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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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既に最後のプレイを終えたのか…メスト・エジルがELの登録メンバーから脱落!

メスト・エジルがヨーロッパリーグに登録される25人から外れました。ホームグロウンの選手が8人、それ以外が17人までと規定された枠に対して、アーセナルの「自国以外」の選手は19人。はみ出したのは31歳のエジルと、32歳のソクラティス・パパスタソプーロスでした。プレミアリーグも、10月20日までに同じ枠組みで選手を登録する必要があります。アルテタ監督が国内と欧州で考え方を変えなければ、稀代のプレイメーカーとベテランCBは出場機会を失うことになります。

昨季プレミアリーグは18試合1ゴール2アシスト。3月7日のウェストハム戦でアシストを記録したのを最後に、彼はピッチから消えました。6月に再開したプレミアリーグでは、2試合をベンチで過ごしただけで終わっています。2019年12月の就任後、10試合連続で先発起用したアルテタ監督との関係が悪化したのか。あるいは指揮官が一方的に見限ったのか。4月に12.5%のサラリーカットを要求された際に、ガナーズの収益の数字としかるべき説明がなければ承諾できないとした10番が、クラブに背を向けている可能性もあります。

「ガーディアン」は、アーセナルのマスコットであるガナザウルスの「中の人」だったジェリー・クィさんのサラリーをエジルが全額払うと公言した件についても、「クラブとの対立」と表現しています。8月に解雇したスタッフ55名のなかに、ガナザウルスを27年務めた熱狂的なグーナーも入っていたようで、エジルの申し出をクラブのスタンスへの抗議と捉える向きもあるようです。真相は、わかりません。明確なのは、ヴェンゲル時代にアレクシス・サンチェスとともにエースとして活躍した10番が、若いマネージャーのプランに入っていないということだけです。

9月23日、レスターの本拠地キングパワーに乗り込んだカラバオカップ3回戦。0-3で勝利した後、エジルを起用しなかった理由を問われた指揮官は、「われわれは試合ごとに、出場するにふさわしい選手を選んでいる。可能な限りフェアに仕事に取り組んでいきたいと思っており、コンディションが良好な選手を起用する」とコメントしました。10番のほうは、以前から「クラブのために全力を尽くす」と公言しており、9月上旬にTwitterの企画でファンから質問を受けたときも「フィットしており、準備はできている。ベストを尽くしているよ。でも、スカッドを決めるのは自分ではない」と応じています。

彼は既に最後の試合を終えた(ガーディアン)」「契約の最終年を満了すると決意している(ESPN)」。私たちは、プレミアリーグ2020-21シーズンが終わるまで、公平と語り続ける指揮官と健在を主張する元エースの記事を見続けるのでしょう。プレミアリーグ35試合6ゴール19アシストという出色の数字を残した2015-16シーズンのパフォーマンスを、今もキープできていれば、エジルとアルテタと私たちには違う世界が存在していたのでしょうか。その問いは、呑み込むしかありません。ガブリエウ・マガリャンイスやトーマス・パーティーが加わったチームは、中盤で手数をかけない速攻をベースに、TOP奪還をめざして戦い続けます。


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