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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

リヴァプール戦で敗因となったカゼミーロとラシュフォードは、このまま起用し続けるのか?

ガラタサライがヴィクター・オシムヘンの入団を発表しました。「スカイスポーツ」によるとシーズンローンで、レンタルフィーは510万ポンド。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、チェルシーは、今季のストライカーのパフォーマンス次第で、1年後にチャレンジするかもしれません。イスタンブールのクラブは、マン・ユナイテッドのMFも狙っていると伝えられています。

トルコのマーケットのデッドラインデーは9月13日。カゼミーロにオファーを提示し、ローンで引き入れるための時間は残されています。リヴァプール戦の前半は衝撃でした。35分にフラーフェンベルフにパスをカットされ、ショートカウンターからルイス・ディアスに決められると、42分には強引なドリブルをルイス・ディアスに止められ、2失点の元凶となってしまいました。

この日のカゼミーロは、37本のパスのうち11本がミスで、5本のロングフィードも味方に届いたのは1本だけです。失点シーン以外にも、ドリブルで2回抜かれており、ハーフタイムの交代は緊急の止血処理でした。さらにもうひとり、早々に諦めたほうがよかった選手がいます。左サイドのマーカス・ラシュフォードは、開幕から3試合連続でシュートゼロです。

昨季プレミアリーグで33試合7ゴール2アシストと期待外れに終わった10番は、ブライトン戦と同様に守備の貢献度も低く、アーノルド、フラーフェンベルフ、サラーが揃うサイドは圧倒的に劣勢でした。テン・ハフ監督は、自信を取り戻してもらうために使い続けているのでしょうか。もしそうだったとしても、69分のアマド・ディアロの投入時に下げるべきでしょう。

2023-24シーズンは、最初の2ヵ月で3勝4敗。序盤の3試合を1勝2敗とつまずいたマンチェスター・ユナイテッドは、1年前をトレースしているようです。ルーク・ショーとマラシアは相変わらず不在で、入団直後に負傷したホイルンドは今年も8月をリハビリに費やしています。軽傷と伝えられていたメイソン・マウントの復帰は、10月までずれ込む見通しです。

ザークツィー、レニー・ヨロ、デ・リフト、マズラウィ、ウガルテ。近年では最高の補強といわれていますが、ピッチ上ではプレスに走る前線と慎重に構える最終ラインの間に広大なスペースがあるなど、個々の能力だけでは対応できない課題が横たわっています。カゼミーロ問題の解決策として、ウガルテに多大な期待が寄せられている現状は危険と捉えたほうがいいでしょう。

大前提として、前線、中盤、最終ラインをコンパクトにする必要があります。前で奪われた瞬間、カゼミーロとメイヌーのカバーリングが大きな負担になりがちで、余裕のなさがミスを誘発しているのでしょう。メイヌーを活かすなら、ウガルテをアンカーに据えて彼とブルーノを左右に配する4-3-3のほうが、個々の守備範囲が限定されるため、うまくいくのではないかと思います。

ラシュフォードは勝負どころで継ぎ込むサブからやり直してもらい、結果を出せればスタメンとしたほうが、チーム全体の納得感が高まると思われます。現状のベストは、最前線にザークツィーで左右にガルナチョとアマド・ディアロ。ゴールがほしい展開になったら、ラシュフォード、ホイルンド、ザークツィーのいずれかで2トップを組む4-4-2も視野に入ります。

「デイリー・メール」によると、カゼミーロはトルコを拒否しているそうで、ローン移籍は現実的ではありません。であれば全体のバランスを見直しつつ、傷心のMFはプレッシャーが少ないカラバオカップやヨーロッパリーグを主戦場として、ラシュフォードはサブからリトライ。これまでのしがらみがない新戦力を活用した戦術の刷新が、最も効果的なのではないでしょうか。


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