ジェラード、アルテタは実現せず…ニューカッスルの新監督にスティーブ・ブルースが就任!
ハダースフィールド、ウィガン、クリスタル・パレス、バーミンガム、ウィガン、サンダーランド、ハル・シティ、アストン・ヴィラ、そしてシェフィールド・ウェンズデー。主な実績を挙げるとすると、7シーズンで100勝70分100敗というキリのいい数字を残したバーミンガムをプレミアリーグに引き上げたこと、2012年から4シーズンを過ごしたハル・シティで2度のプレミアリーグ昇格(つまり1度降格)といったあたりでしょうか。2019年2月に招聘されたシェフィールド・ウェンズデーでは、以前のプレミアリーグで主流だった4-2-3-1で堅守速攻に徹し、7勝8分3敗という手堅い数字を残しています。
ベニテス監督がニューカッスルと合意を得られず中国に去った後、後任候補として挙がったのは、野心あふれる刺激的な人物ばかりでした。グラスゴー・レンジャーズで指揮を執るスティーブン・ジェラード、ニースのパトリック・ヴィエラ、マンチェスター・シティでペップとタッグを組むミケル・アルテタ、エヴァートンからベルギー代表監督に転じたロベルト・マルティネス。プレミアリーグのレジェンドといわれる若き指揮官が、情熱のセント・ジェームズ・パークでサポーターを煽る姿を見られればと密かに期待していたのです。
華やかな名前が見出しを飾る一方で、クラブが不振になると声がかかるベテランの可能性もささやかれていました。再起のタイミングを計っていたデヴィッド・モイーズ、2017-18シーズンに不振に陥っていたエヴァートンを立て直したサム・アラダイス。スティーブ・ブルースも、もちろんこちらのカテゴリーです。適切な投資によってチームを改革しようとしているようには見えなかったクラブは、結局は頼みやすさと中小クラブを統率した経験を重視するのではないかと危惧していたのですが、不安は的中してしまいました。
いや、スティーブ・ブルース監督がダメだといっているわけではないのです。ニューカッスルに変革をもたらすフレッシュな指揮官の降臨を夢想していただけです。シェフィールド・ウェンズデーに、「未解決の法的な問題がある」といわれるような強引な引き抜きを敢行した最大のポイントは何だったのでしょうか。「子どもの頃ファンだったと公言する指揮官」「他の監督から色よい返事をもらえなかった」…新監督決定を報じた「BBC」は、サポーターから厳しい非難を受けているマイク・アシュリーオーナーの判断について、「不確かなオーナーによる不確かな任命」と揶揄しています。今回の決定からは、長期的な強化を推進したいという意志は感じられません。
何かとモヤモヤは残りますが、決まった以上は気持ちを切り替えて新指揮官に期待しましょう。新たなスタイルのなかで、武藤嘉紀がうまく機能するかという興味もあります。ミッションは、プレミアリーグ残留でしょうか。身売りの噂を引きずり続けているクラブは、アヨゼ・ぺレスとホセルを放出した後、未だひとりも新戦力を獲得しておりません。「補強予算は9000万ポンド以上」と報じられておりますが…。(スティーブ・ブルース 写真著作者/Struway)
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降格してさすがのベニテスも退任すると思ったらプレミア昇格&10位までついてきてくれた、そんな聖人みたいな監督でも見限る経営勢
昨季の得点源ほとんど放出したのに未だ移籍なし
有能MFのヘイデンとロングスタッフもヘイデンはすでに「家族のためにチームを帰る」と退団を明言していて、ロングスタッフはロングスタッフでビッグクラブから狙われている
そしてプレシーズンマッチの悲惨さ
降格しないだけ万々歳
ベニテスはただの交渉決裂でしょ
続ける気なかったじゃん