マン・シティ退団の噂が流れるペップ・グアルディオラ、去就を左右する3つのポイント。
アーセナル、レスター、ウルヴスと難敵が続く年末を、ペップは無傷で乗り切ることができるでしょうか。首位を快走するリヴァプールとの差は14ポイント。これ以上引き離されれば、2008-09シーズンのファーガソン以来となるプレミアリーグ3連覇という野望は潰えます。
「ペップ・グアルディオラが今季限りでマンチェスター・シティを去る」「2021年までの契約には、本人が望めば次の夏でクラブを出られる条項が盛り込まれている」。現地メディアが流すゴシップについて聞かれたペップは、後者の存在を否定しました。「それは真実ではない。1週間前に、クラブには自分の意向を伝えている」。マンチェスター・シティで幸せだと語る指揮官の去就を左右する要素は、「チャンピオンズリーグ」「クラブのスタンス」「イタリアの動向」ではないでしょうか。欧州の頂点に立ったことがないマンチェスター・シティでビッグイヤーを掲げたいペップにとって、早期敗退と非願成就はクラブを離れる理由になりえるでしょう。
ボーンマスのナタン・アケ獲得が噂されているなかで、「1月には補強はしない」「次は夏だ」と宣言しているのは、「獲得可能な選手に慌てて手を出すのではなく、本当に必要な選手を吟味して加えたい」という意向があるからでしょう。ペップは、プレミアリーグ3連覇を半ば諦め、今季のターゲットをCLに絞っているのではないでしょうか。2月に再開される大会には、ラポルテとサネが間に合うはず。半年前にはリヴァプールとトッテナムがファイナルに進出しており、「今のメンバーでCL制覇」は、決して無謀な目標ではありません。ダヴィド・シルヴァは最後のシーズン。アグエロの決定力やフェルナンジーニョのパスワークが衰えていく可能性もあります。サネとオタメンディは夏に出ていくかもしれず、大型補強を敢行しなければならない次年度に野望を先送りするよりも、立て直しに成功すれば手が届きそうな今季に賭けるべきでしょう。
「What next for Man City and their manager?」と題したレポートを「BBC」に寄稿したスペイン人ジャーナリストのギエム・バラクさんは、現役時代にプレイしたイタリアや、以前に興味を示していたブラジルで指揮を執る可能性に言及しています。ダヴィド・シルヴァの代役、CB、最前線と即戦力を3人加えたいマン・シティが、ペップがほしい選手を獲得する気がなければ、指揮官とクラブの蜜月は終わりを告げることになるでしょう。
「CL制覇で新たなミッションを失う(あるいはあっさり敗れてモチベーションとロイヤリティが下がる)」「クラブが補強資金を出し渋る」「イタリアあたりからいい話が舞い込む」といった3枚のカードが揃ったとき、プレミアリーグのメインストリームを築いた類まれなる名将は、自らのキャリアに新たなキャプチャーを書き記すのではないかと思います。どうするペップ、どうなるマン・シティ。エミレーツで行われる明日のアーセナル戦は、必勝です。
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まあ、いずれにしてもペップの決断次第ですね。3シーズンは十分な長さでした。
でも、今のシティに勝る陣容のクラブもそうそう無いですしね。
クロップとペップの共通点は、責任感。強い信念。強いビジョン。
いい加減な形、もしくは、金に釣られて、仕事を投げ出すような人が名監督になることはない。
金払うから兎に角、勝て、というような、ロンドンの青いチームの迷監督たちとは、明らかに一線を画する。
、、、、と思います。
つまり、「失敗」という形で、自分からやめるほど、無責任な人物ではない、”はず”
↑時流に乗ってお二人を褒めたいならただ褒めれば良いだけで何かを貶めす必要はないのでは?
それとあなたの仰るクラブは毎年何かしらのタイトルを獲得してきたということもお忘れなく。
そうしてクラブの利益と地位を維持するのも1つのあり方ですよ。
上の人のとおりだと思います。
何かを貶めないとペップ褒められないのは自分の考えが揺らいでるからでしょう。
ペップはここ10年ほどで一番お金をかけて補強してもらってる監督でしょうし。
まあそれでもペップは素晴らしい監督だと私は思いますが。
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今季限りか、あるいは来シーズンあたりか。
いずれにしても次に向かうとしたらセリエになるんじゃないかなという気もしますが。
イタリア王者がサッリを迎えてポゼッションサッカーを仕込みはじめているのがなんとも。
ロナウドが衰える前にペップがトリノに向かったらどうなるのかというのもロマンがあるのですが、はたして…。