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ブックメーカーにおける「解任第1号監督」の大本命は、就任3年めのジョゼ・モウリーニョ!

「オッズチェッカー」というサイトをご存じでしょうか。「今季プレミアリーグの得点王は?」など、テーマごとに主要ブックメーカーのオッズを一覧で出してくれるもので、「賭けるなら配当のいいところで」とこだわる方にとっては便利なサービスです。こちらを眺めていてびっくりしたのは、「Next Manager To Leave Post Betting Odds」、つまりプレミアリーグの監督解任第1号予想で、わがマンチェスター・ユナイテッドのマネージャーが軒並みトップに立っていることです。「ウィリアム・ヒル」も「スカイベット」も、ジョゼ・モウリーニョが大本命。このテーマでベットできる11のブックメーカーのうち、ワトフォードのハビ・グラシア監督を1番人気としているのは2つだけです。

モウリーニョさんが危ないと思われている理由を推測してみました。ネマニャ・マティッチとアントニオ・バレンシアが負傷離脱してプレミアリーグ開幕に間に合わず、クリス・スモーリングもリヴァプール戦でリタイア。ルカク、ポグバらワールドカップ出場組の合流が遅れ、苦しい序盤戦が予想されていること。2人めの子どもの出産でプレシーズンツアーから離れたマルシアルが戻ってこず、移籍となった場合の攻撃陣強化の目処が立っていないこと。フレッジとディオゴ・ダロトだけでは課題だった得点力が向上したとはいえず、3季連続の3連勝スタートが実現しなければ、一気に蚊帳の外となる可能性もなきにしもあらずです。

リヴァプール戦で1-4と惨敗した後、指揮官は「ファンはこんな試合にお金を払いたいと思わないだろう」「レフェリーは野球の審判かと思った」「何も収穫はなかった」と愚痴っており、メンタル・フィジカルとも、チームのコンディションはいいとはいえません。チェルシーの第一次政権では4シーズンめに突入したものの、レアル・マドリードや2回めのチェルシーで3シーズンめに不協和音が鳴り響いたのも、解任第1号に指名されている所以でしょう。以前に「BBC」や「テレグラフ」が、「モウリーニョ監督のルーク・ショーに対する”いじめ”にチームメイトが憤慨している」と報じており、主力の移籍志願の噂が絶えないのはハードマネージメントに起因しているのかもしれません。

「数ヵ月前に5人の補強希望リストをクラブに提出しているが、そのうちのひとりを獲得できるか、待たなければならない」。モウリーニョさんのリストについて、「デイリー・ミラー」はアルデルヴァイレルト、ガレス・ベイル、アレックス・サンドロ、ウィリアン、ミリンコヴィッチ=サヴィッチと推測しています。これが当たっているとすれば、獲れてもアルデルヴァイレルトだけでしょう。ポグバが真価を発揮し、アレクシス・サンチェスが復活すればプレミアリーグ4位以内をキープできるかもしれませんが、モウリーニョさんが攻撃を改善できる可能性よりも、キーマン不在のなかでチームが崩壊する可能性のほうが高いと考えるプレミアリーグファンが多く、解任のオッズを下げているのだと思われます。

モウリーニョさんに続く解任ダービーの2番人気はワトフォードのハビ・グラシア監督で、レスターのクロード・ピュエル、自分から辞めてもおかしくないニューカッスルのラファエル・ベニテスが上位にランクされています。ペップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップ、ウナイ・エメリが「解任されない監督」のTOP3なのですが、彼らよりも配当が高い選択肢がひとつあります。「ベットウェイ」「スカイベット」が200倍以上を付けているのは「No Manager To Leave」!さすがに「解任される監督がゼロのプレミアリーグ」には張れないですね…⁉

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“ブックメーカーにおける「解任第1号監督」の大本命は、就任3年めのジョゼ・モウリーニョ!” への2件のフィードバック

  1. タムコップ より:

    makotoさんはじめ、マンUサポーターの皆様の心中如何許りか…お察し致します…泣
    聞いてみたいのですが、仮にモウリーニョの早期退任が現実味を帯びてきたとして、次のマネージャー候補として期待が高まる人となると今なら誰なんでしょうか?
    豪華OB陣からの抜擢か、もしくふヨーロッパでも経験豊富な外様大名か…。
    何れにしても、プレシーズンでいくらレギュラークラスが軒並み揃わなかった試合とはいえ、先日のレッズ戦を観る限り、これはモウリーニョもさすがに手の打ち用が無いんじゃないか?と気掛かりになりました。

  2. だしまる より:

    確かに、モウリーニョを解任して、誰を連れてくるのでしょうか。また、モウリーニョさんのマネジメントが、現代の選手に合わないのではとの話、どこまで真実味があるのか知りたいもの。チェルシー末期と同じく、選手・審判・補強に噛みついているような気は致します。

    エジル自伝では、ハーフタイムにチームメイトの前で、とことん罵倒されたエジルが、帰ってしまう一幕があります。その後、監督が怒った意味を考えて納得したエジルは、セルヒオ・ラモスの仲介で謝罪します。

    最近は、叱る・怒るよりも褒める方に比重が傾いているので、このようなマネジメントが時代遅れと言われがち。モウリーニョさん、褒めると叱るのバランスを時代にあわせてチューニングできていないのか。
    また、レアルのセルヒオ・ラモスのように、仲裁・仲介できるキャプテンがいないのか。

    このままだと、解任にベットしたくなります。しかし、ごめんなさいモウリーニョさん。あなたがいないと寂しいのです。できれば、このまま頑張ってください。

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