プレミアリーグに3バックが上陸!7-0圧勝で新生マンチェスター・ユナイテッドは視界良好!
プレミアリーグ上位クラブが試運転モードでシブい試合を繰り返すなか、ファン・ハール監督だけが、ド派手な船出でチームの変化を世界にアピールしました。対戦相手が動きが悪いロザンゼルス・ギャラクシーだったとはいえ、マンチェスター・ユナイテッドの7-0スタートは、新チームということもあって弾みがつきます。この試合でいちばんのトピックスは、ファン・ハール監督が、プレミアリーグでは見かけない3バックで戦ったこと。しかも、そのフォーメーションは、「これからは、4-3-3、3-4-3、3-4-1-2のどれでもいけるんですよ」といわんばかりでした。
マンチェスター・ユナイテッドのスタメンは、「なるほど、同じメンバーで3-4-1-2にも4-3-3にもできますね」という顔ぶれ。GKデ・ヘア、3人のCBはスモーリング、フィル・ジョーンズ、ジョニー・エヴァンス。中盤は、センターにフレッチャーと新加入のアンドレ・エレーラを入れ、サイドには期待の19歳ルーク・ショーとバレンシア。マタがトップ下で、前線にルーニーとウェルベックを並べました。このメンツのまま、スモーリングとルーク・ショーをSBに据えれば、あっという間に4-3-3の出来上がりです。ファン・ハール監督は、相手を見ながらサイドの高さと中央の厚さを変えていこうとしているようです。
試合は、相手の守備がルーズだったこともあり一方的でしたが、若手DFリース・ジェームズの活躍と、アンデル・エレーラの臨機応変なプレイが今後に期待を抱かせてくれました。香川真司は、後半からクレヴァリーとのコンビでセンターMFとして登場。気負いがあったのか、単純なトラップミスでシュートチャンスを逃すシーンもありましたが、空間認識能力の高さを活かした絶妙なタイミングでのパスや、82分に見せた、前線に飛び出して切り返しから放ったGKのヨミより一瞬早いシュートなど、香川らしさは披露できたのではないでしょうか。
トップ下にポジションを移したエレーラの背中を見ながらのプレイは、本人としては悔しかったかもしれませんが、ファン・ハール監督の評価を得るには早いタイミングでセンターMFでもいけるとアピールしておいたほうがいいでしょう。新監督が3センターまで視野に入れているとすれば、その一角を勝ち取るチャンスは充分にあると思います。このあたりは、近いうちに「香川真司が、新しいタイプのセンターMFとしてプレミアリーグで花を咲かせる」というテーマで突っ込んで書かせていただければと思います。
というわけで、みなさん。ファン・ハール監督のマンチェスター・ユナイテッドがプレミアリーグに本格的な3バックを持ち込んで、4バック&1トップの流れを変えるかもしれません。このチームに、移籍の噂があるダレイ・ブリントやフンメルス、ストロートマンが来たら、ますますおもしろくなりそうです。…いや、すみません。この時期はまだ慣らしですから、と冒頭でいっておきながら、少し気の早い話をしていますね。26日から始まる「インターナショナルチャンピオンズリーグ2014」で、ローマ、インテル、レアル・マドリードとどう戦うのか、引き続きウォッチすることとしましょう。
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ジェームズ・ウィルソンなんて出てませんよ
左WBのリースジェームズのことですか?
ジェームズ・ウィルソンなんて出てませんよ
左WBのリースジェームズのことですか?
すみません
二重投稿しちゃいました
A・スミスさん>
そうです。すみません。誤記です。訂正させていただきました。