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スペインから正式オファー報道…絶対に残ってほしい!今季最強の守護神ダヴィド・デ・ヘア

ついに、来るべきものが来てしまったようです。スペインメディア「マルカ」が報じている、レアル・マドリードからのダヴィド・デ・ヘアに対する正式オファー。昨年末から、マンチェスター・ユナイテッドは早期にデ・ヘアとの契約延長を決めにいっているといわれながらも、ここまで動きがなかったのは、デ・ヘアと代理人のジョルジュ・メンデス氏がシーズンが終了してから検討する方針だったからでしょう。マンチェスター・ユナイテッド残留で手に入るものは、GK史上最高といわれる1000万ポンド(約18億円)という破格のサラリー。レアル・マドリードで、どこまでこれに近づけるのかはわかりませんが、母国スペインへの復帰は、世界で最も実績のあるクラブのゴールマウスをまかされるというこれ以上ない栄誉を意味します。

現在、チャンピオンズリーグ制覇に近いのは、間違いなくレアル・マドリードのほうですが、未来は誰にもわかりません。とはいえ、いろいろ材料を並べれば、世界屈指の守護神がマドリードに傾く可能性のほうが高そうです。金銭的な評価やここまで積み上げてきたクラブ愛は、マンチェスターに残る理由となるのか。サポーターとしては、行かないでくれと祈るよりほかはありません。

個人的な話になりますが、私が今まで、絶対に出ていかないでほしいと腹の底から願った選手は、エリック・カントナ、ピーター・シュマイケル、ルート・ファン・ニステルローイ、エドウィン・ファン・デル・サールの4人。デ・ヘアは、彼らと同様に「マンチェスター・ユナイテッドでスパイクを脱いでほしい」と願い続ける5人めの選手です。GKが多いのは自分が学生時代にGKをやっていたからで、スコールズやギグスの名前がないのは彼らがクラブを離れることを想像したことがなかったから。デヴィッド・ベッカムが入っていないのは、スパイスガールズのヴィクトリア・アダムズさんと結婚し、きらびやかな世界とつながっていようとする彼のライフスタイルに、どこかで醒めていたのだと思います。

上記の5人に共通しているのは、「眩しすぎるシーズンを過ごした選手」であること。1993-94シーズン、プレミアリーグとFAカップのダブルを果たしたチームの象徴だった「エリック・ザ・キング」。1998-99シーズンのトレブル達成時のキャプテン・シュマイケル。2002-03シーズンにプレミアリーグを制覇し、チャンピオンズリーグと併せてダブルで得点王を獲得したニステルローイ。2008-09シーズンのプレミアリーグで、チェフのレコードを塗り替える1311分無失点を記録したファン・デル・サール。これらに比べれば、プレミアリーグで4位ないしは5位という数字しか残らない、今季のデ・ヘアの活躍は物足りなく映るかもしれません。しかし、すべての試合を観てきたマンチェスター・ユナイテッドサポーターは、わかっています。来季、クラブが欧州の舞台で戦えるのは、苦しい時期に毎試合ハットトリックを決めるかのようにビッグセーブを連発したスーパーGKがいたからだということを。彼のプレイはレジェンドたちの輝きに引けを取らない、眩いものであったということを。

今季のマン・ユナイテッドで持てる力をすべて出し切ったといえる選手は、デ・ヘア以外にひとりもいないでしょう。できることなら、自身の手で勝ち取った2015-16シーズンの欧州の舞台で、マンチェスター・ユナイテッドの復活と世界一のGKはデ・ヘアであるという事実を、欧州のファンに納得させるような活躍を見せてほしいと思います。その後、どこかでスペインに帰る日が来るとしても…。

イギリス紙「ザ・サン」は、デ・ヘアとマンチェスター・ユナイテッドは1000万ポンド(約18億円)の2年契約で延長合意寸前と報じていますが、イケル・カシージャスの去就問題やガレス・ベイル移籍話の決着と絡みながら、デ・ヘアの今後のキャリアも語られていくのではないでしょうか。件のタブロイド紙によると、現在のGKの最高年棒は、イケル・カシージャスと、マンチェスター・シティのジョー・ハートの約11億円だそうです。全体的な年棒高騰の話には、自然と眉を顰めてしまいますが、デ・ヘアの18億円には胸騒ぎや懸念は感じません。世界的なストライカーと同等の額を、胸を張って受け取ってくださいと思うばかりです。

すみません。いささかエモーショナルな記事となってしまいました。移籍云々の前に、デ・ヘアには残り3試合となったプレミアリーグで最後までエキサイティングなセービングを披露していただき、ライバルたちのコケ待ちではあるものの、3位フィニッシュを実現してもらえればと思います。いやー、退団が決まったらショックですね。最後のゲームとなるかもしれないハル・シティとの今季プレミアリーグ最終戦では、デ・ヘアの勇姿を目に焼き付けたいと思います。

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“スペインから正式オファー報道…絶対に残ってほしい!今季最強の守護神ダヴィド・デ・ヘア” への7件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    管理人さんがあげた選手を見ると、納得の選手ばかりですね。
    デ・ヘアの件はヤキモキしますね。デ・ヘア一人で今シーズンどれだけ勝点を獲得したかはレッズファンの私でも分かります。彼が抜けるだけで相当なダメージになってしまう可能性がありますよね。まだ決まった訳ではありませんが、出してはいけない選手と思うんですよね、、、

  2. a より:

    移籍ダメ絶対!!

  3. makoto より:

    Mackiさん>
    いや、ホントに。噂になっているロリスやヴァルデスもいいGKですが、デ・ヘアの今季の活躍は、いいとかうまいというレベルじゃなかったんです。彼について語ると、ついつい力が入ってしまいます。

    aさん>
    ですよね。私にとっては「ダヴィド・ザ・キング」。アンタッチャブルです。

  4. MUFC-7 より:

    ユナイテッドが今、この順位にいるのは彼のスーパーセーブがなければありえませんでした。一時期はディフェンスは彼一人だけと思えていた時もありました。絶対に残ってもらいたい。いつもいつもレアルは我々からベストプレイヤーをとっていきます。この法則が崩れてほしいと祈るばかりです。

  5. パチ より:

    まずはユナイテッドが今シーズンの残り試合をきっちり勝ちきって来シーズンさらに強くなるとデ・ヘアに感じさせることからって感じじゃないですかね。ここにきての3連敗、そのうえ次も勝てないなんてなったらデ・ヘアの気持ちが移籍に傾く可能性もあるかなと。

    さすがにマドリーからオファーが来ればスペイン人として気持ちがゆらぐだろうなと思うし、それを超える魅力をユナイテッドが高額年棒+αで感じさせられるか?ですね。

    残ってクルトワとプレミアNO.1GKの座を何年も争い続けて欲しいですけどね。

  6. モウ より:

    デヘアには絶対にユナイテッドに残って欲しいですね。
    試合はたまにしか見れてないですが、今季の活躍はすごかったですし、見てない時もこのブログを読んで今節も活躍がすごかったんだというのが何回もありました。

    チェルシーファンですが、今年はデヘアがプレミアNo.1キーパーに選出されたのは納得です。

  7. makoto より:

    MUFC-7さん>
    そうですね。誰にも埋められない穴です。

    パチさん>
    おっしゃるとおりです。CL出場権は死守です。

    モウさん>
    試合観ながら涙が止まらないぐらいの凄さでした。4月のチェルシー戦でアザールに決められた時、デ・ヘアのレベルならこれはミスだろう、角度のある1対1は全部止められるのに、と思ったぐらいです。

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