イングランド代表を辞退した9人にハリー・ケインがツッコミ!あの2人は嘘じゃないですよね…?
「何よりも、イングランド代表が優先されるべきだと思う。クラブより優先されるべきだ。イングランド代表は、プロのフットボーラーとしてプレイするうえで最も重要で、ガレスはそういうことを重視していた。ある選手が…わかるだろう?イングランド代表から離れようとしたとき、彼は怖れずに決断を下していた。はっきりいって、あまり好きではない」
ネーションズリーグのギリシャ戦とアイルランド戦の前に、9人の辞退が発表されると、普段はポジティブな発言が多いハリー・ケインが珍しく批判的なコメントを残しました。彼の言葉を、最もシンプルに翻訳するなら、「嘘やん!みんな出れるやん!」でしょうか。この話に触れて、昨秋のエディ・ハウのエピソードを思い出しました。
2023年11月、ニューカッスルの監督に就任して2周年となった指揮官に対して、ある記者が「選手のケガについてホントのことをいわないまま、2年が経ちましたね」とツッコミを入れたそうです。彼の答えは、「ありがとう。君にそういってもらえると、とてもうれしいね」。選手に関する怪しい説明が、プレスとサポーターのネタになっている監督ならではの切り返しです。
人狼を始めるわけではありませんが、あらためて「ハリー・ケインの9人の容疑者」を紹介しましょう。ラムズデール、アーノルド、ブランスウェイト、コルウィル、フォーデン、グリーリッシュ、コール・パルマー、デクラン・ライス、サカ。錚々たるメンバーですが、指を骨折しているラムズデールは、シロと断定していいでしょう。
ネーションズリーグのギリシャ戦とアイルランド戦の前に、9人の辞退が発表されると、普段はポジティブな発言が多いハリー・ケインが珍しく批判的なコメントを残しました。彼の言葉を、最もシンプルに翻訳するなら、「嘘やん!みんな出れるやん!」でしょうか。この話に触れて、昨秋のエディ・ハウのエピソードを思い出しました。
2023年11月、ニューカッスルの監督に就任して2周年となった指揮官に対して、ある記者が「選手のケガについてホントのことをいわないまま、2年が経ちましたね」とツッコミを入れたそうです。彼の答えは、「ありがとう。君にそういってもらえると、とてもうれしいね」。選手に関する怪しい説明が、プレスとサポーターのネタになっている監督ならではの切り返しです。
人狼を始めるわけではありませんが、あらためて「ハリー・ケインの9人の容疑者」を紹介しましょう。ラムズデール、アーノルド、ブランスウェイト、コルウィル、フォーデン、グリーリッシュ、コール・パルマー、デクラン・ライス、サカ。錚々たるメンバーですが、指を骨折しているラムズデールは、シロと断定していいでしょう。
エディ・ハウ監督はリヴラメント、ルイス・ホール、アンソニー・ゴードンと主力3人を気前よく送り出しており、全員がアイルランド戦で先発しています。カーティス・ジョーンズ、リコ・ルイス、カイル・ウォーカー、ノニ・マドゥエケらレギュラークラスのアサインに応じているクラブも、嘘やごまかしはないのかもしれません。
そうなると、残るは3人。鼠径部の負傷を克服して、11節のウェストハム戦でようやくフル出場を果たしたブランスウェイトは、ギリシャ戦の直前の追加招集をぎりぎりで断っています。やはりコンディションに不安を抱えているのでしょうか。おや?今回のイングランド代表にひとりも出していないビッグ6のクラブがあります。
…いえ、わかってます。嘘だといっているわけではありません。あの監督は、今や「勝つためなら何でもやる系」ですが、代表チームを辞退させるためにチェルシー戦の終盤にベンチに下げるなどということは、さすがにやらないでしょう。「フットボールロンドン」は、「サカは回復途上だが、デクラン・ライスは骨折の疑いがある」とまでいっています。
こんな話の仕方になったのは、ジンチェンコが最近出した著書『Believe』のエピソードに感化されたからです。「負傷している選手たちをチームのバスに乗せて、わざわざウォッシュバッグを持たせてロッカールームに入るよう指示するのを見たことがある」。駆け引きが好きな指揮官は、対戦相手に勘ぐられたくなかったようです。
今季のリヴァプール戦の直前にも、「サカが出場できるかどうかは不透明」とコメント。フタを開けてみれば当たり前のように先発で、9分に先制ゴールを決めています。マン・シティ戦の後半を専守防衛で過ごし、トロサールのレッドカードを批判してから、ジョゼっぽいエピソードが激増。昨季までは、ペップの仲間だと思っていたのですが…!
屈折してるけど率直なモウリーニョに対して、率直だけど実は狡猾とキャラの違いはあれど、「勝つためにあらゆる手を尽くす」「スカッドはソリッド」「守備重視」「ときどきピッチサイドをスプリントし、ときどきピッチに転がる」といったあたりはだいぶ似ています。「サカは代表に参加できたのでは?」と問われたら、レッズ戦の試合後と同じような答えが返ってきそうです。
「誰に対してもラクをさせたくないんだ。対戦相手は私と同じように、しっかり下調べをしなければならない。私が状況をわかっているときは、嘘をつくつもりはない。『彼は出場できない』といってから、起用するつもりもない。そんなことは決してしない。ただし確信犯で、あるいはみなさんに教えたくなくて、疑念を抱かせ続けることはある」
なるほど。「悪口をいわないモウリーニョ」に今回の件をおずおずと聞いても、とぼけられる可能性が高いということですね。もとい、クラブと選手たちを疑っているわけではなく、「暫定監督と戦うネーションズリーグ」というモチベーションが上がりにくい状況で9人だったので、いじりたくなってしまっただけです。監督、すみませんでした。
この話は、「主力不在のなかで、1試合で4人が代表初ゴールという94年ぶりの記録達成」というめでたいオチで締めましょう。マン・シティからセインツに移籍したテイラー・ハーウッド=ベリスは、ロイ・キーンの娘さんと婚約しているそうで、「父親の弟の娘のいいなずけが仕事で成功したぞ!今夜は無礼講だ!」といわれたような気分です。
ウェンブリーのアイルランド戦は、2列めのキーマンが全員いなくても、シュート数22対1で5-0圧勝。記念すべきゴールを決めたアンソニー・ゴードン、コナー・ギャラガー、ジャロッド・ボーウェンも心からの拍手で称えましょう。10年前と比べると格段に層が厚くなったイングランド代表、素晴らしい!
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す