2022.04.15 マンチェスター・ユナイテッドの話題
テン・ハフVSポチェッティーノ…マンチェスター・ユナイテッドの次期監督はほぼ決まり!?
「BBC」が配信した2つの記事が、事実に基づいたものであれば、来季のマンチェスター・ユナイテッドの指揮官はエリック・テン・ハフで、マウリシオ・ポチェッティーノ監督はパリ残留濃厚です。プレミアリーグ制覇どころか、TOP4復帰というミッションからやり直す可能性が高いクラブは、実績を重視したといわれています。
「マンチェスター・ユナイテッドがアヤックスのボスを任命する寸前」と見出しを打ったのはサイモン・ストーン記者。「ユナイテッドは契約は成立していないといっているが、オランダの情報筋は基本合意に至ったとほのめかしている」と伝え、スパーズの元監督については「有力報補だった」と過去形で表現しています。
もうひとつの記事のタイトルは、「How PSG manager slipped down Man Utd pecking order(ポチェッティーノの序列が下がった理由)」。名物記者の主張を補完するかのようなレポートは、オランダ人に傾いたのはオーナーの意向によるものとレポートしています。
「ポチェッティーノは、過去数年で少なくとも3回はヴァイスチェアマンのエド・ウッドワードと話している。サー・アレックス・ファーガソン、リチャード・アーノルドCEO、彼らと定期的に話すクラブOBたちから、自身が理想の候補と見られていることをわかっていた。マンチェスターの意思決定者の大多数は、戦術、選手育成、マネジメントとクラブを代表する際の姿勢について、好意的な言葉を並べていたからだ」
「しかし、その一方で、彼の実績を不十分と考え、アーノルドに伝える者もいた。アメリカにいるオーナーは、アヤックスで指揮を執るエリック・テン・ハフの経歴書に感銘を受け、ポチェッティーノがパリ・サンジェルマンで残した結果に困惑していた」
2017年からアヤックスを率いて、エール・ディヴィジとKNVBカップを2回ずつ制したテン・ハフは、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグで22年ぶりとなるベスト4にチームを導いています。対してポチェッティーノが得たタイトルは、昨年のクープ・ドゥ・フランスのみ。テン・ハフのチームとの直接対決で、3点のビハインドから大逆転したCLのファイナル進出はさほど評価されなかったようです。
むしろ欧州の舞台は、アルゼンチン人指揮官に対する印象をネガティブにしたと伝えられています。ベンゼマの3発で敗れた今季のラウンド16のセカンドレグは、メッシ、ネイマール・ムバッペをうまく機能させられなかった試合と見做されてしまいました。
プレミアリーグで6年10ヵ月を過ごし、トッテナムを欧州で戦うチームに育て上げたポチェッティーノの就任を楽しみにしていたので、ニュースに触れた瞬間は残念という気持ちが先立ちました。しかし、テン・ハフという選択に不安を感じているわけではありません。モウリーニョ時代にクラッシュしたチームが、ようやく長期的な視座をもって戦略・戦術構築と人材育成に取り組むのだという期待を抱いています。
サイモン・ストーン記者によると、「エリック・テン・ハフの就任発表は、日曜日に行われるオランダカップ決勝、PSVアイントホーフェン戦の前にはならない」とのこと。来季に関する話は、プレミアリーグのTOP4フィニッシュが決まるか、もしくはアウトとなった後でもいいのではないかと思います。どうなるにせよ、続報を待ちましょう。(エリック・テン・ハフ 写真著作者Кирилл Венедиктов)
「マンチェスター・ユナイテッドがアヤックスのボスを任命する寸前」と見出しを打ったのはサイモン・ストーン記者。「ユナイテッドは契約は成立していないといっているが、オランダの情報筋は基本合意に至ったとほのめかしている」と伝え、スパーズの元監督については「有力報補だった」と過去形で表現しています。
もうひとつの記事のタイトルは、「How PSG manager slipped down Man Utd pecking order(ポチェッティーノの序列が下がった理由)」。名物記者の主張を補完するかのようなレポートは、オランダ人に傾いたのはオーナーの意向によるものとレポートしています。
「ポチェッティーノは、過去数年で少なくとも3回はヴァイスチェアマンのエド・ウッドワードと話している。サー・アレックス・ファーガソン、リチャード・アーノルドCEO、彼らと定期的に話すクラブOBたちから、自身が理想の候補と見られていることをわかっていた。マンチェスターの意思決定者の大多数は、戦術、選手育成、マネジメントとクラブを代表する際の姿勢について、好意的な言葉を並べていたからだ」
「しかし、その一方で、彼の実績を不十分と考え、アーノルドに伝える者もいた。アメリカにいるオーナーは、アヤックスで指揮を執るエリック・テン・ハフの経歴書に感銘を受け、ポチェッティーノがパリ・サンジェルマンで残した結果に困惑していた」
2017年からアヤックスを率いて、エール・ディヴィジとKNVBカップを2回ずつ制したテン・ハフは、2018-19シーズンのチャンピオンズリーグで22年ぶりとなるベスト4にチームを導いています。対してポチェッティーノが得たタイトルは、昨年のクープ・ドゥ・フランスのみ。テン・ハフのチームとの直接対決で、3点のビハインドから大逆転したCLのファイナル進出はさほど評価されなかったようです。
むしろ欧州の舞台は、アルゼンチン人指揮官に対する印象をネガティブにしたと伝えられています。ベンゼマの3発で敗れた今季のラウンド16のセカンドレグは、メッシ、ネイマール・ムバッペをうまく機能させられなかった試合と見做されてしまいました。
プレミアリーグで6年10ヵ月を過ごし、トッテナムを欧州で戦うチームに育て上げたポチェッティーノの就任を楽しみにしていたので、ニュースに触れた瞬間は残念という気持ちが先立ちました。しかし、テン・ハフという選択に不安を感じているわけではありません。モウリーニョ時代にクラッシュしたチームが、ようやく長期的な視座をもって戦略・戦術構築と人材育成に取り組むのだという期待を抱いています。
サイモン・ストーン記者によると、「エリック・テン・ハフの就任発表は、日曜日に行われるオランダカップ決勝、PSVアイントホーフェン戦の前にはならない」とのこと。来季に関する話は、プレミアリーグのTOP4フィニッシュが決まるか、もしくはアウトとなった後でもいいのではないかと思います。どうなるにせよ、続報を待ちましょう。(エリック・テン・ハフ 写真著作者Кирилл Венедиктов)
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