3試合連続無失点の立役者!ファン・ダイクの相棒ジョー・ゴメスが称賛される3つのポイント!
ここまでのレッズでMVPを選ぶとすれば、誰でしょうか。3ゴールを決めたサディオ・マネと2ゴールのモー・サラー、あるいは最初の2試合で違いを見せたナビ・ケイタ。安定感が増した最終ラインから、ファン・ダイクやアリソン・ベッカーを挙げる方もいるかもしれません。私は、ファン・ダイクを兄貴と慕う相棒のジョー・ゴメスも候補に入れたいと思います。「Joe Gomez making centre-back berth his own with Virgil van Dijk at Liverpool(リヴァプールでファン・ダイクと並び、CBとして自身の地位を築いたジョー・ゴメス)」と題した記事で、「スカイスポーツ」が21歳のCBをクローズアップしているのですが、長文のレポートを読んで最初に浮かんだ言葉は「ようやく来たか」でした。
2015年6月に、350万ポンドでチャールトンからリヴァプールに移籍した早熟の有望株は、プレミアリーグ開幕から5試合連続で先発出場という最高のスタートを切りながら、10月にU-21の試合で十字靱帯断裂という重傷を負って早々にシーズンを終えました。トレーニングに復帰するまで1年を要し、ようやくピッチに戻ってきたのは、2017年1月にプリマス・アーガイルと当たったFAカップ3回戦。2016-17シーズンはプレミアリーグ出場ゼロに終わり、昨季は再起を賭けた大事なシーズンとなりました。ジョー・ゴメスの運命を変えたのは、ナサニエル・クラインの長期離脱でした。188㎝の長身ながら器用なCBは、右SBで起用される機会を増やすことになりました。
プレミアリーグ23試合、チャンピオンズリーグ5試合出場という数字はまずまずですが、後半戦は負傷で戦線を離れることが多く、本人としては不完全燃焼だったのではないでしょうか。最後の10試合のうち3試合しか出番がなかったジョー・ゴメスは、デヤン・ロブレンやマティプが順調なら、サブのメンバーとして新シーズンを迎えていたと思われます。CB3人を次々と負傷で失ったクロップ監督は、本職は真ん中のイングランド代表を迷わずファン・ダイクの相棒に指名。後ろと左にいるワールドクラスのコーチングを受けた若いCBは、素晴らしいプレイを披露してチームのロケットスタートに貢献しました。
「スカイスポーツ」が称賛しているのは、運動量、パスの精度、デュエルの強さです。クリスタル・パレス戦ではパス成功率90%。ザハを凌駕するスピードを披露すると、ファン・ダイクとの勝負を避けるべくグレン・マレーをぶつけられたブライトン戦では、8つの空中でのデュエルにすべて勝利し、マン・ユナイテッドに完勝した元気なチームを完封しました。「彼とは非常にいい関係を作れたし、ピッチの外でも理解しあえている。それが支えになって、何かが築けるといいね」。ファン・ダイクの信頼を勝ち取ったジョー・ゴメスに、レッズ入団4年めのブレイクを期待したいと思います。今度こそ、CBとして。(ジョー・ゴメス 写真著作者/Эдгар Брещанов)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
更新有り難うございます。
レッズ、強いですねえ。ディフェンス強化で穴がなくなり下位チームとの対戦で見られた勿体ない失点、取りこぼしは今季は激減しそうですね。
でも、チェルシー、シティ、スパーズの強力な前線と対峙した時に真価が試されるでしょう。3人の監督はそれぞれ秘策を持って臨み、ゲーム中にもフォーメーションを変えて揺さぶりをかけて来ます。
直接対決がホントに楽しみです。
更新ご苦労様です。
私も真価が問われるのはBig6との対戦時だと思います。ここをやりきれば相当な自信とレベルがアップするのではないでしょうか。ただ嬉しいですね、ゴメスがここまで成長してくれたのは。
「ようやくきたか…!」
というのが率直な感想です。
ロジャーズ政権下で将来を渇望されて入団しながら、いきなり左SBをやらされて右往左往し、そして完治まで1年以上かかった重症を乗り越え、ポテンシャルの塊のような青年がここまで逞しくなりました…泣
次戦もスタメンでしょうし、天敵ヴァーディーもいないので(!)、しっかりクリーンシート達成&連勝を期待します!
怪我なく戦い抜いて経験を積めれば、いずれファンダイクに変わってディフェンスリーダーになってくれる逸材だと楽しみにしてます!