2021.03.06 マンチェスター・ユナイテッドの話題
「22」を巡るバトル…数字で見る近頃のマンチェスターダービー!
「エティハドのマンチェスターダービーが楽しみだ」と、気勢を上げていたのも今は昔。プレミアリーグ2020-21シーズンの前半戦終了時に、順位テーブルの頂点にいたチームは、その後の8試合で2勝5分1敗と停滞してセカンドグループの先頭走者となってしまいました。ひたすら勝ち続けたマンチェスター・シティとの差は14ポイント。日曜日のシックスポインターをわれわれが制したとしても、あちらが受けるダメージはないといっていいでしょう。
通算185試合めとなるマンチェスターダービーは、公式戦21連勝の最強チームとプレミアリーグのアウェイゲームで21戦連続無敗の2位チームのどちらが、記録を22に伸ばせるかを争う一戦です。12月のオールド・トラフォードはスコアレスドロー。当時は5勝4分2敗とギアが入っていなかったペップのチームは、14節のサウサンプトン戦からプレミアリーグ15連勝と最強チームに生まれ変わり、その間5失点という堅守を完成させました。対するマンチェスター・ユナイテッドは、公式戦3試合連続でノーゴール。未だかつて4試合連続でゴールレスを続けたことはありません。
直近のスタッツを並べると、マンチェスター・シティの完勝に終わりそうですが、「スールシャールVSペップ」にフォーカスすると、景色は一変します。現役時代は「ベイビーフェイス・アサシン(童顔の殺し屋)」と呼ばれたクラブOBの最初のダービーは、2018-19シーズンの最終盤。オールド・トラフォードで0‐2と完敗を喫した元ストライカーは、2019-20シーズンのプレミアリーグで宿敵にダブルを喰らわせ、カラバオカップ準決勝を1勝1敗で終えています。
今季はプレミアリーグでドロー、カラバオカップは完敗。通算成績は3勝1分3敗と互角で、ペップが5試合以上戦って勝率5割を切っているのは、ユルゲン・クロップと彼だけです。スールシャール監督が日曜日に勝てば、マンチェスターダービーのアウェイゲームで3勝無敗というロケットスタートを達成した唯一の監督になります。逆にペップが完封すれば、22年ぶりにマンチェスター・ユナイテッドに対して1シーズン3回のクリーンシート達成。当時のアーセン・ヴェンゲルのチームと今のペップを比べると…いや、無謀な比較は控えましょう。
チームのバイオリズムはマン・シティの圧勝、指揮官の対戦成績はイーブン。スールシャールの神通力に期待したいところですが、選手たちのコンディションを比べると、あちらが上をいわざるをえません。唯一の負傷者だったナタン・アケが復帰し、リストを空にしたペップのチームに対して、マン・ユナイテッドはポグバとファン・マタが離脱。リンデロフ、マルシアル、ファン・デ・ベークは間に合うかどうか微妙で、初めての子どもが生まれたばかりのデ・ヘアはスペインに帰っています。
カバーニ、グリーンウッド、ラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデスという前線のオプションがダニエル・ジェームズのみのチームが、アタッカー9人をローテーションできる最強チームに勝てるとは思えません。今季プレミアリーグにおけるビッグ6対決は5分2敗で、スコアレスドローが5つ。トッテナム戦で決めた唯一のゴールはブルーノ・フェルナンデスのPKで、オープンプレーからのゴールがないチームが、ルベン・ディアスとジョン・ストーンズの堅守を崩せるとは思えません。
過去15試合のマンチェスターダービーは、アウェイが9勝3分3敗と圧倒しており、スールシャール就任以降の7試合はホーム勝利ゼロという不思議なバトルと化しています。戦力、戦術、勢いとすべてが上の首位チームの順当勝ちか、アウェイで強いという実績とジンクスを活かしたチャレンジャーのアップセットか。「22」を巡るバトルが今からとても楽しみ…とはいえません。さすがにオンターゲットゼロは、勘弁してください…!
通算185試合めとなるマンチェスターダービーは、公式戦21連勝の最強チームとプレミアリーグのアウェイゲームで21戦連続無敗の2位チームのどちらが、記録を22に伸ばせるかを争う一戦です。12月のオールド・トラフォードはスコアレスドロー。当時は5勝4分2敗とギアが入っていなかったペップのチームは、14節のサウサンプトン戦からプレミアリーグ15連勝と最強チームに生まれ変わり、その間5失点という堅守を完成させました。対するマンチェスター・ユナイテッドは、公式戦3試合連続でノーゴール。未だかつて4試合連続でゴールレスを続けたことはありません。
直近のスタッツを並べると、マンチェスター・シティの完勝に終わりそうですが、「スールシャールVSペップ」にフォーカスすると、景色は一変します。現役時代は「ベイビーフェイス・アサシン(童顔の殺し屋)」と呼ばれたクラブOBの最初のダービーは、2018-19シーズンの最終盤。オールド・トラフォードで0‐2と完敗を喫した元ストライカーは、2019-20シーズンのプレミアリーグで宿敵にダブルを喰らわせ、カラバオカップ準決勝を1勝1敗で終えています。
今季はプレミアリーグでドロー、カラバオカップは完敗。通算成績は3勝1分3敗と互角で、ペップが5試合以上戦って勝率5割を切っているのは、ユルゲン・クロップと彼だけです。スールシャール監督が日曜日に勝てば、マンチェスターダービーのアウェイゲームで3勝無敗というロケットスタートを達成した唯一の監督になります。逆にペップが完封すれば、22年ぶりにマンチェスター・ユナイテッドに対して1シーズン3回のクリーンシート達成。当時のアーセン・ヴェンゲルのチームと今のペップを比べると…いや、無謀な比較は控えましょう。
チームのバイオリズムはマン・シティの圧勝、指揮官の対戦成績はイーブン。スールシャールの神通力に期待したいところですが、選手たちのコンディションを比べると、あちらが上をいわざるをえません。唯一の負傷者だったナタン・アケが復帰し、リストを空にしたペップのチームに対して、マン・ユナイテッドはポグバとファン・マタが離脱。リンデロフ、マルシアル、ファン・デ・ベークは間に合うかどうか微妙で、初めての子どもが生まれたばかりのデ・ヘアはスペインに帰っています。
カバーニ、グリーンウッド、ラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデスという前線のオプションがダニエル・ジェームズのみのチームが、アタッカー9人をローテーションできる最強チームに勝てるとは思えません。今季プレミアリーグにおけるビッグ6対決は5分2敗で、スコアレスドローが5つ。トッテナム戦で決めた唯一のゴールはブルーノ・フェルナンデスのPKで、オープンプレーからのゴールがないチームが、ルベン・ディアスとジョン・ストーンズの堅守を崩せるとは思えません。
過去15試合のマンチェスターダービーは、アウェイが9勝3分3敗と圧倒しており、スールシャール就任以降の7試合はホーム勝利ゼロという不思議なバトルと化しています。戦力、戦術、勢いとすべてが上の首位チームの順当勝ちか、アウェイで強いという実績とジンクスを活かしたチャレンジャーのアップセットか。「22」を巡るバトルが今からとても楽しみ…とはいえません。さすがにオンターゲットゼロは、勘弁してください…!
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更新有難うございます。それにしてもMakotoさんの次から次への悲観的なコメントには思わず笑ってしまいました。惨敗しても予想通り、善戦なら期待が膨らみ、引き分けならしてやったりとニンマリ、勝とうものなら狂喜乱舞⁉️という「事前ハードル下げ」キャンペーンが見えてしまいます(w)
ご指摘の通りマンUが勝つとすれば持ってる男スールシャールの「強運」でしょうね。
アケも復帰とのこと、これからはターンオーヴァーをうまくやりながら万全の態勢でいよいよ「4冠」達成に突き進んで欲しいです。