スアレスとヤヤ・トゥレがチームを離れる!?来季をにらんだ怪しい話が…。
とはいえこれは、ただの牽制でしょう。代理人が「チームのスタッフが彼に敬意を欠いている」といっていますが、これはお約束の「条件上げてよ」という意味に聞こえます。高額の契約金と年俸を提示されて、バルサからマンチェスター・シティにに来た彼に、今よりもいい条件を提示するクラブがあるとすれば、フランスの首都にあるあのクラブだけじゃないでしょうか。揺すぶったあげく、最後は残留すると見ました。ただしその発表は、間違いなく今週の土曜日ではありませんね。
スアレスのほうは少しニュアンスが違うようですね。要約すると、こちらはご本人が「リヴァプールに満足してるけど、もっといいクラブから話があれば考える」とおっしゃっています。ああ、これはおそらくチームの先輩、ジェラードと同じですね。「タイトルがほしい。プレミアリーグで優勝が狙えず、チャンピオンズリーグに出られないチームにこれ以上いるのか?」と。
みんな、こういってレアル・マドリードに行くんですよね。しかし、あのクラブは難しいです。カランブー、マクマナマン、ハジ、ベッカム、オーウェン、フンテラール、モドリッチ…何人の選手が同じ思いでスペインへ渡り、結局何もできずに他国へ流れていったか(あ、モドリッチはまだですね。予想が1個だけ入っちゃいました)。
イングランドのように監督に権限が一定あり、長期的な見地もふまえて使い方を考えてくれる国はいいのですが、スペインは会長、フロント、OB、サポーターと声の大きい人が多く、ちょっと調子が悪いとアイツが悪い、コイツを出すなとやいやい言われ、監督もみんなにいい顔しようとがんばり、短期的にフィットしていないだけの選手でもあっさり諦めたりしちゃうんですよね(モウリーニョは相当がんばってます)。スアレスは活躍できない、とはいいません。むしろ、結果を出すのではないかと思います。しかしそうなると、かわいそうなベンゼマとイグアインはどうなるのか、むしろそっちが気になります。結局スアレスは、移籍するのではないでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドを見てきたものとしていえば、クリスティアーノ・ロナウドのときと同じ匂いがするんですよね。
プレミアリーグの趨勢が見え、チャンピオンズリーグは終わりを迎えてしまったイングランドの各クラブにおいては、噂やガセネタもほどよくブレンドされながら、今後、この手の話が増えていくでしょう。…しかし、ほしいな、ヤヤ・トゥレ。How much?
(ヤヤ・トゥレ写真著作者/Илья Хохлов)
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