2024.10.04 リヴァプールの話題
開幕から9戦8勝はクラブレコード!国内も欧州も好調のリヴァプールは、タイトルに手が届くのか?
チャンピオンズリーグのプレミアリーグ勢は、2節を終えて6勝2分と無敗続行中。初戦はドローだったアーセナルはパリを2-0で下し、マンチェスター・シティはスロヴァン・ブラチスラヴァに0-4の圧勝でした。リヴァプールとアストン・ヴィラは連勝スタート。バイエルンを下したヴィラもさることながら、ミランとボローニャを連破したレッズの好調ぶりが目を引きます。
ボローニャ戦が証明したのは、モー・サラーがチームに不可欠な存在であるということです。11分の先制ゴールは、中央にいたダルウィン・ヌニェスのパスを受けたサラーのクロスが決め手です。左足でトラップし、当たり前のようにファーに浮かしたボールは、裏に出されたポッシュもGKスコルプスキも出られない完璧な弾道でした。
左足で押し込んだのは、来ると信じてDFの間に突っ込んできたマック・アリスター。彼もまた、アルネ・スロットの新チームの軸として欠かせないプレーヤーです。リードしたレッズは、ボローニャの猛攻を受ける時間帯もありました。しかしヒヤリとさせられたのは、ファーの3人にラインの裏を取られた31分のセットピースと、ポストを叩いたエンドイエのボレーぐらいです。
ハーフタイムは1-0。ショボスライとダルフィン・ヌニェスが決定機を活かしてくれれば、余裕をもってゲームを進められたはずです。55分の右からのクロスがファーに流れ、オルソリーニが左足で合わせたピンチは、アリソンが体を張ってブロック。これがボローニャの最後のオンターゲットでした。
ようやく追加点が決まったのは、75分。きっかけは、ファン・ダイクがジョッタに通した縦のボールでした。ショボスライ、サラーと右につながり、小刻みなタッチでミランダをかわしたエースが中央に入って左足一閃。左のサイドネットが揺れた瞬間、アンフィールドで滅法強いホームチームの勝利が決まったといっても過言ではないでしょう。
開幕から公式戦9試合で8勝は、クラブレコード。サラーのゴール&アシストの2ケタ到達も、リヴァプールの最速記録です。9試合6ゴール5アシストのレフティがゴールに直接絡まなかったのは、唯一の敗戦となったノッティンガム・フォレスト戦と、サンシーロのミラン戦のみ。何年も前から、スピード勝負はしなくなっている32歳のウインガーに、衰える気配はありません。
最高に近い滑り出しとなったリヴァプールは、ビッグタイトルに手が届くのか。この問いに対しては、「プレミアリーグで全試合出場の8人が、最後まで元気なら可能性あり」でしょうか。アリソン、ファン・ダイク、アーノルド、ロバートソン、フラーフェンベルフ、マック・アリスター、ショボスライ、サラー、ルイス・ディアス。とりわけ重要なのは、中盤の3人です。
スロットがなぜ成功しているのかと聞かれたら、最初に挙げたい理由は、「中盤の3人が、最も強みを発揮できるポジションと役割を与えられているから」。アンカーでは窮屈そうにプレイしていたマック・アリスターは出没するエリアが広がり、フラーフェンベルフとの上下のスイッチはスムーズです。
クロップ体制では8番だったショボスライは、10番にコンバート。決定機に絡むプレイが少ないのが課題ですが、サラーとアーノルドに次ぐチーム3位のチャンスクリエイト10回は、今後に期待を抱かせる数字です。目下の問題は、サブの選手たちが彼らの代役をこなせそうにないこと。遠藤航に、フラーフェンベルフの推進力を求めるのは酷でしょう。
カーティス・ジョーンズはチームに必要ではあるものの、マック・アリスターのような攻守のバランスは期待しにくい選手です。ショボスライの不在は、エリオットとガクポで何とかなりそうですが、中盤センターの層の薄さは大いに気になります。ビッグタイトルをめざすなら、冬の補強は必須ではないでしょうか。
とはいえ初年度は、TOP4フィニッシュなら合格点で、勝負は来季以降なのかもしれません。新監督の次なる仕事は、サブの選手を活用したいくつかのオプションの確立です。八方美人のプレミアリーグファンとしては、サラー、マック・アリスター、フラーフェンベルフ、ファン・ダイクらの無事を祈りつつ、9戦で4失点の守備と切れ味鋭い速攻を堪能することとしましょう。
ボローニャ戦が証明したのは、モー・サラーがチームに不可欠な存在であるということです。11分の先制ゴールは、中央にいたダルウィン・ヌニェスのパスを受けたサラーのクロスが決め手です。左足でトラップし、当たり前のようにファーに浮かしたボールは、裏に出されたポッシュもGKスコルプスキも出られない完璧な弾道でした。
左足で押し込んだのは、来ると信じてDFの間に突っ込んできたマック・アリスター。彼もまた、アルネ・スロットの新チームの軸として欠かせないプレーヤーです。リードしたレッズは、ボローニャの猛攻を受ける時間帯もありました。しかしヒヤリとさせられたのは、ファーの3人にラインの裏を取られた31分のセットピースと、ポストを叩いたエンドイエのボレーぐらいです。
ハーフタイムは1-0。ショボスライとダルフィン・ヌニェスが決定機を活かしてくれれば、余裕をもってゲームを進められたはずです。55分の右からのクロスがファーに流れ、オルソリーニが左足で合わせたピンチは、アリソンが体を張ってブロック。これがボローニャの最後のオンターゲットでした。
ようやく追加点が決まったのは、75分。きっかけは、ファン・ダイクがジョッタに通した縦のボールでした。ショボスライ、サラーと右につながり、小刻みなタッチでミランダをかわしたエースが中央に入って左足一閃。左のサイドネットが揺れた瞬間、アンフィールドで滅法強いホームチームの勝利が決まったといっても過言ではないでしょう。
開幕から公式戦9試合で8勝は、クラブレコード。サラーのゴール&アシストの2ケタ到達も、リヴァプールの最速記録です。9試合6ゴール5アシストのレフティがゴールに直接絡まなかったのは、唯一の敗戦となったノッティンガム・フォレスト戦と、サンシーロのミラン戦のみ。何年も前から、スピード勝負はしなくなっている32歳のウインガーに、衰える気配はありません。
最高に近い滑り出しとなったリヴァプールは、ビッグタイトルに手が届くのか。この問いに対しては、「プレミアリーグで全試合出場の8人が、最後まで元気なら可能性あり」でしょうか。アリソン、ファン・ダイク、アーノルド、ロバートソン、フラーフェンベルフ、マック・アリスター、ショボスライ、サラー、ルイス・ディアス。とりわけ重要なのは、中盤の3人です。
スロットがなぜ成功しているのかと聞かれたら、最初に挙げたい理由は、「中盤の3人が、最も強みを発揮できるポジションと役割を与えられているから」。アンカーでは窮屈そうにプレイしていたマック・アリスターは出没するエリアが広がり、フラーフェンベルフとの上下のスイッチはスムーズです。
クロップ体制では8番だったショボスライは、10番にコンバート。決定機に絡むプレイが少ないのが課題ですが、サラーとアーノルドに次ぐチーム3位のチャンスクリエイト10回は、今後に期待を抱かせる数字です。目下の問題は、サブの選手たちが彼らの代役をこなせそうにないこと。遠藤航に、フラーフェンベルフの推進力を求めるのは酷でしょう。
カーティス・ジョーンズはチームに必要ではあるものの、マック・アリスターのような攻守のバランスは期待しにくい選手です。ショボスライの不在は、エリオットとガクポで何とかなりそうですが、中盤センターの層の薄さは大いに気になります。ビッグタイトルをめざすなら、冬の補強は必須ではないでしょうか。
とはいえ初年度は、TOP4フィニッシュなら合格点で、勝負は来季以降なのかもしれません。新監督の次なる仕事は、サブの選手を活用したいくつかのオプションの確立です。八方美人のプレミアリーグファンとしては、サラー、マック・アリスター、フラーフェンベルフ、ファン・ダイクらの無事を祈りつつ、9戦で4失点の守備と切れ味鋭い速攻を堪能することとしましょう。
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