公式戦3戦勝利なし&プレミアリーグ2戦連続ノーゴール…リヴァプールが勝つために必要なこと。
アンフィールドでローマに5-2で快勝した後の3試合は、1分2敗。プレミアリーグ35節のWBA戦のドローは、前後にマンチェスター・ユナイテッドとトッテナムが敗れているのをみれば、そんなこともあると笑ってやり過ごせますが、37節のストーク戦の沈黙は想定外でしょう。マネ、ミルナー、ロバートソンを休ませたとはいえ、1月以降のプレミアリーグで11戦連続勝利なしと絶不調のチーム相手に、アンフィールドで0-0は不覚でした。
ローマで戦ったCL準決勝セカンドレグは、3点のアドバンテージがあったから許された冷や汗の4-2。ナインゴランのミスを拾って決めたショートカウンターと、ジェコのヘッドがフリーのワイナルドゥムに流れてきた幸運なゴールは、レッズらしい素晴らしいアタックと手離しで称賛できるものではありませんでした。チェルシー戦は、3トップを完全に封じられて0-1完敗。ここ2試合のプレミアリーグでは、アルベルト・モレノとアレクサンダー・アーノルドをインサイドMFで起用し、手薄な中盤をフォローさせましたが、いずれの試合もノーゴールと成功したとはいえません。
気になるのは、3トップの連携で崩すシーンが減っていることと、中盤の押し上げが弱いことです。遠めからでも思い切りよく狙ってくるエムレ・ジャン、周囲を使えるララナ、ドリブルとプレスが冴えるチェンバレンと、攻撃面での貢献度が高いMFの不在は、3トップから余裕を失わせているのではないかと思われます。レアル・マドリード戦は、右サイドが弱い守備陣にクリスティアーノ・ロナウドとマルセロの完封は望めそうもありません。2-1、3-2、4-2で勝つことを考えれば、前からのプレスの強度と、3トップを有利にさせるための中盤の流動性は不可欠でしょう。チャンピオンズリーグレコードのシーズン9アシストを達成したミルナーと、消極的なパスが増えているワイナルドゥムが、いかに前に出られるかが最後の2試合の重要ポイントです。
プレミアリーグで56発、チャンピオンズリーグでは全盛期のBBCを凌駕する29発を決めている3人が、フレッシュな状態で試合に臨むためには、水曜日にチェルシーと対戦するハダースフィールドのアシストを仰ぎたいところです。レッズらしいフットボールで、世界王者の大会3連覇を阻止するのか。2試合とも落とすという信じられない失速で、EL出場権を押し付けられてシーズンを終えるのか。今季のプレミアリーグを代表する個性的なチームに、とにかく悔いのない試合をしてほしい私としては、ブライトン戦のスタメンと結果が今から気になります。サラーは出たのか、出たなら決めたのか、ミルナーは何分ピッチにいたのか…等々。
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更新ご苦労様です。
ご指摘の通り公式戦連敗で勝てておりません。WBAとストーク戦で勝ち点2しか取れていないのが痛いですね。
最終戦は一週間と時間があるのと、ブライトンはミッドウィークにシティ戦を経てのアンフィールドなので、このアドバンテージをしっかり活かして勝利をモノにしたいです。昨シーズンと同じような状況を自ら作ってしまうのもレッズらしいのですが、、、。
どうしても3トップが目立ってしまいますが、それも中盤の献身的な支えがあってのことですよね。チームは精密機械!1枚歯車が欠けても機能しない可能性があります。何とかしのいでCL決勝にはトップコンディションで臨んで欲しいものです。
ただでさえ苦しかった中盤の台所事情に加えてチェンバレンの長期離脱は大打撃でしたね
何とかララナとジャンが間に合ってくれることを願っています