リヴァプールに補強は不要…地元メディアによる欧州王者の戦力分析に納得!
ティモ・ヴェルナー、ニコラ・ペペ、ニール・エザリッジ、メンフィス・デパイ、アレックス・マッカーシー。これらの選手は、いずれもプレミアリーグ最強2位チームへの入団が取り沙汰された後、別のメディアによって「リヴァプールは関心を抱いていない」と否定されています。昨夏、ディールが成立する寸前で破談になったナビル・フェキルへのリトライという話も、「インディペンデント」がそのプランは存在しないといいきっています。リヨンのジャン・ミシェル・オラス会長は生え抜きのMFの移籍を認めており、4500万ポンド以上を望んでいるといわれていますが、現時点ではレッズに具体的なアクションはないようです。
地元メディア「リヴァプール・エコー」は、「Liverpool’s Premier League advantage over Manchester City, United, Tottenham Hotspur and Arsenal revealed(マンチェスター・シティ、ユナイテッド、トッテナム、アーセナルに対するリヴァプールのプレミアリーグにおけるアドバンテージをレビュー)」と題した記事でビッグ6の戦力分析を行い、この夏の補強の必要性は低いと主張しています。最もレッズをよく知るメディアが、ビッグネームは不要とするポイントを以下に列挙してみましょう。
「30歳以上のベテランはミルナー、ララナ、退団濃厚のミニョレだけで、ほとんどの選手が24歳~30歳のレンジに入っている」「アリソン、ファン・ダイク、ロバートソン、サラー、マネとワールドクラスの出場試合数が多く、軸として機能している」「ナビ・ケイタ、チェンバレン、オリギは昨シーズンよりも多くの出番が期待できる」「キ=ヤナ・フーフェル、ラファエル・カマーチョ、カーティス・ジョーンズ、リアン・ブリュースターなど有望な若手がチャンスを待っている」「9人が新しい契約締結の準備に入っており、主力の離脱がない」。あらためて整理してみるとおっしゃるとおりで、新戦力が必要なポジションはバックアッパーが手薄なGKと左SBぐらいです。
来季における最大の期待は、ウイング、WB、セントラルMFをこなせるチェンバレンという「新戦力」です。ナビ・ケイタが持ち前のゴールセンスを発揮できるようになり、チェンバレンやワイナルドゥム、ヘンダーソンとの連携のクオリティが上がれば、マンチェスター・シティより劣っていた中盤の得点力が大きく改善する可能性があります。全員がセンターフォワードとしてプレイできる3トップは稀有なユニットで、プレミアリーグどころか欧州のトップクラス。最前線でひたすら待ち続けるタイプが加わってもプラスにはならないでしょう。
ちょっとした動きでも煽ってネタにしたいメディアが、揃って否定にまわるほど何もない夏。マイケル・エドワーズは、レッズに適応しそうな選手の身辺を照会はするものの、ネクストアクションがない状態が続いているのでしょう。開幕前のレッズサポーターの楽しみは、苦しい1年を過ごしたチェンバレンやナビ・ケイタの順調な立ち上がりの確認と、次世代を担うヤングスターたちのチェックのみとなりそうです。いや、しかし…。現在のチームにいないタイプであるナビル・フェキルが4000万ポンドまで下がったら、獲ってもいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。今の空気では、地元メディアにあっさり否定されそうではありますが。
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更新ご苦労様です。
今年は最小補強で貯金の夏かもしれませんね。ついついメディアに踊らされてしまうのですが、、、笑
更新ありがとうございます。
そうですか、熟成がプレミア制覇への答えですか。
アンフィールドという欧州最強のホームアドバンテージがあったとは言え、ファンダイク抜きでバイエルンに引き分け、フィルミーノ・サラー抜きでバルサを圧倒したわけですもんね。
それでも大型補強に夢を見てしまいますが…笑