セインツに続いてレスターも…守備的なスタイルを嫌われるクロード・ピュエル監督に解任の噂!
彼自身に責があるとすれば、就活の際の「企業研究」が足りなかったことでしょう。2012-13シーズンにプレミアリーグ復帰を果たしたセインツは、昇格の功労者であるナイジェル・アドキンス監督を「目標を残留に置くとは、野心がなさすぎる」という理由で切ったクラブです。「守備的すぎるサッカーは、サポーターに好まれない」という理由でピュエルとの契約を解除したセインツは、マウリシオ・ペジェグリーニ監督を招聘した2017-18シーズンは、最後まで残留を争う苦しい1年を過ごしました。数字を見れば、前任者の正しさが証明された格好ではあるものの、安全志向のフランス人には任せられないという判断を後悔してはいないでしょう。
2015-16シーズンに奇跡的なプレミアリーグ制覇を果たしたレスターもまた、上昇志向が強いクラブです。優勝チームにはジェイミー・ヴァーディと岡崎慎司という鉄板の2トップがいたのですが、満足できなかったクラブは、その後の2年で前線のタレントを獲りまくりました。アーメド・ムサ、イスラム・スリマニ、イヘアナチョ、ディアバテ。以前はエースだったウジョアの居場所がなくなるほどのアタッカーの乱獲が成果を見なければ、疑念が指揮官に向けられることは覚悟しなければなりません。
それでも、32節までの9勝7分6敗のペースが崩れなければ、ピュエル監督の評価が下がることはなかったでしょう。地元紙「レスター・マーキュリー」は、直近のプレミアリーグ5試合を1分4敗と大きく負け越したこと、とりわけ36節のクリスタル・パレス戦で5-0と惨敗したことをきっかけに、クラブは後任探しに動き出したと報じています。ピュエル監督にも、いい分はあります。現在、レスターはプレミアリーグNo.1の負傷者10人。シュマイケル、シンプソン、フート、チルヴェル、岡崎慎司、エンディディ、マット・ジェームズなど、主力クラスを週替わりで抜かれた状態で勝てというのが、難しい注文であることは間違いありません。
地元紙が伝える後任候補は、ハダースフィールドを率いているデイビッド・ワーグナー監督です。残留争いの真っただ中にいる46歳の若き指揮官は、ドルトムント時代のユルゲン・クロップの下で働いていたというブランドはあるものの、ファーストチームのマネージャーとしての実績は現職のみ。経験が少なく順位が下のクラブにいる監督を、モナコ、リール、リヨン、ニースを率いてきた知将の後に据えるというのは理不尽にも感じられます。守備的なスタイルと内向的な性格が、経営陣には不安に映るということなのでしょうか。サポーターを盛り上げるクロップ&ワグナーの熱さが、ウケがいいのはわかるのですが…。いや、まだ決まったわけではありません。続報を待ちましょう。
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レスターサポとしてはレスターの話題を取り上げてくれてありがたい限りです。
ファン的にピュエルが可哀想な部分を付け加えるならマフレズの移籍騒動の部分もありますね。それまで好調だったのにあの騒ぎ以降(特に2月以降)全然勝ててないですし。
後書かれてる通り優勝したのもあって上昇志向が強いんですよね。ワトフォード並ではないけど監督すぐ切りますし。あくまでもレスターは中堅クラブでありTOP10フイニッシュ狙いであわよくばEL行ければいいみたいな感じでいいのにフロントが勘違いしてる感が否めないです。
あくまでもピュエルは途中からの人ですし7位争いまでチームを復調させてくれて感謝しかないです。
WBAみたいに来年降格するんじゃないかと不安です。
もし本当に解任となるならば不憫としか言いようがありません。