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「ブラジルに帰る。大切な家族と決めた」…フェルナンジーニョが今季限りの退団を表明!

マンチェスター・シティに加わったのは2013年6月。サー・アレックス・ファーガソンの勇退が発表された直後で、ロベルト・マンチーニを解任したクラブは、マヌエル・ペジェグリーニを招聘してトロフィー奪還を目論んでいました。シャフタール・ドネツクに支払ったフェルナンジーニョの移籍金は3000万ポンド。今、振り返れば激安です。

1年めからアンカーに定着したフェルナンジーニョは、セルヒオ・アグエロ、ヴァンサン・コンパニ、ダヴィド・シルヴァ、ヤヤ・トゥレとともに、マン・シティの黄金時代を築き上げたキーマンです。9シーズンで、プレミアリーグ258試合19ゴール19アシスト。4回のリーグ制覇に貢献し、11個のトロフィーを獲得してもなお、より多くの試合に出場したいという情熱は衰えていません。

36歳になった元ブラジル代表は、アトレティコ・マドリードと戦うチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグの前に、今季限りでの退団を発表しました。来シーズンもエティハドにいるかと問われ、「ノー。レギュラーとしてプレイしたい」。マンチェスターで出番を減らしながらスパイクを脱ぐより、持てる力を発揮できる別なステージに移ったほうがいいと考えたようです。

「ブラジルに帰るよ。いちばん大切な家族と一緒に決めたんだ」

会見の後、「100%正直に、自然に答えた」とTwitterで発信したフェルナンジーニョは、「僕を知っている人は、マン・シティでの仕事とキャプテンとしての役割に忠実であることをわかってくれるだろう」と続けています。

「戦っているすべてのタイトルを勝ち取ることに100%フォーカスしている。将来についてはシーズンが終わってから話すつもりだ。さあ、プッシュしていこう!」

今季の公式戦出場は23試合ながら、プレミアリーグの先発は6試合のみ。2019年に後継者のロドリが入団して以来、出場機会を減らし続けてきたセントラルMFは、まだまだトップレベルでプレイできると確信しているのでしょう。

ペップ・グアルディオラ監督は、彼の意向を知らなかったようで、「家族の決断なのか、今シーズン以上の出場時間を望んでいるのか、わからない」とコメント。「シーズンが終わってから話すつもり」といいながら、「明日は彼のためにプレーし、CL準決勝に進出して最高の別れの瞬間を贈りたいと思っている」と語っています。

プレミアリーグであと何試合、素晴らしいパスワークを見ることができるのでしょうか。マン・シティのステップアップを語るうえで欠かせないレジェンドが、イングランドでの足跡にピリオドを打つ日が近づいています。


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“「ブラジルに帰る。大切な家族と決めた」…フェルナンジーニョが今季限りの退団を表明!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    南米出身でこれほどクレヴァーな選手を見たことがありません。パスカット→ファウルで止める→イエローで止める、の判断が瞬時で出来る頭脳でチームの危機を数えきれないくらい救ってきました。パスセンスもあり攻守のキーマンですね。将来は指導者、監督としての活躍も楽しみです!

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