9月MVPは4戦5発のアザール、最優秀監督は補強とスタメンのクセがスゴいあのクラブの…!
「過去10年のバロンドールを独占しているスペインに行かなければ、世界最高の選手になれないのでは?」と問われ、「だから行きたいんだ、たぶん」と軽くあしらったドリブラーは、ロンドンに残ったほうがタイトルに近づける可能性もなきにしもあらずです。CR7とともに直近5シーズンで4回の欧州制覇を果たしたレアル・マドリードは、6年連続ラウンド16止まりだった暗黒の時代に戻るのか、欧州のトップに君臨し続けるのか。解任の噂が漂うロペテギ監督の後任によっては、サッリ監督の手腕に賭けるというチョイスもあるのではないかと思います。
話が逸れました。プレミアリーグの表彰に戻しましょう。9月の最優秀マネージャーは、ウォルヴァーハンプトンのヌーノ・エスピリト・サント監督です。ウェストハムとバーンリー相手に1-0、サウサンプトン戦は2-0とクリーンシートを連発。オールド・トラフォードに乗り込んだマンチェスター・ユナイテッド戦を1-1で乗り切り、プレミアリーグに昇格したばかりのチームを9位に浮上させました。ウルヴスについて、昨季チャンピオンシップ制覇というぐらいしかご存じない方も多いと思われますが、これがなかなかクセがスゴいクラブです。2016年にウルヴスを買収した中国企業・復星国際は、辣腕代理人ホルヘ・メンデスの会社の株を保有しており、彼が契約しているポルトガル人選手や、息がかかった選手を続々と獲得。ルイ・パトリシオ、ルベン・ネヴェス、エウデル・コスタはバリバリのポルトガル代表で、32歳のMFジョアン・モウティーニョはワールドカップロシア大会に出場しています。
ポルトガル人を7人も預かったヌーノ・エスピリト・サント監督は、開幕から8試合を完全スタメン固定で戦っています。ルイ・パトリシオ、ベネット、ボリー、コーディ、ドハーティ、カストロ、ネヴェス、モウチーニョ、ジョッタ、エウデル・コスタ、ヒメネス。中盤の真ん中をポルトガル勢が独占し、母国出身者はベネットとコーディのみ。テンポのいいパスワークと堅実な守備で先行逃げ切りを図るチームが劣勢で終盤を迎えたときは、快足ドリブラーのアダマ・トラオレを投入してきます。ここまでは、同じ11人と定番の交代策で健闘しているものの、選手層が薄いチームゆえに後半戦の息切れが心配です。
ともあれ、マンチェスター勢から勝ち点をもぎ取った最終ラインと守護神の奮闘は天晴れ。11月の上旬に対戦するトッテナムとアーセナルも、相当苦しむのではないでしょうか。納得のMVP&最優秀マネージャー。チェルシーとウルヴスのサポーターのみなさん、おめでとうございます!
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エメリじゃなかったか…
全勝したものの結果と内容が合ってない気もするので仕方ないですよね…