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プレミアリーグ4強激突!プレッシャー、負傷者…「自らとの戦い」を語る指揮官語録

アーセナルVSレスター、マンチェスター・シティVSトッテナム、4強激突!今年のバレンタインデーは、プレミアリーグ2015-16シーズンで最も盛り上がる1日になるはずですが、残念なのはマンチェスター・シティが満身創痍でこの日を迎えることです。リードした試合は14勝1敗と無類の強さを誇るマン・シティと、ビハインドを背負った試合で勝ち点14はプレミアリーグ最多と追い込み上手のトッテナムは、まさに「ほこ・たて対決」。両者ベストで当たれば、エティハドのスパーズ戦を5連勝中で、最近2試合は6-0、4-1と完全にカモにしていたマン・シティに分がありそうですが…。ペジェグリーニ監督のコメントは、繁盛している病院のドクターのようです。

「コンパニは、プレミアリーグでベストなDFのひとりであり、100%の状態で試合に臨むべきだ。過去3週間のトレーニングでは問題はなく、21歳以下のフレンドリーマッチで45分間プレイした。準備はできているはずだ。バカリ(・サニャ)は、膝に溜まっている水を注射で抜く必要があり、回復に1週間はかかる。デルフはアキレス腱のケガで、6~7週間はかかるだろう」(マヌエル・ペジェグリーニ)

ええと、整理すると、コンパニとダヴィド・シルヴァが復帰して、デルフとサニャがアウト。デブライネ、ヘスス・ナバス、ボニー、マンガラ、ナスリがいないので、こんなスタメンでしょうか。アグエロが最前線、スターリング、ダヴィド・シルヴァ、ヤヤ・トゥレが2列め。ナンド&ジーニョに、コンパニとオタメンディのCBコンビ、両サイドにはサバレタとコラロフ。攻撃のオプションは、イヘアナチョしかありません。「ヤン(・フェルトンゲン)とクリントン(・ヌジエ)は回復に向かっているね。他の選手はみんなフィットしているよ」と語るポチェッティーノ監督のチームは、スウォンジーに次ぐ負傷者の少なさです。飛車角は揃ったものの、金銀桂馬がごっそり抜けたマンチェスター・シティは、レスター戦のように早々に失点してしまえば、一気に追い込まれてしまいそうです。

「今いるポジションでプレミアリーグの最終節を迎えるためにも、そしてここから向上するためにも試合に勝ち続けなければならない。ただし、この試合で全てが決まるわけではない。非常に重要な試合だが、最後の試合ではないんだ。まだ13試合ある」(マウリシオ・ポチェッティーノ監督)

おしゃべりするよりハードワークしないと…と語っていたトッテナムの指揮官は、いつも通り泰然としています。うーん、今回ばかりは、鬼門エティハドといえどもトッテナムが寄り倒すのではないでしょうか。マンチェスター・シティにとっては、先発したプレミアリーグ7試合で5勝2分、失点わずか1の主将コンパニがどこまで戻っているかが大きなポイントとなりそうです。

一方、プレミアリーグ首位と3位の対決となったアーセナルとレスターは、両指揮官ともお互いにかかるプレッシャーについて語っています。開幕前は、ブックメーカーから最速解任候補に推されていたレスターのラニエリ監督は、この期に及んでレスターをプレミアリーグ優勝とするオッズが下がってきたことを揶揄しながら、プレッシャーがかかっているのは強者であらねばならないホームチームではないかと指摘していました。

「今はブックメーカーが正しいことを願っている。われわれはここに来るまでハードワークをしてきた。このレベルに残りたいけど、プレッシャーはないね。毎年、大金を費やしてきたアーセナルには大きなプレッシャーがあるだろう。われわれはファンと一緒に夢を見続けているだけ。素晴らしいことだ。なぜプレッシャーを感じなければならないんだ?みんな夢から覚めないでほしい。楽しんでほしい。レスターが首位にいるということは、簡単な試合はないということであり、プレミアリーグがおもしろいということだね」(クラウディオ・ラニエリ)

一方のヴェンゲル監督は、ヴァーディ&マフレズ対策としてガブリエウ起用をほのめかしながら、レスターも今までのように伸び伸びとプレイできなくなるのではないかと語っています。

「個人評価に言及するのは難しい。メルテザッカーは素晴らしいリーダーであり、ロッカールームでは尊敬を集めている。しかし、私たちには3人のCBがいるので、調子や強み、相手FWとの相性を考えて起用することになる。レスターは彼ら自身が想像していた以上のポジションにいるだろう。彼らには失うものがなかったが、一度首位に立てば失うことを意識せざるをえなくなる」(アーセン・ヴェンゲル)

こちらを予想すれば、2-1か3-1でアーセナルです。ヴェンゲル監督のチームが今季のプレミアリーグでTOP5相手に無敗なのは、相手が強いときは不用意にボールを奪われて一気に速攻を仕掛けられることを警戒して、ショートカウンター主体のサッカーを展開しているからでしょう。マンチェスター勢に完勝した2試合は見事。マイボールになった際にガナーズの中盤に引かれると、レスターは苦労するのではないかと思われます。キーマンを挙げるなら、ポストプレーがうまいジルーと、ラムジー。ボーンマス戦の前半にラムジーが再三試みていた前線へのロングフィードが、レスター戦の予行演習に見えたというのは深読みのし過ぎでしょうか。

ヴァーディ対策をされるはずのレスターは、マフレズがモンレアルとのマッチアップに勝てるか、狭いスペースに入り込んだ岡崎慎司がシュートに持ち込めるか、カンテが得意のインターセプトを敵陣で成功させられるかが注目ポイントです。いや、楽しみですね。レスターは、このシックスポインターに勝てば2位との差を勝ち点8にするチャンスです。ランチタイムにエミレーツ、リヴァプールをはさんで夕方からエティハドと、忙しい日曜日になりそうです。

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“プレミアリーグ4強激突!プレッシャー、負傷者…「自らとの戦い」を語る指揮官語録” への5件のフィードバック

  1. スパーズ推し より:

    プレミア最高のCBが戻ってきましたか……
    シルバ含め、間に合わないと思っていたのでガクブルですorz
    ヴィマーが格上相手にどこまでやれるかに期待したいと思います

  2. スパサポ より:

    大事な一戦ですねー。
    コンパニの復帰はスパーズ的に厳しいけど信じて応援します!!
    個人的にスパーズのSBのチョイスに注目です!!

  3. シティズン より:

    シティファンでありながら今回はシティの負けを予想します
    恐らく2-0ですかね
    アーセナルとレスターは撃ち合いになると予想
    そして3-2でレスターの勝ちですね
    前半戦の借りを返すと踏んでます

  4. queen より:

    ガナーズの立場からすると、直接対決が重要なのは当たり前として、もう一方の結果もかなり大切なんですよね。
    どっちにも勢い付けさせたくないから、引き分けがベストですかねえ。
    ガナーズ対レスターはずばり、1-0と予想します。
    レスターは恐いけど、先制を許さなければ、つけ入る隙はありそうです。

  5. ロビーサベージ より:

    レスター目線で言うと、ガナーズ戦は負けても今後に引きずらないで欲しいです。リバプールとシティに勝って勝ち点6をゲットしたのだけでもかなり大きいと思うので、プレッシャーを感じずに伸び伸びやって欲しいですね。

    だけど欲を言えば岡崎選手の得点が見たいです。私自身岡崎選手と同郷出身なので、彼の活躍に凄く元気付けられてます。ここ最近バーディとの連携も良くてスタメンにも固定されているので、期待したいですね。頑張れレスター!

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