プレミアリーグ4連敗スタートのペジェグリーニ監督は、難敵続きの5試合を乗り切れるか⁉
プレミアリーグ5節は、グディソン・パークでエヴァートンと対戦。その後のホーム2連戦は、よりによってチェルシーとマンチェスター・ユナイテッド。8節のブライトン戦はアウェイで、ロンドンスタジアムに戻るとトッテナムとのダービーが待っています。クラブの株式の過半数を持つデヴィッド・サリヴァンさんがいかに太っ腹だったとしても、プレミアリーグ9連敗となるまで指揮官を信頼し続けることはできないでしょう。クラブOBのトニー・コティー氏は、「次の3試合が心配。皮肉な話だけど、クラブがペジェグリーニを解任すれば、アラダイスやモイーズが必要と主張するんだろうね」とコメント。マン・シティでプレミアリーグを制した指揮官よりも、前任のモイーズさんがベターだったと語っています。
ウルヴス戦のメンバーを見てみると、昨季からの主力はクレスウェル、スノドグラス、マイケル・アントニオ、アルナウトヴィッチの4人のみ。新戦力のバルブエナ、フレデリックス、ディオプを並べた最終ラインは手探りで、期待されたジャック・ウィルシャーが決定的なパスをフィードするシーンは見られません。ワールドカップの日本戦で、香川真司のシュートに手を出して1発レッドを喰らったカルロス・サンチェスを重用するよりも、献身的なマーク・ノーブルを加えたほうが落ち着くのではないでしょうか。攻撃的なサッカーを期待された新生ハマーズをひとことで表現すれば、「アルナウトヴィッチとフェリペ・アンデルソンの2人で攻めて、後方の9人が混乱する」チームとなってしまいます。
大量補強を敢行したチームがうまくいかなかった際に、「一旦、元のメンバーをベースに据えてみる」といった処方箋がありますが、中盤の真ん中にノーブルとオビヤングを並べてウィルシャーをベンチに置くなどの荒療治が必要なのかもしれません。クヤテが去り、ランシーニが負傷離脱中のチームに2017-18モデルに切り戻すまでの選択肢はありませんが、「守備重視&サイドアタックの徹底」という明確なメッセージがあれば、これまでよりは冷静にプレイできるはずです。ペジェグリーニ式の浸透は先送りにして、直近5試合は守備を固めてドロー狙いに徹した方が勝ち点を積めるのではないでしょうか。クロス68本はプレミアリーグ20クラブ中14位、ロングボール22本は15位。これらの数字が上がれば、4戦2発の貧攻に解決の目処が立ち、バイタルエリアをしっかりカバーできれば、ファビアンスキがリーグTOPの21セーブを記録しなくても済むチームにはなれるでしょう。
GKファビアンスキ、DFサバレタ、バルブエナ、オグボンナ、クレスウェル。セントラルMFにノーブルとオビヤング、2列めにフェリペ・アンデルソン、アルナウトヴィッチ、スノドグラスを並べて、最前線にチチャリートではいかがでしょうか。強豪クラブと戦うときは、カウンター狙いでアルナウトヴィッチを前線に据えて、トップ下ウィルシャー、サイドにマイケル・アントニオという形もあると思います。ペジェグリーニ監督は、この難局を乗り切れるでしょうか。マンチェスター・シティで167試合100勝という数字を残し、2013-14シーズンにはプレミアリーグとキャピタルワンカップの2冠を達成した名将が、10試合ももたずに去るという結末は見たくないのですが…。
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とても意外な結果であり、昨シーズンを引きずって妥当な結果とも言えますか。
選手個人のクオリティは高いはずなので、全ての試合は観てませんが、戦略の浸透と落ち着きが必要なのではないでしょうか。
期待していたウィルシャーは全く活きていませんし、ノーブルが外れるとは思ってもみませんでした。
また、相変わらずサポーターの後押しも足りないような気がします。
総ての要因はスタジアム移転にあったと、このままでは言われかねません。サポーターの意向はその時はどうだったんでしょうね。
我がアーセナルも課題は多いですが、ウェストハムも相当大変そうですね。
私はカウンター狙いのアウナウト据え、ウィルシャー、M.アントニオ組み立て案が現実的かなと思いますね。
ウィルシャー、使ってもらえなくなる前に、何とかしろよ!!
ポゼッションにこだわり過ぎていますね。カウンターに優れているキャラクターがいるので、もっと色々な攻撃が出来ると思います。
あとはチチャを上手く使いたいです。オビアングはスタートから見たい。