現地ジャーナリストが一刀両断!プレミアリーグの監督解任レースで生き残るのは…⁉
彼らに負けず劣らず冴えないのは、ハビ・ガルシアの後を継いだばかりのキケ・サンチェス・フローレス。バーンリーに0-3で敗れたワトフォードは、指揮官が変わってからのプレミアリーグ9試合で1勝4分4敗と上昇する気配が感じられません。17.0倍というオッズは、オーレ・グンナー・スールシャールと同率ですが、より緊張感が高いのは最下位に沈むクラブのようです。ポチェッティーノショック冷めやらぬなか、今季プレミアリーグで3人めのクラッシュは年内に報じられるのでしょうか。4人の監督に対するTVショーの出演者たちの容赦ないコメントを紹介しましょう。
「アーセナルの試合を観て、混乱した。みんなを何度もハラハラさせていただろう。混乱したよ。サウサンプトンは息の根を止めなければならなかったね。ヴェンゲルの頃から進化していない」「エメリと試合後に話すのは簡単なことじゃない。彼はいつも分析、分析、分析だ。申し訳ないが、分析の時間は終わった。チームを改善するために動かないとね。データやチャートよりも大事なことがあるだろう。優秀な監督なら誰しもが備えているはずの、選手からベストを引き出す直感的なマネージメント力が必要だ」(テレグラフ/ポール・ヘイワード記者)
「ウェストハムの落ち込みは理解できる。ボールを自分のネットにパンチするGKがいたら、勝つのは難しい。ロベルトは相手に1~2点与えているだろう。(ファビアンスキの負傷で)彼がチームに加わったときは、TOP4から1位下だった。しかし彼らは現在、ボトム3に近づいている。GKが変わっただけでね」「最終ラインは迷っており、フェリペ・アンデルソンはフィジカルコンタクトに興味がないようだ。すべてを背負わされているデクラン・ライスとマーク・ノーブルは、ピッチ上のあらゆるスペースで消化に勤しんでいる」「ペジェグリーニはお金のために中国に渡った。もはや今のような状況に対処できる人物ではない」(デイリー・メール/マーティン・サムエル記者)
「キケ・サンチェス・フローレスは、ワトフォードの解任レコードを作るんじゃないかな。バーンリーにホームで0-3で敗れ、アラームが鳴った。1勝じゃ足りない。クラブは彼を変えることに躊躇はないはずだ」「マルコ・シウヴァは戦うたびにプレッシャーにさらされているようだ。勝って軽減され、負けると圧力がかかり…。サム・アラダイスの後を受け、素晴らしい仕事をしてエヴァートンの救世主になるつもりだったが、チームを約束の地に導けなかった」(ピープル/スティーブ・ベイツチーフフットボールライター)
ファビアンスキのリタイアをきっかけに、プレミアリーグ1分5敗と泥沼にはまったペジェグリーニ。グイェの移籍とグバミンの負傷、アンドレ・ゴメスの長期離脱で中盤センターが骨抜きになり、直近9試合を2勝1分6敗のマルコ・シウヴァ。主力の高齢化を補強でフォローできなかったワトフォードで苦しむキケ・サンチェス・フローレス。戦力をちょっとした言い訳にできる3人に対して、マネジメントの失敗が際立つウナイ・エメリ監督はより重症に見えます。
4人に加えて、セインツのハーゼンヒュットル監督とマンチェスター・ユナイテッドのスールシャール監督が出走馬となっているG1レースは、全員セーフとはいかないでしょう。最もやばいのはマルコ・シウヴァ監督で、プレミアリーグ14節からの5試合がレスター、リヴァプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルと全敗もありえる厳しいハードルです。
次節のノリッジ戦で勝ち点をロストしたらリーチがかかりそうなエメリ監督ともども、何とか窮地を脱してほしいのですが…。クリスマスの前に、残念なニュースがひとつふたつ舞い込んできそうな雲行きです。この季節になるといつも思いますが、フットボールの監督という生業は、がんばるだけでは報われない大変なお仕事ですね。いやー。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
更新ご苦労様です。スパーズのポチェッティーノショックに端を発しクリスマス前には数名の監督が去りそうな気配濃厚ですね。マルコ・シウヴァは決壊寸前の域でしょうか、、、。
かなりの期待を受けながらも、チームの現状は良い所を見つけることが難しいくらい落ち込んだ、エヴァートンとアーセナル。
ポール・ヘイワード記者の、選手からベストを引き出す、直感的なマネジメントが必要だ。という一文に、両チームのファンが言いたいすべてが集約されているような気がします。
一体、この選手の持ち味やストロングポイントって、どんなだったっけ?と、忘れてしまうくらい、久しく輝いている選手達を見ていない気がします。
ネチネチとこねくり回しながら、どうにかこうにか引き分けているようなアーセナルを見るのは、苦行でしかありません(泣)
12月を前に、本当にDAZNの契約を切ったろかな(泣)と思うくらい、悲しいサッカーをしていますからねぇ。