「ハリー・ケインのチーム」…ペップ発言にポチェッティーノ監督が直球クレーム!
トッテナムの7戦4勝2分1敗という数字を見ても、まずまずのスタートという言葉が思い浮かぶだけですが、その内訳はちょっとしたサプライズです。昨季はホワイト・ハート・レーンで17勝2分と無類の強さを誇ったチームが、ホームで2分1敗、アウェイでは4戦全勝。ハリー・ケインが、この逆転現象に加担しているというと、ポチェッティーノ監督に叱られるでしょうか。本拠地ウェンブリーでは未だノーゴールのストライカーは、9月のアウェイ3ゲームでいずれも2ゴールずつ決めています。エースの活躍によって敵地で着実に勝ち点3を重ねているスパーズについて、ライバルのペップはリスペクトしていただけだと思われますが、チェルシー戦後の会見で使った言い回しは、ポチェッティーノ監督の神経に触ったようです。
「But we also have United, we saw again the Harry Kane team scores every day two or three goals.(しかしマン・ユナイテッドもそうだけど、ハリー・ケインのチームが毎試合2~3ゴール決めるのも見せつけられているね)」
ハリー・ケインのチーム…ペップの発言を聞いたスパーズの指揮官は、すかさずカウンターアタックの態勢に入りました。「Guardiola was part of the big success at Barcelona and I never said it was ‘the Lionel Messi team’(グアルディオラはバルセロナで大成功を収めたけど、私はリオネル・メッシのチームなどとは決していわなかったよ)」。この言葉は、ペップがバルセロナを率いていた時期に、ポチェッティーノ監督が同じ街のクラブであるエスパニョーラの指揮を執っていたことを思い出すと、より味わい深くなります。「選手たちに対して敬意を欠いている」と語ったポチェッティーノ監督に対して、ペップは釈明したのですが、これがまた天然というかまっすぐというか、いかにも彼らしいコメントでした。
「ハリー・ケインのチームといったのは、彼がたくさん決めているという事実があったからで、トッテナムがハリー・ケインひとりのチームじゃないのはもちろんだよ。昨シーズン、トッテナムのプレイや戦い方について、いちばん認めてたのは私だったと思うんだけど…。トッテナムは最高のチームのひとつだ。彼がそんなことをいっていたのなら、とてもがっかりだね」
そんなにハリー・ケインハリー・ケインって連発したら、「いつもハリー・ケインのチームっていってる人」みたいになるやんけ!とツッコミたくなりますが、いやー、ペップ、好きです。以前のモウリーニョさんがこの話の主人公なら逆ギレスイッチが作動しそうですが、こちらはこちらで、
「Yeah, I’ll play with one defender and nine strikers. Don’t worry about it that’s for sure. One guy behind, and we go with a new system.We go with an evolution of the old W-M and we play with nine strikers, don’t worry about it.(もちろん。われわれは9人のストライカーとひとりのDFで戦うよ。気にしなくていいから。後ろにひとりだ。新しいシステムだね。昔のWMシステムのような革命的なナイン・ストライカーズだ。心配はいらない)」
…リヴァプール戦で攻撃的に戦うのかと問われて、ボケをかましてらっしゃいました。ファーガソン引退からもう4年ですか。プレミアリーグも雰囲気が変わりましたね。本日、いよいよ再開です。最優秀マネージャーのチームはストークと対戦。ハリー・ケインの…失礼。トッテナムはウェンブリーでボーンマスと戦います。楽しみです。試合も、試合後も。
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