に絞ってスアレスを見なければなりません。左サイドの守備については、戦いながら修正していく必要があります。
前半を1-0で折り返したリヴァプールは、後半の立ち上がりに追加点を決めました。47分、ハーフタイムに入ったオリギのヒールパスでマネが完全に右サイドを崩すと、ニアに走り込んだヘンダーソンにぴったりのラストパス。シュートはマスチェラーノに当たってゴールに転がり、オウンゴールとなりましたが、マネのアシスト、キャプテンのゴールと記録したい美しい攻撃でした。その1分後、スチュワートが敵陣でボールを奪取し、縦パスを受けたオリギが単独で突破してGKの足元を抜いた3点めは、これぞクロップサッカー。52分のカウンターもまた、今季プレミアリーグにおけるレッズの戦い方のひとつでしょう。ブスケツからメッシに出たショートパスに、マネとワイナルドゥムが襲いかかりカット。前線に出たボールをオリギが落とすと、ダイレクトで蹴ったスチュワートのスルーパスが高いラインを切り裂き、一瞬でフィルミーノがGKと1対1。11番の焦ったシュートは右に外れてしまいましたが、落ち着いて左にもうひとつ持っていれば、この速攻もゴールシーンになってたでしょう。レッズのアグレッシブな守備に、バルサはことごとくやられてしまい、自らのペースに持ち込ませてもらえません。
71分、右サイドのマネが2人を抜き去り左足でシュート。バルサの反撃に対してレッズの守備陣は中央を固め、シュートはことごとくDFがブロックしています。92分、とどめの1発は、これも直線的な速攻でした。ハーフライン付近で競り合ったボールがオリギに出ると、ドリブルでの中央突破はカットされるも、このボールを拾ったマルコヴィッチがセンスあふれる浮き球を左のグルイッチへ。期待の16番がヘディングでGKの頭越しにループシュートを決め、望外の4-0でタイムアップです。素晴らしい、リヴァプール。ショートカウンターの切れ味は抜群です。クロップ監督のオリギへの高評価も、ワイナルドゥムのスピード獲得も、ベンテケやジョー・アレンを不要としたのも、この試合を見せられれば黙ってうなずくしかありません。プレミアリーグ開幕戦で激突するアーセナルは、急造CBコンビで彼らを止められるのでしょうか。うーん、強い。今季のレッズを欧州で見られないのがとにかく残念です。
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更新お疲れ様です。
今季のレッズに期待を膨らませざるおえない完勝でした。
マネはシーズン2ケタどころかエース級のパフォーマンスでした。
ワイナルドゥム、クラヴァンも納得のプレーで期待できます。
補強とプレシーズンのトレーニングで昨季の弱点を完璧に修正できたと思わせる一戦でした。
ただ、ミルナー、ロヴレン、スタリッジの怪我が気になります。
クオリテティはあがりましたが層が薄いDFラインと、スタリッジの怪我は未だに懸案事項ですね。
特にスタリッジはそろそろ決断せねばならない時期かもしれません。
開幕はフィルミーノとオリジで十分かと思いますが、今シーズンは20得点できるプレーヤーが現れるかがレッズの明暗を分けそうです。
しかし、少なくとも来季のヨーロッパ、あわよくば今季のタイトルを匂わせる上々の仕上がりかと思います!
更新ご苦労様です。
多少コンディションの差があるのでディスカウントは必要でしょうが、クロップが目指すフットボールが展開できたのではないかと思います。
CBですがクラヴァンの加入は大きいと改めて感じました。相手がバルサであろうともボール処理は冷静ですね。
ハムストリングが心配されたモレノも戻ってきて安心しましたが、依然このポジションは薄いですね。何とか補強をして欲しいところです。俄然開幕戦が楽しみになってきました!しかし数時間後にはマインツ戦ですよね?メンバー変えるとはいえ強行すぎです(苦笑)
マネとカリウス、特にクラヴァンが大きいです。サコと違いトラップが上手く、瞬時の判断も速くて正確でロヴレンと違いドリブルまで上手い。ロヴレンは左に置くと落ちるのでコンビ継続希望です。SBもミルナー、クライン、モレノのパス回しが良かったです。相変わらずモレノはディレイせずにピンチ作ってるので、出来たら1人良いSB欲しいですね。後はカリウスが早く帰ってくる事を祈るばかりです。
優勝争いもトッテナムとマンチェスターの2チームに僅差で続く4番手として戦えるスカッドになったと思います。ただ、金がないローマがファシオとファンを取り、ヴェルメーレンまで取ればマノラスとリュディガーが市場に出そうでアーセナル、チェルシーとCBに課題を抱えるチームの巻き返しも考えられます。目が離せないシーズンになりそうですね!
私はチェルシー、ミラン、バルサ戦しか観ていないのですが、試合を観た感じクラヴァンの活躍が印象的ですね
ネット等でも好意的な意見が多いです
今の御時世にたった£4.2mで取った30歳の選手に大して期待を持っていなかったというギャップもあるのでしょうが…
もしかしたら今シーズン一番の当たり補強なのかも?…まだシーズンが始まってもいないのに大げさにも程がありますね。
タダで獲得したマティプ、彼の方はプレーをまだ観ていないのでなんとも言えないですがもしかしたらもしかしたら、今シーズンは守備にも期待出来るのでしょうか。欲を言えば左SBにモレノ以外の選択肢を新しく用意して欲しいですけれど。
私はチェルシー、ミラン、バルサ戦しか観ていないのですが、試合を観た感じクラヴァンの活躍が印象的ですね
ネット等でも好意的な意見が多いです
今の御時世にたった£4.2mで取った30歳の選手に大して期待を持っていなかったというギャップもあるのでしょうが…
もしかしたら今シーズン一番の当たり補強なのかも?…まだシーズンが始まってもいないのに大げさにも程がありますね。
タダで獲得したマティプ、彼の方はプレーをまだ観ていないのでなんとも言えないですがもしかしたらもしかしたら、今シーズンは守備にも期待出来るのでしょうか。欲を言えば左SBにモレノ以外の選択肢を新しく用意して欲しいですけれど。