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プレミアリーグ2019-20シーズン総括(2)シブすぎる!?裏ベスト11

プレミアリーグ2019-20シーズンの総括第1弾として、ベスト11を選ばせていただいたのですが、11人に絞ってみるとあまりにも消化不良で、名前を残しておきたい選手を集めて「裏ベスト11」を作ってみました。4-3-3にしてみると…何だか、シブいですね。チェルシー、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドを中心に、ヤングスターの活躍が目立ったシーズンだったのですが、無心に並べてみたらベテランが光る布陣になってしまいました。ひるまず、前に進みたいと思います。

GKは、ワトフォードに完敗するまでパーフェクトだったアリソン・ベッカー。プレミアリーグ創設以来の初優勝が決まってチーム全体が緩んだ最終盤に、8割超だったセーブ率を落としてしまいましたが、難しいシュートも前にこぼさないセービングは文句なしのNo.1。脆弱なCBをフォローし続け、110本のオンターゲットを止めたベルント・レノも素晴らしかったのですが、リーグ最少失点でシーズンを終えた守護神を優先しました。

右SBには、タックル数1位のワン=ビサカがいるのですが。負傷リタイアするまで1位だったリカルド・ペレイラを攻撃に対する貢献度も加味して上としました。CBは、バーンリーの最終ラインで体を張ったタルコフスキーと、ソユンチュよりもポカが少なくカバーリングが素晴らしかったジョニー・エヴァンス。32歳になったレスターのCBは全試合出場、シュートブロック数2位のタルコフスキは38試合3420分をフルタイム出場です。左サイドにまわっていただいたのは、チェルシーの「ミスター安心感」セサル・アスピリクエタです。3バックのCBと左右のSBをそつなくこなすベテランがいたからこそ、ランパード監督はリース・ジェームズやフィカヨ・トモリなどの若手を大胆に抜擢できたのではないでしょうか。

右のインサイドMFは、攻守のバランスをコントロールし続けたレッズの主将ヘンダーソン。右サイドからファーに浮かすロングフィードの精度が高く、手詰まりを打開するキーマンとなるシーンが目立ちました。ハマーズの中盤の底を締めたデクラン・ライスと、スターリングやバンジャマン・メンディを効果的に動かしたダヴィド・シルヴァも記憶に残るタレントです。10年にわたってマンチェスター・シティを牽引し続けたレフティには、あらためて「おつかれさまでした。ありがとう」と伝えたいと思います。

負傷が癒えた最終盤に真価を発揮したムサ・シソコ、アグレッシブなプレイが目を引いたメイソン・マウント、アストン・ヴィラで孤軍奮闘のジャック・グリーリッシュ、セインツで汗かき役に徹したウォード=プラウズ、レスターの快進撃のキーマンとなったティーレマンスとハーヴィー・バーンズも候補に入れていたのですが、レッズとマン・シティのベテランのリーダーシップとデクラン・ライスの皆勤賞を称えたくて、泣く泣く諦めました。

18ゴール7アシストのサディオ・マネと、20ゴールのスターリングはメインのベスト11に入れたかった実力派です。悩ましかったのはワントップで、アントニー・マルシアルとラウル・ヒメネスは両者とも17ゴール6アシスト。マンチェスター・ユナイテッドのストライカーを選んだのは、ダブルを決めたチェルシーとマンチェスター・シティとの4戦すべてで、貴重なゴールをゲットしていたからです。2年連続でプレミアリーグ22ゴールのオーバメヤンは、チームに合わせるかのように好不調の波が大きく、ハリー・ケインはビッグ6との対戦で勝利を決めるフィニッシュがなかったため、選外としました。

最後に「U-23のベスト11」を紹介して、この稿を締めさせていただきます。GKディーン・ヘンダーソン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ディオプ、チルウェル、MFエンディディ、メイソン・マウント、ハーヴィー・バーンズ、FWラシュフォード、タミー・アブラハム、グリーンウッド。捨てがたい選手の名前を挙げ続けるときりがないので、「プリシッチ、リシャルリソン、カルヴァート=ルーウィン、ジェームズ・マディソン、ティーレマンス、ワン=ビサカはねじ込みたかった」というぐらいで、勘弁していただければ助かります。以上、プレミアリーグ2019-20シーズンのベスト11でした。明日は、監督について振り返ってみたいと思います。


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“プレミアリーグ2019-20シーズン総括(2)シブすぎる!?裏ベスト11” への2件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。シーズン後のベスト11、裏11は楽しみの一つです。個人的にはコーディも魂の入ったCBだと思います。選出レベルではないかもしれませんが、、、。

  2. のこ より:

    マルシアルは一皮剥けた感あってよかったですねぇ。難敵のシェフィールドから奪ったハットトリックには興奮しました。

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