いろいろありましたが、あらためてポール・ポグバに期待しています!
厳しい状況ではあるものの、朗報があるとすればアントニー・マルシアルのトレーニング復帰です。開幕戦2ゴールのラシュフォードが、その後の7試合で1ゴールと停滞しているなか、ファン・ダイクがいないサイドにドリブラーを足せれば期待が膨らみます。ユーロ予選のクロアチア戦で頭部を強打したダニエル・ジェームズは大事には至らず。ニューカッスル戦を欠場したワン=ビサカやリンデロフが戻ってくれば、サポーターを落胆させるだけの試合にはならないのではないでしょうか。一方、ポール・ポグバは足にギブスをしたままフィットネスを高めている状態で、復帰は10月末までずれ込みそうです。スールシャール監督は、中盤のコントロールタワーを欠いたメンバーで、もうしばらく耐えなければなりません。
「レアル・マドリードが高額移籍金に難色を示している」「ユーヴェが獲得を熱望」などと、ゴシップの主役となっているポグバですが、あらためてスタッツをチェックすると、今のチームに不可欠な存在であることは明らかです。2016年の夏にクラブに復帰してから、プレミアリーグ97試合出場で24ゴール25アシスト。通したスルーパスは61本を数え、19回のビッグチャンスクリエイトを記録しています。昨季のオンターゲットは50本で、64本のモー・サラーに次ぐリーグ2位。プレミアリーグ3シーズンで、ポグバがいた試合は53勝28分16敗で勝率55%ですが、不在となると8勝5分9敗で36%に落ちてしまいます。
フランス代表をワールドカップ制覇に導いたセントラルMFについては、モウリーニョ監督の3年めのトラブルの際に「VSポグバ」と騒がれたことが現在も尾を引いているように感じられます。指揮官と一触即発のムードになっている動画が出回るなど、彼が目立っていたのは確かですが、当時はマルシアルの代理人が退団希望を公言し、デ・ヘアが契約延長交渉を凍結するなど複数の選手のモチベーションが下がっていました。実際のところは、「監督を取るか、エースを残すか」といったマンガのようなわかりやすい図式ではなかったのではないかと思われます。
今季は、1年前以上に苦しい状況ですが、あらためてポグバに期待しています。夏に「ステップアップする時期」と移籍をほのめかしたため、クラブに対するロイヤリティを疑問視する向きもあるようですが、レアル・マドリードに移籍する寸前だったデ・へアのその後の活躍を見てきた者として、ポグバも同じようにプロフェッショナルであると信じています。エースは、復帰間近。「降格ゾーンがすぐ下に見えている」と怖れるのではなく、「プレミアリーグ4位まで5ポイント差。充分めざせる」と考えましょう。…と、うまいことポジティブシンキング(あるいは現実逃避)をしてきたのですが、うっかり週末のスケジュールをチラ見してしまいました。今、リヴァプールですか。もう1か月ほど、待っていただきたく…。
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自分としては。ポグバはジダン級のMFだと思ってます。イニエスタ、シャビは違うタイプとして。ジョーダンがフィルジャクソン、レブロンは出会ってない。けど関係なくキング。ジダンも神ですかね。ポグバもいい監督と出会えればいいなあと思ってます。フランスでカンテの隣だといい選手はだいたい輝くので参考にならないけど、ユーベやマンUで、気分がいい時のプレーはとんでもない選手だと思います。いい監督と出会ってもらってのプレイを観たいです。こういう選手には戦術50%くらいやってくれよ~くらいでいいと思います。