「モウリーニョ監督は、2センターで守備的な戦術に回帰する」…現地メディアの分析に異議あり!
「アルバロ・モラタはズラタン・イブラヒモヴィッチの完璧な代役となり、ハメス・ロドリゲスは既に報じられているターゲット。クロアチア代表のイヴァン・ペリシッチはよりワイドなポジションでモウリーニョの攻撃力を強化することができる」。いくつかの大型補強で既にぜいたくなスカッドを拡大しようとしていると語り出したメディアは、2年めのモウリーニョ監督がフォーメーションを変えてくると予想しています。攻撃的な戦いを志向した4-3-3ではなく、より安全な4-2-3-1へ。ポール・ポグバが3枚のセンターの左でプレイしたがっているのに対して、指揮官は最終ラインの前に2人いるフォーメーションに回帰するとみています。このあたりには異論がありますが、話を先に進めましょう。
「スカイスポーツ」の予想スタメンは、GKデ・ヘア、最終ラインにバレンシア、リンデロフ、バイリー、ルーク・ショー。ポグバとエレーラの2センター、その前にラシュフォード、ハメス・ロドリゲス、ペリシッチ。トップにモラタを配しています。「相手の攻撃を抑え、カウンターアタックで叩きのめすのはモウリーニョの武器である。ヨーロッパリーグ決勝でも、マンチェスター・ユナイテッドのポゼッションは30%をわずかに上回っていただけだった。ボールをキープすることは、モウリーニョにとって重要なことではない」。昨季プレミアリーグで54ゴールしか積めなかったチームは、より守備的な戦い方にシフトしながら一撃必中の速攻を仕掛けるとみているようです。
「騒動はやがて沈静化し、ユナイテッドファンの耳元で奏でられる音楽となる」ダヴィド・デ・ヘアは残留予想。スピードはもちろん、DFとしてのキャパシティの高さを評価しているリンデロフは3070万ポンドを投じたラインのヒエラルキーの頂点。モウリーニョ監督は、獲得を熱望していたラファエル・ヴァランとの類似点を新戦力に認めているようです。中盤では、「the go-to man for Mourinho(モウリーニョが頼りにする男)」アンデル・エレーラがポグバをフォロー。昨季プレミアリーグにおける平均シュート数が3本を超え、誰よりも多くのパスを出していたフランス代表MFは、深いポジションでもチームの宝になりえると主張しています。
「Could the prodigal son make a sensational return this summer?」。”放蕩息子”のセンセーショナルな復帰については、「スカイスポーツ」は懐疑的。クリスティアーノ・ロナウドのチームへの愛情が確かだとしても赤いユニフォームを纏うには至らず、それでも前線のオプションに困ることはないとしています。モラタの到着はすぐそこに迫っており、ペリシッチについては「63回のチャンスメイクはマンチェスター・ユナイテッドにおける最高のクリエイター・ポグバより8つも多く、8アシストはチームのトップであるアントニー・マルシアルより2つ多い」。さらにハメス・ロドリゲスの創造力とゴールセンスが加わり、指揮官を説き伏せたラシュフォードには居場所が用意されているというのが彼らの分析です。
「モウリーニョ監督はタイトルを獲れる。しかし、アタッカーを窒息させてしまうかもしれない」。4-2-3-1によるカウンターサッカーを前提としたこの結論が最も想像しやすいのですが、これには正面から異を唱えたくなります。「マンチェスター・ユナイテッドの指揮官は、より攻撃的な戦い方でプレミアリーグを勝とうとしているはずだ」と。根拠は1点、キャリック残留とマティッチへのアプローチ、つまり「守れるパサー」をアンカーに据えようとする動きです。1年めで守備についてはいける手応えをつかみ、淀みのないスピーディなアタックと確実なフィニッシュさえ手に入れられればプレミアリーグも欧州も勝てると確信しているのではないでしょうか。私の予想スタメンを紹介して、この稿を締めたいと思います。
GKデ・ヘア、最終ラインにバレンシア、リンデロフ、バイリー、ルーク・ショー。アンカーにマティッチ、左右にポグバとエレーラ。3トップはムヒタリアン、モラタ、ペリシッチ。
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僕はエレーラとポグバとファビーニョのスリーセンターだと予想しています。
今のフェライニの位置にそのままファビーニョが入る感じなのではないかなと。
個人的にモラタが本当に取れるのかが心配です…
予想スタメン、ブリティッシュは左SBだけですね。
改めて時間の流れを感じます。
ユナイテッドさん>
その3人もありですね。マティッチ濃厚になってまいりましたが。
セオさん>
(泣)…すみません。昔を思い出してしまいまして。