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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

アンデルソン放出、長友佑都獲得!? 動き出したマンチェスター・ユナイテッド、冬は頼むぞ!

そもそものケチのつき始めは、夏の補強で完全に後手を踏んだことでした。プレミアリーグで苦戦が続くマンチェスター・ユナイテッドは、同じ轍は踏まないとばかりに冬の補強に積極的に動くようです。昨日、イタリアのスポーツ番組が、「マンチェスター・ユナイテッドがインテルの左SB長友佑都とMFグアリンに2400万ユーロ(約34億円)のオファーを出している」と伝えています。グアリンは、以前からチェルシーが狙っていると報道されていたコロンビア代表のセンターMFで、今季はセリエAで18試合に出場して3得点。長友佑都は、3バックのチームにあって、今季はほとんど左MFとしてプレイしており、18試合で5得点(!)です。インテルは、バリバリのレギュラーふたりを、簡単にプレミアリーグに持っていかせてくれるのでしょうか?

マンチェスター・ユナイテッドは、既にMFアンデルソンをフィオレンティーナにレンタルで出すと決めており、こちらはメディカルチェック済みで、トラブルでもなければ決まりです。買い取りオプション付きといわれており、フィオレンティーナが望めば夏に10億円程度で売却、という話に進みそうです。不動の左SB、エヴラの後継者探しについては、長友佑都だけでなく、夏にも話があったレイトン・ベインズにも引き続き声をかけているようです。移籍の話は、報道に金額まで出ると盛り上がってきますが、センターMF、左SBともまだ「物色中」の域を出ていないようですね。どうでしょう。「マンチェスター・ユナイテッドの長友佑都」。盛り上がります?

私は、香川真司がプレミアリーグにやってくる、という話が出たとき、「リヴァプールやアーセナルならともかく、ガチガチの4-4-2で戦うマンチェスター・ユナイテッドじゃ、ポジションないでしょ」と懐疑的でした。今回の長友佑都であれば、どこで何をしてもらうのかは非常に明確なので、来てくれればとてもうれしいのですが、彼自身のことを考えれば「やめたほうがいい」というのが答えでしょうね。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ出場が充分狙えるインテルで完全にフィットしてるところを、来季どうなるかが危ういチームにわざわざ移って、しかもワールドカップ前にエヴラとポジション争いしますか!?というお話です。この話、あっても来夏でしょう。

そしてもうひとつ思うのは、「マンチェスター・ユナイテッド、大丈夫か!?」ですね。今回の話は、「チェルシーがマティッチを獲得したからもうこっちにはこないだろう」とグアリンに声をかけているように感じます。だとすれば、節操がないですね。アトレティコ・マドリードのMFコケをはじめ、再三にわたってスペインにラブコールを送っておりましたが、そちらはどうなったのでしょうか。サー・アレックス・ファーガソンが引退したこともさることながら、今季の不振の要因として「デイヴィッド・ギルCEOが勇退してフロントが弱体化したこと」も大きいと思います。明日のチェルシーとの大一番は、ルーニーとファン・ペルシが出場できない「飛車角落ち」のゲームとなりそうで、既に半分、負けを覚悟しているのですが、舞台裏での選手争奪戦でもモウリーニョ&アブラモヴィッチコンビに勝てる気がいたしません。プレミアリーグはもちろんですが、こっちもがんばれ、マンチェスター・ユナイテッド!

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