どうした、ロリス・カリウス!プレシーズンマッチでミス連発のGKは出るのか、残るのか!?
右からのFKは、ガレス・ベイルがキエフで放ったミドルとほぼ同じ位置でした。強烈なキックではあったものの、コースはロリス・カリウスの正面。キャッチされて終わりかと思いきや、25歳の元エースGKはノーバーンの前に弾いてしまい、簡単に押し込まれて2点差に詰め寄られてしまいました。81分にも失点を喫したリヴァプールは、結局2-3で逃げ切りましたが、プレミアリーグの選手たちは勝ち負けになるとは思っていなかったでしょう。
22日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップのドルトムント戦は、1-2のままで笛が鳴ってくれればよかったのですが、93分に切り返しから左足で放ったプリシッチのシュートがロリス・カリウスの守備範囲へ。直接キャッチするのが難しければ、右に大きく弾き出したいところでしたが、中途半端なセーブはヤコブ・ブルーン・ラーセンをアシストする格好となり、イージーなダメ押しゴールを流し込まれてしまいました。
プレミアリーグ32ゴールの大エース、モー・サラーは「Stay strong Karius, it has happened to the best of players. Ignore those who hate(強くあってくれ、カリウス。ベストプレーヤーにも起こることだから。中傷してくるヤツなど無視しよう)」と同僚をフォロー。イケル・カシージャスも「カリウスへの攻撃はいつになったら終わるのか。多くのGKが批判されるけれど、世界を見渡せばもっと大きな問題があるだろう。子どもは放っておけばいい」とツイートし、プレッシャーに苛まれる若手を気遣いました。
アリソン・ベッカーの入団が、ロリス・カリウスから集中力を奪ったのでしょうか。2016年5月にリヴァプールに入団したロリス・カリウスの移籍金は470万ポンド(約7億円)。アリソンは2億円ほど高いだけで、ドイツでTOP3に入るとまでいわれたGKに対して、ブラジル人は無名でした。初年度のロリス・カリウスはプレミアリーグ10試合出場、アリソンはシュチェスニーの控え。両者の評価が完全に逆転したのは、2017-18シーズンでした。欧州でトップクラスと称賛され、6500万ポンド(約98億円)というGK史上最高額のタグが付いたアリソンに対して、今もCLのミスが話題になるレッズのGKには強気の値段は付けられないでしょう。
「まだ時間はある」と、移籍をほのめかしたロリス・カリウス。今の状態では、プレミアリーグやチャンピオンズリーグに出られる可能性はほとんどありませんが、クラブを変えればよかった頃の自分を思い出せるのでしょうか。レッズが積極的に売らないならば、踏みとどまって戦ったほうがいいのではないか…。強引な飛び出しや危険なフィードは気になったものの、あの日までのロリス・カリウスはまずまずよくやっていたと思います。モー・サラーの言葉にうなずきながら、傷心のGKの行く末を案じています。(ロリス・カリウス 写真著作者/Антон Зайцев)
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更新ご苦労様です。
心配です色々と。確かに彼のミスがある事は事実ですが、メディアやSNSではやり過ぎ感もあるのではと思います。昨シーズンは彼のおかげで躍進できた面もあるので、何とか自身回復してほしいのですが、、、。Skyのインタビューを観ても何とも心配です。。。
更新ありがとうございます。
ワールドカップでもあったように
集中力の欠如やミスはキーパーの
資質の一つだと思います。
ミスは絶対にあってはならないポジションで
何年も何度もやらかすのでは環境を変えるのが
本人のためにはいいのでは?
年もたいして変わらない同ポジションの選手が加入し
正直いくら覚醒したとしても素質の部分で
劣っているのは本人も自覚しているでしょうし
ひと昔前ならまだわからなかったかもしれませんが
キーパーに足元まで要求される現代サッカーでは
レギュラーを奪い返すのはほぼ無理でしょう。
トラウマとかイップス、そう言ったものになりかねないミスでしたからね。
自信を持って堂々と、とはなかなかいかないでしょうね。
それにしても、あの試合のセルヒオ・ラモスは未だに許せん。
リヴァプールを出ていかないという選択肢のメリットがカリウス本人にとって無いと思うのですが…
アリソンの背中を見て学べることくらいですかね?ベテランGKなら兎も角、同い年の背中をゆっくり見ていられる年でも無いと思いますが。
ミニョレがクラブを去る噂があるので、バックアッパーとしての需要はありそうですけどね。個人的にはドイツに戻って返り咲いて欲しいところです。