CL出場権をめざすリヴァプール最大の難関!セットピースの王者WBAに勝つための3つのポイント
一方、上位対決を無敗で走り抜けたリヴァプールにとって、「主力不在」「アウェイ」「相手はセットピースからのゴール数TOP」と三重苦のWBA戦は最大の難関でしょう。クリスタル・パレス、ワトフォード、サウサンプトン、ウェストハム、ボロと下位との試合しか残っていないなかで、8位につけているピューリス監督のチームは最上位。プレミアリーグ27試合13ゴールとチームを牽引していたサディオ・マネ、パス本数リーグNo.1の主将ヘンダーソン、代えが効かないララナと3人の主力を欠くクロップ監督は、どんな戦い方を選ぶでしょうか。要注意はセットピースです。WBAがプレミアリーグで積み上げた39ゴールのうち、19ゴールまでをプレースキックから決めており、CKからの14発とともにリーグ最多です。片やレッズのCKからの失点は、TOP6で最多の6。サロモン・ロンドン、シャドリ、マット・フィリップスらの仕掛けにむやみに下がってCKを与えれば、ドーソンにヘッドを2発叩き込まれて完敗したアーセナルと同じ道を歩くことになりかねません。
前節のストーク戦で3-5-2という苦肉の策を講じたクロップ監督は、正しい選択ではなかったと認めたうえで、「南米との往復で疲れていたフィルミーノとコウチーニョの身体的な数値を取ったら、30分しか使えないことがわかったから」と語っていました。1週間の休みがあった今回は、彼らを頭から投入してくるでしょう。オーソドックスなサイド攻撃を仕掛けてくるWBA相手に、ミルナーとナサニエル・クラインの裏が空きやすくなる3バックはやめたほうがいいと思います。エムレ・ジャンとワイナルドゥムがロングフィードやサイドチェンジの供給源となるリヴァモアとフレッチャーをつぶし、ウイングとSBでサイドの選手を敵陣に押し込むことができれば、守備力で勝ってきたWBAにゴールを許す可能性は激減します。
…と、いろいろ思いを巡らせれば、日曜日の試合はクリスタル・パレスがアーセナルに3-0で勝ったゲームと同様に、弱者の戦術に強者がどう対応するかがポイントとなる見応えのある一戦となりそうで、今からワクワクします。ウインガーのように上がるベジェリンとモンレアルの裏のスペースが狙いどころとみたサム・アラダイスは、ベンテケにロングボールを当ててサイドのタウンゼントとザハに展開する戦い方で、ガナーズに完勝しました。「リヴァプールに対するホーム無敗の記録を続けたい」と語るピューリス監督は、奇をてらった戦術は持ち込まないと思われますが、アラダイス監督と同じく攻めどころを明確にしてくるでしょう。おそらく、ターゲットは本職のSBではないミルナー。マット・フィリップスにボールを集め、レッズの左サイドを執拗に狙ってくるのではないでしょうか。
リヴァプールが勝つためのポイントは、「できるだけ前で奪う」「パスの出どころを抑える」「ラインを下げ過ぎない」こと。今季プレミアリーグの前半戦を席巻した「走るレッズ」を続けられれば、ピューリス監督に白旗を揚げさせることができるのではないかと思います。キックオフは明日のランチタイム、日本時間では21時30分。普段両チームの試合を観ない方にも、おすすめしたくなる一戦です。お時間があれば、ぜひ。おもしろいですよ!
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更新ご苦労様です。
バギーズのホームで相手監督はピューリスと色々と
悩ましいゲーム前です。今節は休養十分でしょうから、ブラジリアンコンビとジニ&チャンそしてオリギに期待したいです。前半先制点を取りさえすれば、レッズのゲームが展開できると信じてます。
Mackiさん>
先制点、重要ですね。「ミニョレをほめなくてもすむゲーム」になるといいですね。
マンUファンでありながらリヴァプールの面白い記事いつもありがとうございます。
フィルミーノが出場できないニュースがちらほらと聞こえてきてますね。傷だらけのレッズのスタメンどうなることやら。クロップの采配楽しみしみながら、最大限の応援をしたいです。
こないだユナイテッドとWBAの試合を観戦して思ったのはサイドを圧倒し、ミドルシュートを沢山打ち、相手のディフェンスラインを引き出すのが効果的かと。ユナイテッドはポグバもエレーラもイブラヒモビッチもいなかったのでミドルシュートが少なかったですが、リバプールにはコウチーニョがいますし、コウチーニョを警戒して前に出てきたディフェンスラインの裏をフィルミーノやオリギが抜け出してシュートを打てれば勝機は十分あるかと思います。
本音は負けて欲しいですが…笑笑