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監督ダブル解任&あの現役指揮官が移籍⁉ プレミアリーグ、2014年最後の仰天人事ニュース!

「プレミアリーグで、クリスマスまでに監督解任がなかったのは19年ぶりの快挙」とお伝えしたわずか2日後の27日、クリスタル・パレスがニール・ウォーノック監督の解任を発表。暫定監督となったキース・ミレンコーチは、ホロウェイ監督が去った2013年10月、トニー・ピューリス監督の電撃辞任が発表された2014年に続き、1年3ヵ月で3回めの監督就任という「怪挙」です。そして、プレミアリーグ前半戦が終了した29日には、WBAのアラン・アーバイン監督がアウト。こちらはアシスタントコーチのロブ・ケリー氏が暫定的に指揮を執ると伝えられており、今週中に新監督を探すとのこと。いずれも、理由はもちろん成績不振。3勝7分け9敗のクリスタル・パレスはプレミアリーグ降格ゾーンの18位。4勝5分け10敗のWBAは直近3連敗で、クリスタル・パレスと勝ち点1差の16位。1月に補強ができることを視野に入れれば、監督を代えてスタイルを一新するならこのタイミングがベストです。

エヴァートンの下部組織の責任者だったアーバインさんは、ロス・バークリーやジャック・ロドウェルを育てた功績が評価されての監督就任でしたが、今年6月の就任から半年でクラブを追われることになりました。さらにウォーノック監督のほうは、8月末からわずか4ヵ月。昨季、降格間違いなしといわれていたホロウェイ監督からバトンを受け取り奇跡的な残留を果たしたピューリス監督の後を継ぐのは、やはり大変だったようです。補強などの権限強化を求めた前監督と袂を分かつ形で新シーズンを迎えたクリスタル・パレスの監督交代は、大方の予想通り失敗に終わってしまいました。

さて、WBAの新監督は物色中として、クリスタル・パレスの後任候補には「寝耳に水」という言葉がふさわしい名前が挙がっています。250万ポンド(約4億6000万円)の4年契約という具体的な条件まで報じられているのは、ニューカッスルの現監督、アラン・パーデュー!ガーディアン、BBC、スカイスポーツが一斉に伝えたこのニュースは、クラブの公式サイトが「パーデュー監督がクリスタル・パレスと交渉に入ったので、トレーニングはアシスタントのジョン・カーヴァー氏が引き継いだ」と発表しており、十中八九、決まりでしょう。ここまで情報がオープンになれば、交渉が決裂したからハイ、元通り、とはいかないのではないでしょうか。

こうなると、ニューカッスルのほうの新監督が気になりますが、現在挙がっている名前は、8月までクリスタル・パレスを率いていたトニー・ピューリスと、現在ハル・シティの指揮を執っているスティーブ・ブルース。前者であれば、何のことはない「時間差交換トレード」。後者で決まれば、「ではハル・シティの新監督は…まさかトニー・ピューリス⁉」といった複雑怪奇かつ壮大な玉突き人事。「朝、目が覚めたら突然監督が入れ替わっていた」などというのはファンにしてみれば大変気持ち悪いお話で、喜劇あるいはSF、いやいや、もはやホラーです。

目下のところ、私の興味は、1月31日のプレミアリーグ23節、ハル・シティVSニューカッスルと、2月11日のクリスタル・パレスVSニューカッスルのベンチにあります。当地のカメラマンのみなさんには、ぜひ両軍ベンチが俯瞰できる、間違い探しのような一葉を押さえていただければと思います。うーん、年末の忙しい時期にすごいニュースに遭遇してしまいました。この話、どういう着地になるのでしょうか。やはりサッカーの世界は、何が起こるかわかりません。ピッチの中も、外も。

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“監督ダブル解任&あの現役指揮官が移籍⁉ プレミアリーグ、2014年最後の仰天人事ニュース!” への3件のフィードバック

  1. a より:

    監督が代わって、ザハの出番が減らないといいんですが。。。

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    プレミアも折り返しで解任の動きが始まりましたね。
    パーデューの「パレスとの交渉承認」が一番の驚きです。肝心の後任ですが、ピューリスの戦術は今のニューカッスルに合うのかな?と疑問を持ちます。長年パーデューが作り上げたチームなので、、、かたやブルースでも、、、と言った感じです。コロッチーニのプレイングマネージャーの話も出ているようですが、どうなんでしょうか?本人は本国へ帰りたがっているニュースがあったぐらいですから。この話を境にニューカッスルに急ブレーキがかかり以前のように降格の憂き目にならないように願いたいものです。伝統のあるチームなので。しかし欧州サッカー毎々驚かされます!

  3. makoto より:

    aさん>
    ですね…。

    Mackiさん>
    カタールからラウドルップ連れ戻し、などどうでしょう?

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