2024.11.19 マンチェスター・ユナイテッドの話題
マン・ユナイテッドの最強の新戦力…?16歳のチド・オビ=マルティン、震撼のハットトリック!
プレミアリーグ11節を終えて、4勝3分3敗で13位。またしても厳しいシーズンとなったマンチェスター・ユナイテッドは、テン・ハフを解任し、スポルティングCPで開幕から11連勝のルーベン・アモリムを招聘しました。「リヴァプールとトッテナムにオールド・トラフォードで0-3完敗」があまりにもセンセーショナルで、守備が脆い印象がありますが、目下の最大の課題は攻撃力です。
マズラウィとデ・リフトが加わった最終ラインは奮闘しており、クリーンシート5回はリヴァプールに次ぐ2位で、11試合で12失点はアーセナルと並ぶ3位です。時折中央にぽっかり空くスペースや、セットピースからの失点が気になるものの、中盤のセンターとサイドに戦術的な修正を施せば相当よくなるのではないかと期待しています。
より厳しいのは前線です。サイドで数的優位を築けず、突破しても中央が薄いシーンが多く、ホイルンドに打てるボールが出てきません。ただでさえカウンター頼みのアタックは、ビッグチャンスミス26回とHit woodwork(バーやポストに当たったシュート)8本がリーグのワーストで、トップスコアラーのガルナチョはたったの3ゴールです。
アモリム降臨で、前線は活性化するのでしょうか。巷では「来年の夏にスポルティングCPからヴィクトル・ギョケレスを引き入れる」という噂が流れていますが、昨季プレミアリーグで30試合10ゴール2アシストのホイルンドや、獲得したばかりのザークツィーを見限るのは早すぎるでしょう。移籍金は、2人合わせて1億850万ポンド。あっさり諦めていい額ではありません。
ギョケレス獲得となれば盛り上がりそうですが、せっかく獲得した原石を手離すことになりやしないかと不安になります。夏にアーセナルから獲得したチド・オビ=マルティンは16歳ですが、3年後には絶対的エースになっているのではないかと夢を見させる存在です。昨季のU-18プレミアリーグで18試合32ゴール。移籍の手続きなどで出遅れた今季も、いきなり結果を出しています。
マンチェスター・ユナイテッドのU-18は、トップチームの大苦戦と裏腹に開幕から9連勝で首位を快走中です。昨シーズンに頭角を現した18歳のガブリエーレ・ビアンケリは6試合8ゴール、サイドを主戦場とするジェームズ・スキャンロンは8試合9ゴールという活躍でチームを牽引しています。そこに割って入った16歳のデビュー戦は、サンダーランドとのアウェイゲームでした。
3-3という緊迫した展開のなかに投じられたチド・オビ=マルティンは、明らかに仕上がり途上で、27分の出場でノーゴール。サポーターを熱狂させたのは、キャリントンのAonトレーニング・コンプレックスで開催されたノッティンガム・フォレスト戦でした。2戦めにして初先発のストライカーは、ハットトリックを達成したのですが、所要時間は14分です。
震撼のゴールショーの始まりは、開始13秒。どこにいてもわかる188cmの長身は、右サイドでバックパスミスを拾ってGKと向き合いました。足元に飛び込もうとする黄色いシャツをあざ笑うかのように左足のタッチで抜き去り、無人のゴールにゲット。フットボールの選手はゴールを決めると、誰もいなくてもコーナーフラッグに向かって走り出すんですね…。
2点めは5分。右からのグラウンダーをDFがカットし、足元に転がってきたボールをゴール左に突き刺しました。14分の3点めは、自らのポストプレーから左に展開したサイドアタック。ゴールライン際からのスキャンロンの折り返しはパーフェクトで、左足のダイレクトショットがゴールのど真ん中に決まりました。
翌日にはトップチームのウェストハム戦があり、ハーフタイムで退いた16歳を大絶賛のサポーターたちは「そのままロンドンに連れていって先発させろ」「シーズンが終わるまでに、ザークツィーを超えるはず」「コール・パルマーのように、今すぐ10年契約」と盛り上がっていました。鮮烈な自己紹介を済ませたストライカーは、エヴァートン戦でもゴールを決めています。
2度めの先発もホームゲームで、ゴールシーンは開始6分でした。ポストに当たって足元に入ったボールを打ち上げてしまった後、左サイドのスキャンロンがボックス左に出した斜めのパスに反応し、左足でGKの脇を抜きました。71分の出場で、決定的なシュートが6本あったのですが、GKのファインセーブ連発で1ゴールに留まっています。
ポルトガルから来た新監督には、ガルナチョやメイヌーに続く若手の発掘と育成も期待したいと思います。チド・オビ=マルティンはU-18では群を抜いており、相手が厳しくなるU-21に上げるという選択肢もあるのではないかと思われます(プレミアリーグ2では14位…)。トップチームデビューは今季のFAカップか、あるいは来季以降か。いや、焦らず気長に待ちましょう。
マズラウィとデ・リフトが加わった最終ラインは奮闘しており、クリーンシート5回はリヴァプールに次ぐ2位で、11試合で12失点はアーセナルと並ぶ3位です。時折中央にぽっかり空くスペースや、セットピースからの失点が気になるものの、中盤のセンターとサイドに戦術的な修正を施せば相当よくなるのではないかと期待しています。
より厳しいのは前線です。サイドで数的優位を築けず、突破しても中央が薄いシーンが多く、ホイルンドに打てるボールが出てきません。ただでさえカウンター頼みのアタックは、ビッグチャンスミス26回とHit woodwork(バーやポストに当たったシュート)8本がリーグのワーストで、トップスコアラーのガルナチョはたったの3ゴールです。
アモリム降臨で、前線は活性化するのでしょうか。巷では「来年の夏にスポルティングCPからヴィクトル・ギョケレスを引き入れる」という噂が流れていますが、昨季プレミアリーグで30試合10ゴール2アシストのホイルンドや、獲得したばかりのザークツィーを見限るのは早すぎるでしょう。移籍金は、2人合わせて1億850万ポンド。あっさり諦めていい額ではありません。
ギョケレス獲得となれば盛り上がりそうですが、せっかく獲得した原石を手離すことになりやしないかと不安になります。夏にアーセナルから獲得したチド・オビ=マルティンは16歳ですが、3年後には絶対的エースになっているのではないかと夢を見させる存在です。昨季のU-18プレミアリーグで18試合32ゴール。移籍の手続きなどで出遅れた今季も、いきなり結果を出しています。
マンチェスター・ユナイテッドのU-18は、トップチームの大苦戦と裏腹に開幕から9連勝で首位を快走中です。昨シーズンに頭角を現した18歳のガブリエーレ・ビアンケリは6試合8ゴール、サイドを主戦場とするジェームズ・スキャンロンは8試合9ゴールという活躍でチームを牽引しています。そこに割って入った16歳のデビュー戦は、サンダーランドとのアウェイゲームでした。
3-3という緊迫した展開のなかに投じられたチド・オビ=マルティンは、明らかに仕上がり途上で、27分の出場でノーゴール。サポーターを熱狂させたのは、キャリントンのAonトレーニング・コンプレックスで開催されたノッティンガム・フォレスト戦でした。2戦めにして初先発のストライカーは、ハットトリックを達成したのですが、所要時間は14分です。
震撼のゴールショーの始まりは、開始13秒。どこにいてもわかる188cmの長身は、右サイドでバックパスミスを拾ってGKと向き合いました。足元に飛び込もうとする黄色いシャツをあざ笑うかのように左足のタッチで抜き去り、無人のゴールにゲット。フットボールの選手はゴールを決めると、誰もいなくてもコーナーフラッグに向かって走り出すんですね…。
2点めは5分。右からのグラウンダーをDFがカットし、足元に転がってきたボールをゴール左に突き刺しました。14分の3点めは、自らのポストプレーから左に展開したサイドアタック。ゴールライン際からのスキャンロンの折り返しはパーフェクトで、左足のダイレクトショットがゴールのど真ん中に決まりました。
翌日にはトップチームのウェストハム戦があり、ハーフタイムで退いた16歳を大絶賛のサポーターたちは「そのままロンドンに連れていって先発させろ」「シーズンが終わるまでに、ザークツィーを超えるはず」「コール・パルマーのように、今すぐ10年契約」と盛り上がっていました。鮮烈な自己紹介を済ませたストライカーは、エヴァートン戦でもゴールを決めています。
2度めの先発もホームゲームで、ゴールシーンは開始6分でした。ポストに当たって足元に入ったボールを打ち上げてしまった後、左サイドのスキャンロンがボックス左に出した斜めのパスに反応し、左足でGKの脇を抜きました。71分の出場で、決定的なシュートが6本あったのですが、GKのファインセーブ連発で1ゴールに留まっています。
ポルトガルから来た新監督には、ガルナチョやメイヌーに続く若手の発掘と育成も期待したいと思います。チド・オビ=マルティンはU-18では群を抜いており、相手が厳しくなるU-21に上げるという選択肢もあるのではないかと思われます(プレミアリーグ2では14位…)。トップチームデビューは今季のFAカップか、あるいは来季以降か。いや、焦らず気長に待ちましょう。
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