「あと3試合、結果が出なかったら」…記者のみなさん、モイーズ監督が解任されるってホントですか!?
タブロイド紙「サン」が伝えているのは「明日行われるチャンピオンズリーグのオリンピアコス戦、22日のプレミアリーグ・ウェストハム戦、25日の同マンチェスターダービーの3試合で結果が出なければ解任」。これだけならサンのいっていることだから…でおしまいなのですが、ほぼ同時に「ESPN」も記事にしており、こちらは「来週の結果次第」。来週といえば…おお、マンチェスターダービーですね。なるほど。いっていることは同じです。ニュースソースの信頼性がどれほどのものなのかはわかりませんが、イギリスの複数紙が報道しているということは「火のないところに煙は立たず」。何らかの形で解任について語られているのは間違いないようです。
それらの記事によると、「オーナーであるグレイザー一族と、マンチェスター・ユナイテッドの最高経営会議のメンバーが、日を追うごとにモイーズ監督の手腕に疑いを持ち始めている」とのこと。平たくいえば、「温かく見守ってやってんのに、よくなる兆しがまったくないじゃないか」という話のようです。おそらく、プレミアリーグ4位は微妙だとしてもヨーロッパリーグまで外すことはないだろうと考えていたのに、それすら危ないという状況になり、これはさすがに来季の収益がやばそう、と懸念が高まったのでしょう。ヨーロッパリーグはチャンピオンズリーグに比べて賞金が低いとはいえ、人気クラブなので、試合がありさえすればサポーターは集まりますからね。今季もこれだけ低迷していても、今のところは収益面は好調だそうです。
いちばん印象が悪いのは、現在プレミアリーグ7位のマンチェスター・ユナイテッドからみて、「エヴァートンを含む上位6チームとの対戦成績が1勝3分け6敗」という絶対的な弱さでしょう。唯一勝たせてくれた昨季までのお得意様アーセナルに対しても、2試合合計で1点しか獲れていません。エヴァートンから監督呼んできたら、エヴァートンより弱いチームにさせられたというのは悪夢以外の何物でもありません。
この件、どうなんでしょうか。今監督を代えるメリットは「ショック療法による成績向上」「いち早く来季の監督選定に着手できる」という2点ですが、「サー・アレックス復帰」ぐらいの劇薬注入があればともかく、トッテナムの例をみてもショック療法の効果はごく一時的なものにしかならなそうです。ここは、「モイーズ監督今季限り」と内々に決めておいて、次期監督選定は秘密裏に始めながらも今季はぎりぎりまで据え置き、としたほうがいいのではないかと思います。昨季のマンチェスター・シティがまさにこれでしたね。マンチーニ前監督は、解任になった後、「自分と笑顔で会食していた奴らが裏で自分をクビにしようと動いていた」と怒ってましたが。
読んでいただいているみなさんにこの場でお伝えできるのは、「事によると来週、どでかい発表があるかもしれません」ということぐらいです。私は「1年しゃがむのはやむなしとしても、未来を提示できない監督は代えたほうがよい」と考えているので、このニュースは悪くない話なのですが…果たして、どうなることやら。中途半端に「マンチェスターダービーだけ完勝」となったら、ビミョーですね!?
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こちらにも貼っておきます。19日から20日朝にかけて、コメント欄に不具合があったようで、書き込みができなくなっていました。ほんとうにすみません。修正できたと思いますので、これにこりず、引き続きどうぞよろしくお願いします。