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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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やはりそちらですか…マンチェスター・シティがグアルディオラ監督の来季就任を発表!

いやー、残念です。どうやらフラれてしまったようです。今の気分は悔しさ7割、ワクワク感3割といったところでしょうか。うすうすわかっていたことですが、いざ正式発表となると、何ともいえない微妙な気分になります。 バイエルン・ミュンヘンで指揮を執るジュゼッペ・グアルディオラ監督のプレミアリーグデビューが、2016-17シーズンのマンチェスター・シティとなると正式に発表されました。マンチェスター・ユナイテッドがペップにコンタクトをとっているという話が長く語られており、朗報を期待していたのですが、オールド・トラフォードの雰囲気とクラブの伝統だけでは、極上のオファーとプロジェクトの素晴らしさには勝てなかったのでしょう。サポーターとして云々もありながら、日々ブログを書いている者として「デッドラインデーのクソ忙しいときに、何でこんなニュースを放り込んでくるんですか!」という気分もあります。大晦日に別れ話を切り出された気分です。

ペップ、クロップ、ヴェンゲル、ポチェッティーノ…。名将揃いとなった来季のプレミアリーグは大変なことになりそうです。いや、ちょっと待ってください。グアルディオラ監督が決まったということは、もしかしてこちらの監督も、モウ決まりということなのでしょうか?名将ファン・ハールさんのキャリア最後の年になるかもしれないなかで、おかしな発表の仕方はできませんが、マンチェスター・ユナイテッドの腹も決まっているのかもしれません。マンチェスター・シティの新指揮官が監督生活7年でリーグ優勝5回、チャンピオンズリーグ2回なら、8つほど年上のもうお一方のほうはプレミアリーグ3回を含むリーグ優勝8回、チャンピオンズリーグは負けず劣らず2回です。リーガからプレミアリーグに舞台を移した第2ラウンドの決着は、どうなるのでしょうか。…失礼、決まったのはあちらさんだけでしたね。この話は、次のビッグニュースを聞くまでしまっておきましょう。

グアルディオラさんの就任が決まった今、気になるのはマン・シティの現指揮官、ペジェグリーニ監督と選手たちです。クラブは、「ペジェグリーニ監督と選手たちを尊重し、不要な(心理的)負担を取り除きたい」として発表に至ったと説明しておりましたが、「さあこれから優勝争いだ」というタイミングでの発表が、チームに何らかの影響を与えるのは間違いありません。「世話になった監督のために花道を!」となるのか、「来季から別な上司が来るなら、ここでがんばっても…」なのか。あからさまにやる気をなくす選手はいないにしても、ここぞという場面で踏ん張れるかどうかは、個人として勝ちたいという気持ち以上のモチベーションがあるかないかで変わってくるでしょう。多くの選手が欧州のトロフィーを掲げたことがないチームは、チャンピオンズリーグはがんばっても、プレミアリーグでは今ひとつ気が乗らなくなる可能性もあるのではないかと危惧しています。

ライバルクラブの経営陣は、突然降って湧いた知らせに戦々恐々としているのかもしれませんが、今季のヴェンゲル監督にとっては、悪くないニュースなのではないかと思います。4冠すべてにチャンスを残しているペジェグリーニ監督が、「3冠を獲得したのに契約解除となった監督」という空前絶後の勲章を手に入れるのを見たい気もしますが…。

いずれにしても、夏の移籍市場は大騒ぎになるのでしょうね。ライアン・ギグス監督は、サポーターとしてはそれはそれで盛り上がるのですが、この状況のなかで勝てる気はしません。ファン・ハールさんに3年めはないとすれば、新しい監督には攻撃的なサッカーを推し進める方を希望しているのですが、純粋にクオリティと経験値が高い方でないと対抗できなそうです。このうえ、リオネル・メッシまでプレミアリーグに来ようものなら、半ば白旗です。うーん。(ジュゼッペ・グアルディオラ 写真著作者/Богдан Заяц)

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“やはりそちらですか…マンチェスター・シティがグアルディオラ監督の来季就任を発表!” への5件のフィードバック

  1. 駆け出しグーナー より:

    いやー、分かっていたことですが いざ決まると怖いですね
    (>人<;)

    シティは今年の夏は間違いなく去年の夏よりもお金使うと思います笑

  2. シティさぽ より:

    ついに来ましたか
    ペジェもとても良い監督で今季何かタイトルを取れると良いですね
    シティはうるさいOBも過干渉するオーナーもいないのでバイエルンよりはやりやすいはず
    来季のプレミアは楽しみですね

  3. nyonsuke より:

    いやぁー怖いですね。

    ただスペイン時代の2強やドイツでの1強はプレミアという舞台では存在しないですし他のクラブはプレミアの意地をぶつけていくしかないですね!これでCLでのプレミア最強時代が帰ってくればファンとしては楽しみではありますが…

    んー

    —–
    更新ご苦労様です。

    できれば、マン・ユナイテッドもしくはチェルシーといった今季苦しんでいるチームに就任してどう立て直すかがみたかったです。
    戦力も資金力も充実したシティでは成功する要素しか見当たらず、逆におもしろくないですね。
    こうなってしまっては、どのチームが対抗馬となるかですが今のところはアーセナルくらいでしょうか。
    マン・ユナイテッド、チェルシーは監督次第、我がリバプールは夏の補強次第ですかね。
    スパーズもハリー・ケインを残留させることができればおもしろいと思います。
    群雄割拠のプレミア・リーグですので、シティ1強時代の到来とはならないと思いますが、実際に決まると恐ろしさしかありませんね…。

  4. makoto より:

    駆け出しグーナーさん>
    おっしゃるとおり、相当使いそうですが、出ていく選手も多いかもしれません(ヤヤ・トゥレ?)。

    シティさぽさん>
    グアルディオラさんにとっては、過去最高にストレスのない監督生活になるのではないでしょうか。ペジェグリーニさんは、2つぐらいは獲れるのでは?と思います。

    nyonsukeさん エジルのパスさん>
    マン・シティはさらに強くなり、追いすがるのはアーセナル、リヴァプールも上にくるのではないかとびびっています。マンチェスター・ユナイテッドは、モウリーニョ氏がくれば3位~4位ぐらいには入るのでしょうか。…いや、トッテナムは侮れず、ストーク、セインツ、レスターも怖いので3位以下は本当にわかりません。

  5. シティズン より:

    分かっていたとはいえ 今冬何の補強も無かったので最後の最後で嬉しさ半端ないです
    ロバーツ スクリーニがレンタルに出され イヘアナチョがCL登録されました
    恐らくデブライネ、ナスリを欠きボニー、アグエロが怪我価値なので出場機会は巡ってくるでしょうし、彼なら欧州の大舞台でも活躍できるでしょう
    ペジェの花道を是非作って欲しいものです
    そして来季ペップの元躍進する若手に期待しています

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