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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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リヴァプールと密談と報じられたシャビ・アロンソが「獲得したい4人と売却したい5人」とは?

いつも思うのですが、「誰かが誰かに電話した」という話は、架電した人物と受電した人物のいずれかがしゃべらなければ、外部には漏れないはずです。どちらも動機もメリットもなさそうなのに、メディアが胸を張って伝えているのはなぜでしょうか。「シャビ・アロンソがリヴァプールから電話を受けた」と報じたのは、ゴシップが大好きなスペインメディア「アス」です。

レアル・マドリードがシャビ・アロンソの解任を発表したのは1月12日。最初の14試合で13勝と素晴らしいスタートだったのですが、運動量を求める戦術や厳しい規律がヴィニシウス・ジュニオールやバルベルデらの反感を生み、その後の12試合は6勝3分3敗と失速してしまいました。スロット招聘の前にオファーを断られていたリヴァプールにとっては、願ってもないチャンスです。

マイケル・エドワーズCEOには、ブレンダン・ロジャースを解任する際に、スピーディーな交渉によってユルゲン・クロップを引き入れた成功体験があります。悲願だったプレミアリーグ制覇とビッグイヤー獲得を実現したリヴァプールは、レヴァークーゼンで国内2冠を成し遂げたクラブOBの早々のリタイアも、かつてと同じ決断を下すべきタイミングと捉えているかもしれません。

この状況を受けた現地メディアの一斉のゴシップは、容易に想像できる展開です。ただし現実には、就任初年度にプレミアリーグを制したアルネ・スロット監督の処遇を決める必要があります。9月末から1勝6敗という絶不調に陥った2年めは、10勝6分6敗で6位。TOP4をめざせるポジションではあるものの、リーグの直近10試合における3勝6分1敗は納得できる戦績ではありません。

「無冠で解任」は納得感はあるものの、「チャンピオンズリーグの出場権を死守したのにアウト」となれば、厳しすぎると批判する記者も出てくるでしょう。いや、角度を変えて、「イサク、ヴィルツ、エキティケ、フリンポン、ケルケズら8人に総額4億5000万ポンドを費やしたのに、見合う結果を出せなかった」といえば、説得力は高まります。

リヴァプールがアプローチを始めたと報じているのは、スペインメディアだけではありません。「スロットのシーズン途中の解任はないが、来季の継続もない」という見解が多数派になっているようです。最も過激な記事は、「Football365」のジョー・ウィリアムズ記者で、レッズからの打診にポジティブに応じたシャビ・アロンソがオーダーを出したといっています。

「リヴァプールは既にシーズン終わりのスロット解任を決めている」というレポートは、シャビ・アロンソが獲得を希望した選手として、バイエルンに移籍したマイケル・オリーズ、パリで頭角を現したブラッドリー・バルコラ、スパーズの最終ラインに欠かせないミッキー・ファン・デ・フェン、クリスタル・パレスの躍進に貢献したアダム・ウォートンの4名を挙げています。

この記事のタイトルは、「Alonso ‘requests’ five Liverpool sales after the Reds make the decision to sack Slot」。つまり本題は、「シャビ・アロンソが売却を要請した5人」のほうです。イブラヒマ・コナテ、ライアン・フラーフェンベルフ、コーディー・ガクポ、アレックス・マック・アリスター、そしてモー・サラー。いかにもありそうな話ですが…。

リヴァプールのサポーターのなかには、現任の監督について「クロップのレガシーで勝ったのに、いじって失敗した」という声もあると伝えられています。プレミアリーグで3位だったチームを頂点に導いた監督に対して、敬意を欠いた表現に戸惑いつつ、ドイツから来た名将はあまりにも偉大な存在だったのだとあらためて感じます。

レジェンドの後任という難しい役割を引き受けた指揮官は、称えられるべきでしょう。とはいえ、スランプの入り口から通算するとプレミアリーグ18試合で5勝6分7敗で、契約を打ち切る根拠になりえる数字です。現状に納得できないサポーターのなかには、シャビ・アロンソがフリーという絶好のチャンスを逃してほしくないと思っている人が多いのではないかと思われます。

チャンピオンズリーグの出場権を獲得しても、トロフィーを奪還する道筋が見えないと評されてしまうのか。今回のゴシップには、「記者の作文」「よくある話」と笑い飛ばせないリアリティがあります。クラブと話を始めているというのは、事実なのかもしれませんが、いつものように続報を待つしかありませんね。リヴァプールの最終着地とともに、大いに気になる話です。


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