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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ゴールは多いが勝ち点は…!? 「BBC」がアンフィールド50試合のクロップを総括!

「ユルゲン・クロップは、彼のチームが”ヘヴィ・メタルサッカー”をするのが好きだといっていた。プレミアリーグにおける彼の50回めのホームゲームは、ワトフォードをボコボコにして5-0大勝。この数字は、ドイツ人がアイアン・メイデンのコンサートよりも多くのエンターテインメントをアンフィールドにもたらしていることを示している」。イギリスメディア「BBC」は、ユルゲン・クロップ監督のチームがアンフィールドでいかにゴールを奪っているかを紹介しています。ラファエル・ベニテス時代の最初の50試合は1試合平均1.76。ブレンダン・ロジャースは2.06で、2015年10月にプレミアリーグにやってきたクロップ監督は2.22。「BBC」がいうとおり、クロップ監督になってからのレッズのサポーターは、1枚のチケットでより多くの歓喜を手に入れていることになります。

ゴールを目撃することが最大の価値であれば、クロップバンザイなのですが、「BBC」はこんなデータも紹介しています。勝利数を見ると、ベニテスの37、ロジャースの30と比べてクロップは28と最も低い…。なるほど。ちなみに昨季プレミアリーグのリヴァプ―ルは、アンフィールドでは12勝5分2敗で5位。17勝2分という圧倒的な強さを誇ったトッテナムに勝ち点で12も離され、17勝2敗だったチェルシーに加えてアーセナルとエヴァートンにも上にいかれています。今季のレッズはここまでホーム無敗ではあるのですが、首位マンチェスター・シティの14勝1分に対して10勝6分と勝ち切れず。バーンリー、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、エヴァートン、WBA、トッテナムと、堅守速攻のチームやベタ引きのチームを崩せず、ドローに持ち込まれる試合が目立っています。

マンチェスター・シティはホーム15試合で51ゴール10失点、レッズは16試合で38ゴール10失点。敵地ではプレミアリーグ首位チームが34ゴール10失点で、3位チームはアウェイ最多の35ゴール&リーグ10位の24失点。アンフィールドで引かれたときのオプションを獲得し、敵地でよそ行きのフットボールに陥り失点を重ねる癖を改善できれば、レッズは首位に迫れるでしょう。

ライバルクラブを見てみると、マンチェスター・ユナイテッドはホームで7失点しかしておらず、マン・シティに次ぐ12勝を挙げているのが2位に上がった原動力。スパーズ、レッズ、マン・ユナイテッドはアウェイゲームで8勝3分4敗で並んでおり、ホームにおける取りこぼしの数で順位が決まっています。アーセナルが敵地で3勝4分8敗と信じられない戦績になっているのは、リーダーシップ不在の証なのではないでしょうか。ホームでは11勝2分2敗でレッズと1ポイント差の4位に食い込んでいるだけに、ボーンマスやワトフォードを下回るアウェイの不振が悔やまれます。

プレミアリーグ再開まであと3日。セルハースト・パークでクリスタル・パレスと当たるリヴァプールは、ベンテケへのハイボールでずるずる引かされることなく、敵陣で奪ういつものサッカーでチャンピオンズリーグ出場権獲得の足場を固めていただければと思います。

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