2024.01.28 マンチェスター・シティの話題
スパーズ戦の呪いは、ヤツがいたから?ようやく勝ったマン・シティは、ハーランド不在で10戦無敗!
ハーランドが骨の痛みを訴えたのは、12月6日のアストン・ヴィラ戦でした。マンチェスター・シティは、この試合を1-0で落としており、エースの不在はプレミアリーグのポジションを危うくするのではないかと懸念されました。当初は軽傷と見られていたのですが、その後の診断で8週間の離脱と報じられ、現在もフリアン・アルバレスを最前線に配する日々が続いています。
昨シーズン、トレブルとワールドカップ制覇を同じ年に達成した史上初の選手となったフリアン・アルバレスは、エースを失ってから9試合に出場して5ゴール3アシスト。フツーなら素晴らしいと称えられる戦績ですが、ハーランドがいる国ではペースダウンと表現されます。さすがのマン・シティも、宿敵リヴァプールに引き離されるかと思いきや、この間何と9勝1分…!
プレミアリーグはルートン、クリスタル・パレス、シェフィールド・ユナイテッド、ニューカッスル。クラブワールドカップで浦和レッズとフルミネンセ。FAカップはハダースフィールドとスパーズで、強豪クラブとの対戦が少なかったのは確かですが、鬼門のトッテナム・ホットスパー・スタジアムにも足を運んでいます。
2019年にトッテナムが本拠地を移転して以来、マン・シティは5戦全敗でノーゴールという呪いにかかっていました。2018-19シーズンのCL準々決勝セカンドレグは、ソン・フンミンの決勝ゴールで大会から締め出され、翌シーズンからのプレミアリーグは2-0、2-0、1-0、1-0。金曜日のFAカップ4回戦も、最後までスパーズが勝つのではないかと思わせる奇妙な展開でした。
開始5分、カイル・ウォーカーのグラウンダーをフォーデンが左足で合わせると、ヴィカーリオが素晴らしい反応を見せて右手で弾きますが、詰めたオスカー・ボブが難なくプッシュ。ようやく呪いが解けたかと思われた先制ゴールは、宙に浮いていたボブの左足がオフサイドラインにかかったとジャッジされ、ノーゴールです。
前半は敵陣中央を制したマン・シティが優勢ではあったのですが、スパーズも再三サイドでラインの裏を取っており、シュート数0対10というスタッツが信じられない展開でした。後半開始間もない48分、左サイドのボブのクロスをファーで受けたフリアン・アルバレスは、至近距離からのラストタッチを浮かしてしまいました。
スパーズの唯一の決定機は53分。ヴェルナーがボックス右に通したスルーパスで、ブレナン・ジョンソンがGKと1対1になったシーンは、エデルソンの留守を守るオルテガの完璧な飛び出しをほめべきでしょう。ペップが動いたのは65分。フリアン・アルバレスとボブが下がり、デブライネとジェレミー・ドクです。
「スパーズが勝つと思わせる」と書いたのは、押していたマン・シティがことごとくチャンスをつぶしたからです。81分にジェレミー・ドクの折り返しを、ホイビュルクがクリアミスしたチャンスは、ベルナルド・シウヴァのシュートがGKの正面。82分には、ボックス内でパスミスしたホイビュルクからフォーデンが奪い、その瞬間のゴール前は2対1でした。
中央でパスを受けたデブライネは、PK状態。左に外してしまったのは、猛然と詰め寄ったファン・デ・フェンに焦らされたからか。圧倒的に攻めているチームが決定機を逃し続け、弱者がワンチャンスを活かすという結末は「フットボールあるある」です。ここまでのシュート数は1対17、オンターゲットは1対7。88分の最後の一撃は、きわどいゴールシーンでした。
左からCKを蹴ったのはデブライネ。ルベン・ディアスと競ってボールをキャッチしようとしたヴィカーリオが落としてしまい、こぼれ球に先着したナタン・アケが押し込みました。GKはファールを主張していたのですが、VARをチェックする限りは正当な空中戦です。敗れた5戦のうち、4戦でゴールを決めていたソン・フンミンが魔法を操っていたのか…?
ハーランド抜きで10戦連続無敗となったチームは、この間28ゴール8失点。絶対的なストライカー不在の穴は、半分はフリアン・アルバレスが埋め、さらにフォーデンとベルナルド・シウヴァがともに4ゴールでカバーしてしまいました。昨季はジョアン・カンセロと入れ替わるように18歳のリコ・ルイスが登場し、今季は20歳のオスカー・ボブがフィット感を高めています。
1年前のペップは、2月5日にここでスパーズに敗れた後、プレミアリーグ14勝2分と加速のスイッチを入れています。今季は早めにボタンを押したのか。クロップ退任の報に際して、「よく眠れるようになる」とコメントした指揮官は、呪いを振り払って爽やかな朝を迎えたのではないでしょうか。デブライネは間もなくトップフォーム。そしてもうすぐハーランドが戻ってきます。
昨シーズン、トレブルとワールドカップ制覇を同じ年に達成した史上初の選手となったフリアン・アルバレスは、エースを失ってから9試合に出場して5ゴール3アシスト。フツーなら素晴らしいと称えられる戦績ですが、ハーランドがいる国ではペースダウンと表現されます。さすがのマン・シティも、宿敵リヴァプールに引き離されるかと思いきや、この間何と9勝1分…!
プレミアリーグはルートン、クリスタル・パレス、シェフィールド・ユナイテッド、ニューカッスル。クラブワールドカップで浦和レッズとフルミネンセ。FAカップはハダースフィールドとスパーズで、強豪クラブとの対戦が少なかったのは確かですが、鬼門のトッテナム・ホットスパー・スタジアムにも足を運んでいます。
2019年にトッテナムが本拠地を移転して以来、マン・シティは5戦全敗でノーゴールという呪いにかかっていました。2018-19シーズンのCL準々決勝セカンドレグは、ソン・フンミンの決勝ゴールで大会から締め出され、翌シーズンからのプレミアリーグは2-0、2-0、1-0、1-0。金曜日のFAカップ4回戦も、最後までスパーズが勝つのではないかと思わせる奇妙な展開でした。
開始5分、カイル・ウォーカーのグラウンダーをフォーデンが左足で合わせると、ヴィカーリオが素晴らしい反応を見せて右手で弾きますが、詰めたオスカー・ボブが難なくプッシュ。ようやく呪いが解けたかと思われた先制ゴールは、宙に浮いていたボブの左足がオフサイドラインにかかったとジャッジされ、ノーゴールです。
前半は敵陣中央を制したマン・シティが優勢ではあったのですが、スパーズも再三サイドでラインの裏を取っており、シュート数0対10というスタッツが信じられない展開でした。後半開始間もない48分、左サイドのボブのクロスをファーで受けたフリアン・アルバレスは、至近距離からのラストタッチを浮かしてしまいました。
スパーズの唯一の決定機は53分。ヴェルナーがボックス右に通したスルーパスで、ブレナン・ジョンソンがGKと1対1になったシーンは、エデルソンの留守を守るオルテガの完璧な飛び出しをほめべきでしょう。ペップが動いたのは65分。フリアン・アルバレスとボブが下がり、デブライネとジェレミー・ドクです。
「スパーズが勝つと思わせる」と書いたのは、押していたマン・シティがことごとくチャンスをつぶしたからです。81分にジェレミー・ドクの折り返しを、ホイビュルクがクリアミスしたチャンスは、ベルナルド・シウヴァのシュートがGKの正面。82分には、ボックス内でパスミスしたホイビュルクからフォーデンが奪い、その瞬間のゴール前は2対1でした。
中央でパスを受けたデブライネは、PK状態。左に外してしまったのは、猛然と詰め寄ったファン・デ・フェンに焦らされたからか。圧倒的に攻めているチームが決定機を逃し続け、弱者がワンチャンスを活かすという結末は「フットボールあるある」です。ここまでのシュート数は1対17、オンターゲットは1対7。88分の最後の一撃は、きわどいゴールシーンでした。
左からCKを蹴ったのはデブライネ。ルベン・ディアスと競ってボールをキャッチしようとしたヴィカーリオが落としてしまい、こぼれ球に先着したナタン・アケが押し込みました。GKはファールを主張していたのですが、VARをチェックする限りは正当な空中戦です。敗れた5戦のうち、4戦でゴールを決めていたソン・フンミンが魔法を操っていたのか…?
ハーランド抜きで10戦連続無敗となったチームは、この間28ゴール8失点。絶対的なストライカー不在の穴は、半分はフリアン・アルバレスが埋め、さらにフォーデンとベルナルド・シウヴァがともに4ゴールでカバーしてしまいました。昨季はジョアン・カンセロと入れ替わるように18歳のリコ・ルイスが登場し、今季は20歳のオスカー・ボブがフィット感を高めています。
1年前のペップは、2月5日にここでスパーズに敗れた後、プレミアリーグ14勝2分と加速のスイッチを入れています。今季は早めにボタンを押したのか。クロップ退任の報に際して、「よく眠れるようになる」とコメントした指揮官は、呪いを振り払って爽やかな朝を迎えたのではないでしょうか。デブライネは間もなくトップフォーム。そしてもうすぐハーランドが戻ってきます。
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