2022.03.10 マンチェスター・ユナイテッドの話題
TOP4は絶望的…マンチェスター・ユナイテッド、誤算&トラブルだらけの7ヵ月を振り返る。
プレミアリーグ28試合13勝8分7敗、ラングニック就任後は7勝5分2敗。マンチェスター・ユナイテッドのTOP4フィニッシュは、3試合消化が少ないアーセナルの自滅待ちになっています。昨季プレミアリーグは21勝11分6敗で、リヴァプールの上をいく2位。敗戦の数は、既に上回っています。
あらためて、「マンチェスター・ユナイテッドの不振の理由は?」と問われると、すべての試合を観ているサポーターでも即答できないのではないでしょうか。「前年を上回るパフォーマンス」「合格点」といえるのは、絶対的守護神と伸び盛りのエランガのみ。新戦力は全員、期待していたレベルに届かず、主力は軒並み数字を落としています。
開幕からの「トラブル史」を振り返ってみましょう。序盤の5試合は、4勝1分と順風満帆。リーズとの緒戦でハットトリックを達成したブルーノ・フェルナンデスは5戦4発、ポグバは7アシストを決め、4節から合流したクリスティアーノ・ロナウドは復帰戦から2試合で3発をゲットしました。最初のつまずきは、0-1で敗れたアストン・ヴィラ戦。続くエヴァートン戦を1-1のドローで終えると、ラヴァエル・ヴァランがリタイアしてしまいました。
レアル・マドリードから来たCBが出場したプレミアリーグ16試合は失点14。不在の12試合は24失点と、別なチームに変貌します。ヴィラ戦からスールシャール解任までの7試合は、CR7が1ゴール、ブルーノはノーゴール。0-5で大敗した9節のリヴァプール戦でレッドカードを喰らったポグバは、ハムストリングを痛めて長期離脱となりました。
右サイドを強化するために獲得したはずのジェイドン・サンチョは、前半戦でわずか1ゴールと真価を発揮できず。スールシャールもラングニックも左で起用することが多く、負傷で出遅れたラシュフォードがトップフォームに戻れないまま、弾き出されてしまいました。ポグバ、ヴァラン、カバーニ、ラシュフォード、ルーク・ショーらの負傷と、サンチョ、マグワイア、ブルーノの不振が重なり、新監督になってからも取りこぼしは減りませんでした。
クリスティアーノ・ロナウドの23試合9ゴール3アシストは、これまでの彼の数字ではありません。7番がプレスに参加しないと、2列めの仕事が増え、勤勉なブルーノや慣れていないサンチョはゴール前に出てこられなくなります。CLで6戦6発のレジェンドを不要とまではいいませんが、以前ほど輝かなくなったブルーノを見ると、掛け算、足し算ではなく割り算になってしまった感があります。
ポグバが戻ってくれば巻き返せると期待していた矢先に、あまりにも残念なグリーンウッドの事件がありました。新戦力が空回りし、負傷が多い主力がシフト勤務と化し、最終ラインの軸と中盤センターが不安定では、優勝どころかCL出場権獲得も望むべくもありません。
冷静に順位テーブルを眺めてみると、TOP4を争っているのは開幕3連敗のアーセナル、一時は最終ラインのレギュラーを全員欠いていたハマーズ、監督が解任になったマン・ユナイテッドとスパーズ。昨季は強かったレスターは、守備が崩れて圏外に去っており、「ハイレベルなクラブが3つしかなかったシーズン」と評価するのが妥当でしょう。
諦めてはいません。しかし、「プレミアリーグは何が起こるかわからない」というエモーショナルな言葉にすがるしかない絶望的な状況と心得ています。願わくば、チャンピオンズリーグという淡い夢をもうしばらく握りしめていたいと思う今日この頃であります。
あらためて、「マンチェスター・ユナイテッドの不振の理由は?」と問われると、すべての試合を観ているサポーターでも即答できないのではないでしょうか。「前年を上回るパフォーマンス」「合格点」といえるのは、絶対的守護神と伸び盛りのエランガのみ。新戦力は全員、期待していたレベルに届かず、主力は軒並み数字を落としています。
開幕からの「トラブル史」を振り返ってみましょう。序盤の5試合は、4勝1分と順風満帆。リーズとの緒戦でハットトリックを達成したブルーノ・フェルナンデスは5戦4発、ポグバは7アシストを決め、4節から合流したクリスティアーノ・ロナウドは復帰戦から2試合で3発をゲットしました。最初のつまずきは、0-1で敗れたアストン・ヴィラ戦。続くエヴァートン戦を1-1のドローで終えると、ラヴァエル・ヴァランがリタイアしてしまいました。
レアル・マドリードから来たCBが出場したプレミアリーグ16試合は失点14。不在の12試合は24失点と、別なチームに変貌します。ヴィラ戦からスールシャール解任までの7試合は、CR7が1ゴール、ブルーノはノーゴール。0-5で大敗した9節のリヴァプール戦でレッドカードを喰らったポグバは、ハムストリングを痛めて長期離脱となりました。
右サイドを強化するために獲得したはずのジェイドン・サンチョは、前半戦でわずか1ゴールと真価を発揮できず。スールシャールもラングニックも左で起用することが多く、負傷で出遅れたラシュフォードがトップフォームに戻れないまま、弾き出されてしまいました。ポグバ、ヴァラン、カバーニ、ラシュフォード、ルーク・ショーらの負傷と、サンチョ、マグワイア、ブルーノの不振が重なり、新監督になってからも取りこぼしは減りませんでした。
クリスティアーノ・ロナウドの23試合9ゴール3アシストは、これまでの彼の数字ではありません。7番がプレスに参加しないと、2列めの仕事が増え、勤勉なブルーノや慣れていないサンチョはゴール前に出てこられなくなります。CLで6戦6発のレジェンドを不要とまではいいませんが、以前ほど輝かなくなったブルーノを見ると、掛け算、足し算ではなく割り算になってしまった感があります。
ポグバが戻ってくれば巻き返せると期待していた矢先に、あまりにも残念なグリーンウッドの事件がありました。新戦力が空回りし、負傷が多い主力がシフト勤務と化し、最終ラインの軸と中盤センターが不安定では、優勝どころかCL出場権獲得も望むべくもありません。
冷静に順位テーブルを眺めてみると、TOP4を争っているのは開幕3連敗のアーセナル、一時は最終ラインのレギュラーを全員欠いていたハマーズ、監督が解任になったマン・ユナイテッドとスパーズ。昨季は強かったレスターは、守備が崩れて圏外に去っており、「ハイレベルなクラブが3つしかなかったシーズン」と評価するのが妥当でしょう。
諦めてはいません。しかし、「プレミアリーグは何が起こるかわからない」というエモーショナルな言葉にすがるしかない絶望的な状況と心得ています。願わくば、チャンピオンズリーグという淡い夢をもうしばらく握りしめていたいと思う今日この頃であります。
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今日も更新ありがとうございます。
たらればですが、ブルーノの負担を軽減する守備的MFを補強できていれば…
同じ街のライバルによるCR7獲得を阻止したのは偉大な歴史を持つクラブとして正しかったと思っているので現状歯痒いですが、あのままシティに入っていたらどんな景色だったでしょうね。