前も後ろも不安だらけ…降格ゾーンに沈むサウサンプトンが、マーク・ヒューズ監督を解任!
ボルシアMGからヤニク・ヴェステルゴーアという即戦力CBを獲得し、バーゼルで頭角を現したエルユヌシやリヴァプールで出番を失っていたダニー・イングスを引き入れたセインツの補強は、悪くないのではないかと思いました。タディッチが抜けた穴は、セルティックから連れてきたスチュワート・アームストロングで埋めるという算段だったのでしょう。新シーズンが始まり、ダニー・イングスは4ゴール、出遅れていたアームストロングも直近2戦で3ゴールと、前線の新戦力はまずまずの数字を残しています。セインツの問題は、不安定な最終ラインと、戦い方が定まらずに自信を失いかけている既存選手たちでした。
ガッビアディーニはプレミアリーグ10試合1ゴール、チャーリー・オースティンとシェーン・ロングは未だゼロ。ダニー・イングス以外のストライカーたちは鳴かず飛ばずで、突破力があるレドモンドはすっかり決められない選手になってしまいました。前シーズンは中盤の軸だったロメウはくすぶり、ウォード=プラウズのパスワークはゴールにつながりません。昨季の主力でそれなりに働いているのはレミナとホイビュルクぐらいで、ホームでたったの6ゴールしか決められずに5分2敗と勝利なしでは、下から2番めに停滞するのもやむなしでしょう。
セドリク・ソアレスとバートランドの両SBは悪くありませんが、CBは問題を抱え続けています。ウェズレイ・フートはミスが目立ち、ヴェステルゴーアはプレミアリーグの水になじめず真価を発揮できていません。吉田麻也が出場した試合で失点が多いのは、マークの受け渡しなど連携に難があるからで、当面はフートとスティーブンスでしのぐのが妥当なのかもしれません。後任候補として、デヴィッド・モイーズやライプツィヒで指揮を執っていたラルフ・ハーゲンヒュットルなどの名前が挙がっていますが、誰がやるにしてもCB問題で頭を悩ますことになるでしょう。
クーマン時代の素晴らしいチームを応援していた者として、今の惨状を見ると胸が痛みます。果たして、セインツは復活するのでしょうか。選手の顔ぶれは、残留争いに巻き込まれるレベルではないように思えるのですが…。いずれにしても、指揮官交代以外に打ち手がなかったのは間違いありません。後任の発表は、期待感半分、不安半分です。
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更新ご苦労様です。
セインツから毎シーズン選手を獲得しているレッズサポが言うのもなんですが、なぜ今シーズンヒューズと契約したのかが不思議でした。案の定の結果が今ですが、CBはダイクが抜けてから脆くなってしまいましたね。まだ十分巻き返せる位置におりますから、次の監督次第かもですね。
成績不振で監督解任の報道を読むと、いっつも思うことがある。
このチームにいきなり、たとえばグアルディオラが就任したら、建て直せるのかな?という、子供じみた想像を。
ピースの足りないチームで、勝ち点を積むことの難しさと、優勝を目指すチームの勝ち点を積むことの違いはあるでしょうが、どうなるものか野次馬根性で見てみたいです。
アホみたいなコメント、申し訳ないです(苦笑)
今のプレミアの20チームはタレント揃いです。
降格争いの渦中にあるチームにもいい選手がそこそこいます。
ペップが指導・采配すれば結果は違ってくると思うのですが、ひいき目ですかね。
ユナイテッドのプレーヤー達もシティに比べて遜色ないというか、何人かは優れていると思うのですが。
私のアホコメントに反応してくださり、ありがとうございます(笑)
たしかにそうですね、なんでこんなのが下位チームにいるんだ?ってタレントも、プレミアリーグマネーの恩恵か、最近はかなりいますからね。
実現するなら、どう導いてゆくのか見てみたいですねぇ(笑)
ペップシティのオールオアナッシングを見ましたが、向かい合う選手に伝える情熱というか夢中さみたいなものは、明らかに違うかもしれません。
ヒューズさんも、選手としても監督としても、名将とはいかないまでも経験豊富な人物なんですけど、どこがどう違うものか、見比べて見たいものです。
それにしても、14節でわずか1勝では解任もやむを得ないですが、さすがに選手も選手な気がしてしまいます。