ポグバとルカクは移籍か残留か…交渉が進まないマンチェスター・ユナイテッドの憂鬱。
課題山積、日々是混沌。2日ほど前に、やはり「スカイスポーツ」が「マンチェスター・ユナイテッドがブルーノ・フェルナンデスを獲得する可能性は低い」と伝えておりましたが、スポルティングCPのエースの力量に問題があるわけではなく、カオスに陥った現状を整理するほうが先というニュアンスのようです。最重要テーマは、ハリー・マグワイア獲得。エリック・バイリーが負傷してしまい、プレミアリーグ史上最高額の価値があるかどうかを問うている時間はなくなりました。スールシャール監督はASAPといっているそうで、エド・ウッドワードCEOは極東ツアーに足を運ぶのを取りやめました。「スカイスポーツ」はウッドワード次第と伝えており、8000万ポンドのオファーがあれば話は一気に進むとレポートしています。
「ミリンコヴィッチ=サヴィッチの移籍話が動くのは、ポグバがマドリードに旅立つことになったときのみ」と配信したのは「デイリー・ミラー」。スールシャール監督は、「ポグバはわれわれのグループで絶対的なトップだ。彼が問題になったことは、これまで一度もない。パフォーマンスにはいつも感謝しているよ」と語り、サポーターにブーイングの自粛を要請していますが、件のメディアは6番のマドリード行きは実現すると主張しています。
1億8000万ポンド(約243億円)などという途方もない移籍金が手に入るなら、マグワイア、ミリンコヴィッチ=サヴィッチ、ブルーノ・フェルナンデスをまとめて獲ってもいいのではないかと思いますが、既にアザールやヨヴィッチをゲットしたクラブは出費を減らそうとしてくるはずです。名前が挙がっているなかで、最も魅力的なのはブルーノ・フェルナンデスなのですが…。昨季の公式戦53試合で32得点18アシストという素晴らしい数字を残したタレントをリヴァプールにさらわれようものなら、プレミアリーグ優勝という野望がさらに5年先に遠のくような気がしてなりません。
ルカクに関して、マンチェスター・ユナイテッドは一貫して妥当な移籍金にこだわっていますが、ユーヴェとの話で気になるのはディバラとルカクの価格差です。プレミアリーグで7シーズン連続10ゴール以上の26歳と、4シーズン連続2ケタの後、昨季は5ゴールで終わった25歳なら前者のほうが上という見方もあります。フィジカルの強さと高さを兼ね揃え、プレミアリーグでの経験が豊富で、とにかくマジメなルカクは残したほうがいいのではないかと思うのですが、ご本人がどうしても出たいというならディールの妥当な着地を祈るしかありません。
何かと話題が多いマンチェスター・ユナイテッド。希望を並べるなら、デ・ヘア新契約締結、ルカクとポグバは残留、ブルーノ・フェルナンデスとマグワイア獲得となるのですが、この形で落ち着く可能性は低そうですね…。こういうときに、あちらの方々はこういうのでしょう。Let’s see how it goes.(どうなるか、見てみよう)。プレミアリーグのデッドラインデーは8月8日。交渉に費やせる時間は2週間を切っています。
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とりあえず、ポグバとルカクが出て行ってしまうのは仕方がないと覚悟はしています。ただし、後釜をとらないといけないので、プレミアリーグの獲得期限の1週間前までと、クラブとしての公の宣言をして欲しいです。
レアルマドリーとインテルがまだ一ヶ月以上猶予があると思ってるなら、それは勘弁して欲しいです。