2026.01.13 マンチェスター・ユナイテッドの話題
国内カップ全敗でシーズン40試合は111年ぶり!マン・ユナイテッドは最悪のシーズンを回避できるのか?
リーグで最下位のウルヴスに1-1、16位のリーズも1-1、19位のバーンリーに2-2なら、FAカップのブライトン戦の1-2は納得感があります。彼らが11位ということは、今のわれわれは15位のボーンマスと同じぐらいと考えればいいでしょう。14位のスパーズは、ELファイナルの夜をともに過ごした仲なので、「FAカップなんて、いらないよね!わかるー❤」と声をかけてあげたくなります。
「オールド・トラフォードで負けて悔しい」と思ってしまう精神的な病は、ドクター・アモリムが10回の敗戦という荒療治を施してくれたおかげで、快方に向かっている(あるいは慣れてしまった)ようです。ブライトン戦は、喜ばしい試合ともいえるでしょう。2つの失点は、マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーの素晴らしさを証明するようなゴールだったからです。
12分に左サイドからドリブルで仕掛けたのはカディオグル。ボックスの左に流れて縦パスを受けたダニー・ウェルベックが、メイソン・マウントをかわして上げたクロスが決め手でした。ゴール前でフリーだったリュテルのヘッダーをセーブしたラメンスは、こぼれ球を左足でプッシュしたグルダの一撃を見送るしかありませんでした。
勝負を決めた64分の追加点は、フェルトマンのフィードが右に出たグルダに入った後の対応が致命的でした。ウガルテはなぜ、上がってきたウェルベックを追わなかったのか。レニー・ヨロはなぜ、ラストパスが出るまでウェルベックとの間合いを詰めなかったのか。世が世なら1対2でつぶされていたストライカーは、フリーで左足を振り抜き、ゴールの左隅に決めました。
2001年にマンチェスター・ユナイテッドに入団したウェルベックは、今季の公式戦で23試合9ゴール1アシストと絶好調。あと5つ決めれば、35歳にしてシーズン13ゴールというキャリアハイを更新します。最初の失点でメイソン・マウントをカバーできなかったレニー・ヨロは、2つめのゴールシーンでも無力で、クラブのOBから厳しいレッスンを受けたといえるでしょう。
シュート数は19対13、オンターゲットは8対4、しかしビッグチャンスは2対4。守備の脆さを突かれた残念な敗戦のなかで、メイヌーの先発出場、シェシュコのゴール、マグワイアの復帰は次につながるトピックスです。マズラウィ、マグワイア、デ・リフト、リサンドロ・マルティネスを最終ラインに配することができれば、勝てる試合が増えるのではないかと期待しています。
FAカップとリーグカップの初戦で敗退したのは、1981-82シーズン以来、44年ぶり。1983年以降で、FAカップの3回戦敗退は3回しかありません。シーズンを通じて40試合は、1914-15シーズン以降の最少で、プレミアリーグで最もワークライフバランスが取れています。ティーンエイジャーを口説くときは、「アーセナルみたいなブラック企業でいいの?」と熟考を促しましょう。
さらに、こんな見方もあります。プレミアリーグ創設から昨季までの33年で、タイトル(コミュニティシールドを除く)を獲得できなかったのは13シーズン。そのうち9シーズンはTOP4フィニッシュで、5位以下の4シーズンのうち2回はELで決勝に進出しています。残る2回は、モイーズの2013-14シーズンと、スールシャール&ラングニックの2021-22シーズンですが、両方ともCLに出場しているのです。
つまり、こういうことになります。「タイトルゼロ」「欧州不出場」「リーグで5位以下」の三重苦のシーズンは、30年以上に渡って1度もなかったのです。ELの出場権すら獲れなかったのは、モイーズとアモリムだけで、前回はファン・ハールがリーグ4位と最低限の責任を取ってくれました。今シーズンは「国内カップはダブルで初戦敗退」のおまけ付きです。
最悪のシーズンにつながる舞台設定をしたアモリムは、結果が出る前に離脱しました。スールシャールとキャリックのいずれかが、導火線に火が着いたダイナマイトを抱えてゴールに向かうようです。欧州ロストとカップ戦の全敗で、マッチデー収入は激減。下位に沈めば、今季の放映権料と来季の欧州の収益も失います。週末のマンチェスターダービーは当然、必勝です。ふふ。ふふふ。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!




コメントを残す