ヴェンゲル参戦!モウリーニョ反発!ロジャース未練…マンチェスター・ユナイテッド、マタ獲得でひと騒動!
「スカイスポーツ」が伝えるヴェンゲルさんの主張はこうです。「これは驚きだ。マタは素晴らしいプレイヤーで、チェルシーはそんな選手を直接争っている相手に売るといっている。彼らは、今季のプレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドと2回の対戦を終えているが、2回めを戦う前の先週、マタを売ることもできたはずだけどね。プレミアリーグに参加しているすべてのチームに対する公正さを大事にするなら、こういうことはあるべきではないと思う。チェルシーの思惑は理解できるし、もちろん彼らがルールを作ったわけではない。しかし、ルールはもっとフェアに運用されるべきだろう」
趣旨、わかりますか?要は、「チェルシーはマタのいないマンチェスター・ユナイテッドと戦いを終え、他のプレミアリーグ上位クラブはマタに苦しめられるなんてアンフェアでしょう」といっているのですね。これには当然、モウリーニョさんは食いつきます。
「ヴェンゲルはいつも文句ばかりだね。夏だって、8月20日のプレミアリーグ開幕戦にプレーして、移籍市場が締まった2週間後の9月5日に同じ相手と違うユニフォームを着て対戦するということは起こりえる。それは今の移籍市場のルールでは普通にあること。われわれはルールを決める側ではなく、ルールに従って物事を動かすだけだ。ライバルチームのヴェンゲルが今、重要な選手であるエジルをマンチェスター・ユナイテッドに売ったら私は喜ぶだろう。同じように、マタのような選手をチェルシーが放出したのは、普通なら喜ぶべきことだと思う。文句をいうのはヴェンゲルの性格なんだろうけどね」
こちらはまず「うるせえよ、文句ばっかり」。そして、「ライバルが弱体化したのに、何ツッコミいれちゃってんの?おかしくね?」とおっしゃっています。モウリーニョさんのコメントは、微妙にごまかしが入っていることが多いのですが、今回は「あなたにとって、マタは重要な選手じゃないでしょう?エジルと並べるのはどうなんでしょうか」と、それはそれで切り返したくなります。いやいや、盛り上がってまいりました、プレミアリーグ。
再三、同じようなコメントで恐縮ですが、マンチェスター・ユナイテッドはマタをどう使おうとしているのでしょうね。今のフォーメーションのまま、60数億円を右サイドMFにすっぽりはめ込もうものなら、幻滅もいいところです。唯一許せるのは、「サイド一辺倒の攻撃を捨て、2トップ+ダイヤモンド型の中盤。マタを頂点、キャリックが底。両サイドのセンターMFに、ヤヌザイ、フレッチャー、香川真司、ギグス、バレンシア、ナニから2人配置。完全にサイドしかできないアシュリー・ヤングを放出」という形に切り替えるくらいの大改革をした場合です。これならルーニーとファン・ペルシ、マタの3人が共存して前がぶ厚くなり、現有戦力も活かせそうなのでおもしろいと思いますが、モイーズにそこまでの勇気もプランもないだろうな…。ああ。
香川真司は、今のフォーメーションのままサイドMFのサブに置かれ、チャンピオンズリーグ出場の目がなくなったら、そのときは出ていくんですね。マンチェスター・ユナイテッドのなかでの存在意義も、欧州で活躍してタイトルを獲るという目的も失うわけですから。一定、いいプレイをみせたのに、トップ下でわずかな時間しかアピールできなかったのは無念ですが、そこは「モイーズを振り向かせるゴールを一本も決められなかった」我が身を恨むしかありません。
さて、いよいよこの話も着地に向かいますが、いちばんいじらしいのは、マタの代わりにサラーを獲得したチェルシーに、大事に育ててきた補強話をワヤにされたリヴァプールのロジャース監督でしょう。これは限りなく、とばっちりに近い仕打ちです。しかし、チェルシー獲得合意の報道があっても、彼はまだ諦めていないようです。
「彼らの契約が完全に完了したのかははっきりとはわからない。サラーは若くていい選手で、われわれは数ヵ月、彼を追ってきた。私も実際に彼を観に行っている。代理人とクラブが話をしていても、契約が成立しないことはある。フロントが選手を獲得するために必死でがんばってきたことは理解している。最後まで彼らにまかせて、結果がどうなるか見てみよう」
涙…。
ルーニー、香川真司、ヤヌザイ、ウェルベックらマンチェスター・ユナイテッドの選手たちが、おかしなとばっちりを食わないことと、願わくばリヴァプールがサラーを奪回すること、それが無理でも納得のいくセカンドオプションでいい選手を連れてこられることを祈って、この稿を締めるとしましょう。うーん、納得感がない。後味も悪い…。
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更新おつかれさまです
チェルシーサポにとっては悲しい移籍市場になってしまいました
たしかに今季は控え扱いでしたがいい選手であることに代わりないですし、マタ、ルーニー、ペルシーが絡めば強くなるんじゃないでしょうか
赤いユニのマタが活躍すれば嬉しい半分胸が痛いですが…(^^;
状況は違いますがロナウドを放出する事になった時のユナイテッドサポの方々もこんな気持ちだったんですかね?
サラーはリヴァプールに行くものだと思い込んでいたので急展開すぎてビックリです
いい選手ではありますが控えとはいってもマタの代わりとなると嬉しい気持ちにはなれませんね…
チェルシーさん>
クリスティアーノ・ロナウドのときは、「出る出る」といわれて2年ぐらい経った後で、しかも本人が凄く出たがっていたので、「はいはい」という気分でした。アーセナルを出るときのファン・ペルシと、マンチェスター・ユナイテッドを出たクリスティアーノ・ロナウドが近いんじゃないでしょうか。
マンチェスター・ユナイテッドでいえば、大エースだったのにボスと揉めてしまって放出された、ファン・ニステルローイが近いかもしれません。ユニフォームを持っているくらいのファンだったので、あれはつらかったですね。
マネーゲームをしかけられると、どうしてもリバプールは不利ですね。
今後、アーセナルのように選手を育成してくことに力を入れなければならないことになっていくと思いますが、若い選手が一級品になるには選手しだいでもあります。
こればかりはなんとも、、、
しかし、どこのサポーターもしこりが残る移籍騒動ですね。
更新お疲れ様です。
サラーの移籍は資金がないリバプールがチェルシーにマネーゲームを挑んだら勝算がありませんが、今回は圧倒的にリバプールが有利(というか独壇場)でした。
これをいうとあとのまつりなのですが、リバプールはもっと早くにオファーを出すべきだったかと。。。
あと、サラーがチェルシーの夢の2列目で活躍できるとは到底思えません。
どさんこっぷ さん リバサポさん>
この話、マネーゲームだったんでしょうか。1100万ポンド(18億6000万円)は、高めにみえますが、リヴァプールがこの冬獲得すると噂になっていた選手は、みんなこのくらいの額はかかるといわれているんですよね。安いのはメネズぐらいで。
リヴァプールがバーゼルに対して叩きすぎた(=金が払えないわけではなく、交渉の仕方が悪かった)、ご本人がロンドンやCL出場ほぼ確定のチェルシーに魅力を感じた、モウリーニョにがっつり口説かれた、など、金以外の何かがあったのではないかとにらんでいるのですが、どうでしょう。
マネーゲームとは言えないまでも、ハイジャックではあるでしょう。個人合意に手間取っているいることが、その証拠だと思います。リバプールは丁寧にサラーを口説いていたと認識しています。(あっちの新聞などの情報ですが、)合意したのは、クラブ間の金銭的なものでしかなく、選手個人の意向についてなどはあまり気にしていないようにら思います。あくまで、私の分析ですが、
長文すいません。
リバサポさん>
モウリーニョが「急遽交渉」といっていたこともあり、
ハイジャックであることは間違いありません。
今朝のニュースで、5年半で1500万ポンドと出てましたね。
そうなることれは、札束攻撃でもあります。
すみません。うちがマタの件で62億円も渡したばかりに…。