彼らはなぜ停滞したのか…「スカイスポーツ」が指摘するリヴァプールの4つの懸念。
クラブOBのジョン・バーンズとジェイミー・キャラガーの両氏は、「リヴァプールは依然としてトップにいる」「厳しいプレミアリーグではこのぐらいの停滞は起こりえる」「プレッシャーはかかっていない」と優位を主張していますが、彼らのコメントを紹介した「スカイスポーツ」は「Concerns for Liverpool(リヴァプールの懸念)」と題したレポートを掲載しています。負傷者続出によるキーマン不足と主力の疲労。セットピースにおける脆弱さ。悩めるナビ・ケイタ。不可解だったナサニエル・クラインのリリース。ジョー・ゴメス、アーノルド、デヤン・ロブレンらDF陣が戦列を離れていたレッズは、ウェストハム戦ではワイナルドゥムとヘンダーソンまで失い、クロップ監督は度重なる戦術変更を余儀なくされています。
直近の4試合を見ていて最も気になったのは、前線の運動量の低下です。フィルミーノは明らかに疲れており、パスミスが目立つようになりました。彼の存在によって実現していた厳しいプレスは影を潜め、サラーとマネが孤立するシーンが増えています。オリギ、スタリッジ、シャキリが代役を務められれば、フィルミーノをリフレッシュすることができるのですが、現状で3トップをいじるのはかなりの胆力を必要とするギャンブル。ソランケを高値でさばけた冬のマーケットで、オリギも売って新戦力を獲得する手はなかったのかと、ついつい「たられば」を考えてしまいます。前線にオプションがなく、3人を使い続けるしかないレッズより、サネを休ませることができる2位チームのほうが攻撃陣の総合力は上といわざるをえません。
マーケットといえば、ナサニエル・クラインの放出は致命的なエラーになる可能性があります。ミルナーの右サイド起用は当たっているとはいえず、マティプとの間のスペースがウィークポイントとなるシーンがしばしば見られます。前半戦では気にならなかったセットピースにおける守備は、今や最大の懸案となりました。トムキンス、マグワイア、マイケル・アントニオと3戦連続でゴールを許しており、うち2つは勝ち点をロストする直接的な原因となっています。ナビ・ケイタのアグレッシブなドリブルは魅力ですが、ボールロストの多さと守備におけるポジショニングは改善しなければなりません。中盤の守備とセットピース対策は、クロップ監督の腕の見せどころです。
ワイナルドゥム、ヘンダーソン、アーノルドが復帰すれば、レッズは安定を取り戻すでしょうか。チャンピオンズリーグが再開してミッドウィークのゲームが増えるなかで、ファビーニョの右SB起用やシャキリをサラーの後ろに配する4-2-3-1など、いくつかのオプションのクオリティを高められればベターです。最後の4試合が楽な組み合わせのチームがプレミアリーグ制覇を果たすためには、ボーンマス、マンチェスター・ユナイテッド、ワトフォード、エヴァートンと続く難敵4連戦をうまく乗り切らなければなりません。チームが自信を取り戻すための最高の良薬は、ゴールラッシュです。週末のボーンマス戦は、3トップの大爆発に期待しましょう。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
更新ご苦労様です。
確かに年明け後のレッズは、前半と比較すると心配なんだ状況ですね。辛勝となんとかドロー結果が目に付きます。
くだんのケイタですが、推進力は素晴らしいのですが、不要なボールロストやファールからの失点と言う印象があります。ここは長い目で見て本来の力が出てくると信じて待ちたいと思います。やはり弱点はSBですね。クライン放出の影響がもろに出てます。アーノルドが負傷が誤算だったかもしれませんが、、、。流石のミルナーでもやや荷が重たいかと、、、。上げたらきりがありませんが、これでも優勝するためのハードルと思ってます。毎回思いますが、CBにダイクがいて良かったと思う次第です。
今年はリバプ-ルに優勝して欲しいと思っています。相応しいチームかと。シティも素晴らしいけど、今年はクロップさん、ダイク、完璧な補強。
けど、怪我人ですね。グーナ-から言うとディアビがケガしなければ、カソルラがケガしなければ等々、ずっと言ってます。