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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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香川真司の居場所なし? マンチェスター・ユナイテッドがワールドカップの新星を獲得間近!?

アスレチック・ビルバオからセンターMFアンデル・エレーラ、セインツから左SBルーク・ショーを獲得。このふたりで、既に移籍金を102億円ほど使っているマンチェスター・ユナイテッド。「250億円以上の予算を使ってプレミアリーグ奪回をめざす」というのは、どうやらただの掛け声ではないようです。懸案のCBは、ヴェルマーレンを巡る交渉を継続。本人とは合意済みと伝えられており、イギリス紙「デイリースター」によると、アーセナルが要求しているといわれる1200万ポンド(約20億円)を下げられるかどうかがポイントとのこと。さらに、ファン・ハール新監督の愛弟子、オランダ代表とフェイエノールトで活躍する22歳のステファン・デ・フライが、マンチェスター・ユナイテッドに入るためにラツィオからのオファーを拒否したとも伝えられています。CB2人が加入するとなると、フィル・ジョーンズやスモーリング、ジョニー・エヴァンスとの組み合わせで、本当にやるかもしれませんね。オランダ代表的5バック。

そして直近、次なるターゲットとして話題になっているのは、ワールドカップで大暴れしているコロンビア代表のサイドアタッカー、ファン・クアドラード。そして、スポルティング・リスボンのポルトガル代表MF、ウィリアム・カルヴァーリョです。それぞれ、それなりの移籍金がかかるといわれており、フィオレンティーナのクアドラードには3170万ポンド(約55億円)を用意。カルヴァーリョの契約解除には3750万ポンド(約64億8000万円)が必要のようです。

先日獲得したアンデル・エレーラは、トップ下からセントラルまで、中央のMFのポジションを幅広くこなすのに対して、ウィリアム・カルヴァーリョはMFの底にポジションをとり、マンマークとカバーリングで力を発揮するタイプ。昨季のプレミアリーグで露呈したマンチェスター・ユナイテッドの弱点は、中盤の守備と配球、脆弱なCBなので、獲得候補自体は納得なのですが、ちょっと待ってください。どうなるのでしょう、フォーメーションは。出てきた名前を、ファン・ハール監督がやりそうな5-3-2(あるいは5-2-3)、4-3-3に当て込んでみましょうか。

5-3-2
GKデヘア
右SBフィル・ジョーンズ、CBデ・フライ、エヴァンス(スモーリング)、
ヴェルマーレン、左SBルーク・ショー
MFエレーラ、カルバーリョ、マタ
FWファン・ペルシ、ルーニー(ウェルベック)

5-2-3
GKデヘア
右SBフィル・ジョーンズ、CBデ・フライ、エヴァンス(スモーリング)、
ヴェルマーレン、左SBルーク・ショー
MFエレーラ、カルバーリョ
FWルーニー(ウェルベック)、クアドラード(ヤヌザイ)、ファン・ペルシ

4-3-3
GKデヘア
右SBフィル・ジョーンズ、CBデ・フライ、ヴェルマーレン、左SBルーク・ショー
MFエレーラ、カルバーリョ、マタ
FWルーニー(ウェルベック)、ファン・ペルシ、クアドラード(ヤヌザイ)

うーん。不要となりそうなのは、クレバリー、ナニ、アシュリー・ヤング。バックアッパーとして使われそうなのは、フレッチャー、キャリック、バレンシア、スモーリング、エヴラ。フェライニはどうなるのでしょうか。ああ、香川真司のやりたいポジションは、このチームにはありません。残留するとしても、センターMFをエレーラやマタと争うか、サイドでウェルベック、ヤヌザイ、クアドラード、バレンシアと勝負するという形になります。

6月中旬には、イギリス紙「デイリー・ミラー」が、「香川真司とマタは残留」と報じていましたが、この分だと、フェライニともども、放出リストのほうに名前があってもおかしくありません。仕方ありませんね。昨季のプレミアリーグでノーゴール、ワールドカップでは何もできずに酷評された選手ですから。ファン・ハール監督は香川真司のプレイスタイルを好んでいる、と伝えられていたものの、ここまでタレントが揃えば、もはや好き嫌いの話ではありません

いやー、それにしても、フォーメーションにしてみると別世界ですね。来季のプレミアリーグでは、世界の最先端をいくファン・ハールスタイルが、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・シティの「プレミアリーグ式4-5-1」に殴り込みをかける、といった構図が展開されるかもしれません。香川真司の才能を信じる者としては、寂しさもありますが、マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては俄然期待が膨らみます。

来季、新生マンチェスター・ユナイテッドがプレミアリーグを制覇してもおかしくないと思いませんか?ちょっと気が早いですかね。獲得候補として、チリ代表MFビダルの名前まで出ているぐらいで、クアドラードやウィリアム・カルヴァーリョ、デ・フライを獲れるかどうかは、もう少し時間が経たないとわかりません。果報は寝て待て。いましばらくは、ワールドカップを楽しみながら、次なるニュースに期待したいと思います。(ステファン・デ・フライ 写真著作者/Robert Hertel)

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“香川真司の居場所なし? マンチェスター・ユナイテッドがワールドカップの新星を獲得間近!?” への2件のフィードバック

  1. makoto より:

    今季のプレミア4位以内は、ロンドン、マンチェスター、リバプールの3都市のクラブで決まりそうですね。
    ユナイテッドに、ガナーズのキャプテンが二人いるのは釈然としません。フェルメーレンを出して、代わりにCBを獲るとしても、今時1200万£以内では獲れないでしょうね。彼が出て行くのだったら、契約を全うしてから、もう1年メルティと定位置争いをしてほしいです。きっとチャンスはあるし、勝てると思います。

    —–
    londres nordさん>
    ヴェルマーレンが20億なら買いですね。環境と使われ方が変われば復活すると思います。

  2. nono より:

    まぁ、ペルシが怪我せずしっかり30点取ってくれれば4位以内には軽く入れると思いますよ。あとファンハールに求められる仕事はルーニーと喧嘩しないことですかね。笑

    —–
    なるほど来季のフォーメーションはこうなるのですか。
    「香川放出」と言われても納得がいく思いです。
    イングランドの名門・マンUにおいても、レギュラーメンバーに英国人の名がだんだん少なっていきますねぇ。

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