リーズが5連勝で首位奪取!奇人変人ビエルサが、ソープアーチの練習場に設置した施設とは…⁉
2部の中堅クラブが、なぜ首位を快走しているのか。理由はひとつ、あの男がチームに君臨しているからです。奇人変人マルセロ・ビエルサ。バルサの監督に就任する直前のペップに請われてノート1冊では収まりきらない戦術論を授け、10代だったマウリシオ・ポチェッティーノにコーンを使った独特のトレーニング方法を体験させた稀代の戦術マニアは、現在のプレミアリーグの源流といっても過言ではないでしょう。ビエルサ監督という大物を招聘したリーズですが、夏の新戦力でレギュラーといえるのは、300万ポンドでウルヴスから引っ張ってきたバリー・ダグラスのみ。マン・シティからレンタルした22歳のジャック・ハリソンの活躍が驚かれるほど、大した補強をしていないチームが、クリスマス前に首位とはびっくりです。
基本フォーメーションは4-1-4-1。最前線には昨季リーグ戦で11ゴールを記録したクラブのトップスコアラー、ケマル・ルーフェが配され、2列めの主軸はパブロ・エルナンデス、クリヒ、アリオスキ。トップの後ろは流動的で、ジャック・ハリスン、チェルシーからレンタルしたルイス・ベーカー、ボロ時代にプレミアリーグでプレイしていたアダム・フォーショーらが起用されています。アンカーのケヴィン・フィリップスを時折CBにまわすのは、いかにもペップの師匠。圧倒的なポゼッションで相手を押し込む試合が多く、4-1で惨敗した17節のWBA戦でもボール支配率72%を記録しています。
就任したクラブで必ず話題になる奇行のほうも相変わらず絶好調で、スペインメディア「アス」によると、2018年に最も驚かれたのは「ソープアーチの練習場にベッドとキッチンを設置したこと」だそうです。渋滞を避けるためにピッチの脇で寝泊まりするとは、どれだけ戦術マニアかとあきれるばかりですが、こんな監督に規律や自己管理を求められればスタッフも選手も抵抗できないでしょう。アシスタントは、何百時間もの試合のデータを分析してキャンプ状態のマッドマンに奉納し、世界中のファンから届く手紙の返事を一緒に書くのが日課とのこと。選手たちは8月に1日も休みをもらえず、ビールはもちろんNG。体重・体脂肪率・骨密度を毎日測定され、医師の監修のもとで供される食事を摂っているそうです。
日々の体操は御大直々のメニュー。マネキンを使った戦術練習を徹底的に繰り返すのもビエルサスタイルです。すべての芝生が同じ量の太陽光を浴び、同じ長さに刈り揃えられるように指示する監督は、イングランドサッカーの長い歴史のなかでも彼だけではないでしょうか。文句や愚痴をこぼしたい選手もいると思われますが、チームを首位に導いた指揮官を批判するのはオウンゴールです。開幕から8試合無敗と素晴らしいスタートを切ったリーズは、バーミンガムに敗れた後に3勝3分2敗と停滞したものの、WBAに4発喰らって目が覚めたのか、ブリストル戦以降は失点わずか1の5連勝。ソープアーチの主が次に話題になるのは、フットボールの話か、それとも…⁉チャンピオンシップまではチェックできないという方は、FAカップでリーズを観てみてください。1月6日に行われる3回戦の相手はQPR。ここをあっさり勝ち切っていただければ、ペップやポチェッティーノのチームとの師弟対決が実現するかもしれません。いやー、楽しみです!
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うおー、熱いことになってますね!
是非とも来季はプレミアで、ピッチ内外での八面六臂の大活躍を期待せずにはいられません!!!笑
ビエルサがよく使う相手FWの枚数でCBの数を変える戦術が好きでゲームでもよく愛用してます。
ビエルサのマガトの様なスパルタとは少し違う熱い指導は大好きなんですがクラブチームだとチームに限界が来るのか長続きしないのが悲しい所です。
代表の様に数日だけトレーニングを共にするのがビエルサと長く付き合う秘訣なのですかね。笑
リーズ熱いですねぇ!
鉄人ミルナーの契約が今季までで、レッズファンとしては延長して欲しいのですが、リーズが昇格すると、どうなるか心配です(汗
来季はマンチェスターユナイテッドとの宿敵対決も盛り上がりそうですね!そのときにビエルサがベンチにいるかどうかはわかりませんが…。