2022.03.12 監督トピックス
「誰も予想できなかった」チェルシーとオーナーについて語ったプレミアリーグの指揮官たちの言葉。
プレミアリーグが10試合開催されれば、その数日前に、すべての監督がプレスルームに呼ばれます。今週のプレスカンファレンスで、この質問を避けて通ることはできないでしょう。
「ウクライナで起こっていることを、どう捉えているのか」「チェルシーに何を思うのか」
多くの監督が、トーマス・トゥヘル監督の境遇を憂い、選手やスタッフの心情を思い、それでも乗り切らなければならないと語りました。「スカイスポーツ」のリチャード・モルガン記者がまとめた指揮官たちのコメントを紹介します。
「トーマス(・トゥヘル)と私は旧知の関係だけど、チャットを楽しむほど親しくはない。試合の前後は話すけどね。もちろん、彼と選手、チェルシーのスタッフには同情している。真の責任はウラジーミル・プーチンというひとりの男にある。一連の出来事において、ロマン・アブラモビッチがどのような役割を果たしているかは知らない。しかし、長年にわたって彼はかなり近いところにいたのだろう」
「イギリス政府が行ったことは、正しいと思う。100%、正直にいっている。でも、チェルシーの人々やサポーターにとっては、やはりクールではない。わかるよ。それでも、政府がやったことは正しい」(ユルゲン・クロップ)
「2年近く指揮を執った。13年プレイした。裏方として働く多くの友人たちが気がかりだ。チェルシーのファンは、最初からそこにいた。僕らの前にいて、後にもいてくれた。クラブにとって大変な時間だ」(フランク・ランパード)
「チェルシーには多くの友人がいる。長い間、あそこにいたからね。もちろんトーマスや選手たちには同情せざるをえない。手に負えないことが起こったのに、フットボールに集中しなければならないのだから。でも、彼らが今、それらをマネジメントしなければならないのははっきりしている」(ブレンダン・ロジャース)
「この3~4週間で起こったことは、誰も予想できなかったのではないだろうか。だから、誰かがこうした、ああしたと責めることには慎重でなければならない。このような事態は予測不能だった。そして、ロマン・アブラモヴィッチはチェルシーのオーナーだった」
「もちろんフットボールも、ヨーロッパへのガスや石油の供給も影響がある。イングランドでも、ドイツでも、他のヨーロッパ諸国でも、すべての人に影響がある。われわれにはまだ、何かがあるわけではないけど、今後数週間、数ヵ月で何の影響もなければ驚くだろうね」(ラルフ・ラングニック)
「チェルシーが置かれている状況は、非常に難しい。ロマン・アブラモヴィッチは、長年にわたってチェルシーというフットボールクラブとサポーターのために素晴らしい仕事をしてきた。本当に不幸なことだ。誰も予想していなかったし、起こりえないと思っていた。ウラジーミル・プーチンがこれを終わらせることを決断し、われわれ全員が前に進めるように願いたい」(デヴィッド・モイーズ)
「この状況をマネジメントするのはとても難しい。トーマスは、いつも見せている誠実さをもって、できる限り最善の方法を選び、関与しすぎないようにするだろう」(ミケル・アルテタ)
そしてもうひとり、自らのチームの状況と身の振り方について問われた監督の言葉も、残しておきたいと思います。ジョークを交えながら、戦う姿勢は失っていないと語ったトーマス・トゥヘル。オーナーの資産凍結が発表された夜、ノリッジに完勝したチームは、メガストアが閉鎖されたスタンフォード・ブリッジにニューカッスルを迎えます。
メインスポンサーがクラブとのリレーションを一時的に断った今、空いたスペースに平和を願うメッセージを入れるというアイデアに賛同した指揮官は、「心配なのは、充分な数のシャツがあるかどうかだね」と付け加えて記者たちを和ませました。
「でも、シャツが揃い、バスのオイルが満タンである限り、われわれはスタジアムに乗り込み、コンペティティヴであり続ける。これこそが、誰もが確信できることであり、われわれが自分たちに求めることだ。大きな嵐に見舞われたときこそ、団結して、力強く生きていくんだ」
心揺らぐ状況のなかでも、シーズンチケットホルダーとテレビの前にいるサポーターたちのために、最高のゲームを届けようとする指揮官、選手たち、スタッフのみなさんに敬意を表します。
「ウクライナで起こっていることを、どう捉えているのか」「チェルシーに何を思うのか」
多くの監督が、トーマス・トゥヘル監督の境遇を憂い、選手やスタッフの心情を思い、それでも乗り切らなければならないと語りました。「スカイスポーツ」のリチャード・モルガン記者がまとめた指揮官たちのコメントを紹介します。
「トーマス(・トゥヘル)と私は旧知の関係だけど、チャットを楽しむほど親しくはない。試合の前後は話すけどね。もちろん、彼と選手、チェルシーのスタッフには同情している。真の責任はウラジーミル・プーチンというひとりの男にある。一連の出来事において、ロマン・アブラモビッチがどのような役割を果たしているかは知らない。しかし、長年にわたって彼はかなり近いところにいたのだろう」
「イギリス政府が行ったことは、正しいと思う。100%、正直にいっている。でも、チェルシーの人々やサポーターにとっては、やはりクールではない。わかるよ。それでも、政府がやったことは正しい」(ユルゲン・クロップ)
「2年近く指揮を執った。13年プレイした。裏方として働く多くの友人たちが気がかりだ。チェルシーのファンは、最初からそこにいた。僕らの前にいて、後にもいてくれた。クラブにとって大変な時間だ」(フランク・ランパード)
「チェルシーには多くの友人がいる。長い間、あそこにいたからね。もちろんトーマスや選手たちには同情せざるをえない。手に負えないことが起こったのに、フットボールに集中しなければならないのだから。でも、彼らが今、それらをマネジメントしなければならないのははっきりしている」(ブレンダン・ロジャース)
「この3~4週間で起こったことは、誰も予想できなかったのではないだろうか。だから、誰かがこうした、ああしたと責めることには慎重でなければならない。このような事態は予測不能だった。そして、ロマン・アブラモヴィッチはチェルシーのオーナーだった」
「もちろんフットボールも、ヨーロッパへのガスや石油の供給も影響がある。イングランドでも、ドイツでも、他のヨーロッパ諸国でも、すべての人に影響がある。われわれにはまだ、何かがあるわけではないけど、今後数週間、数ヵ月で何の影響もなければ驚くだろうね」(ラルフ・ラングニック)
「チェルシーが置かれている状況は、非常に難しい。ロマン・アブラモヴィッチは、長年にわたってチェルシーというフットボールクラブとサポーターのために素晴らしい仕事をしてきた。本当に不幸なことだ。誰も予想していなかったし、起こりえないと思っていた。ウラジーミル・プーチンがこれを終わらせることを決断し、われわれ全員が前に進めるように願いたい」(デヴィッド・モイーズ)
「この状況をマネジメントするのはとても難しい。トーマスは、いつも見せている誠実さをもって、できる限り最善の方法を選び、関与しすぎないようにするだろう」(ミケル・アルテタ)
そしてもうひとり、自らのチームの状況と身の振り方について問われた監督の言葉も、残しておきたいと思います。ジョークを交えながら、戦う姿勢は失っていないと語ったトーマス・トゥヘル。オーナーの資産凍結が発表された夜、ノリッジに完勝したチームは、メガストアが閉鎖されたスタンフォード・ブリッジにニューカッスルを迎えます。
メインスポンサーがクラブとのリレーションを一時的に断った今、空いたスペースに平和を願うメッセージを入れるというアイデアに賛同した指揮官は、「心配なのは、充分な数のシャツがあるかどうかだね」と付け加えて記者たちを和ませました。
「でも、シャツが揃い、バスのオイルが満タンである限り、われわれはスタジアムに乗り込み、コンペティティヴであり続ける。これこそが、誰もが確信できることであり、われわれが自分たちに求めることだ。大きな嵐に見舞われたときこそ、団結して、力強く生きていくんだ」
心揺らぐ状況のなかでも、シーズンチケットホルダーとテレビの前にいるサポーターたちのために、最高のゲームを届けようとする指揮官、選手たち、スタッフのみなさんに敬意を表します。
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ロンドンに移住でもしない限り、実質的にサポーターとしては最後のシーズンになるかもしれない不安を胸に、残りの試合を精一杯楽しみたいと思います。