「最もタフな決断だった」…スティーブン・ジェラードが今季限りでのリヴァプール退団を発表!
「私の人生において最もタフな決断だった」と語るジェラードは、このタイミングで退団を発表することになった理由や、現在の心境について、以下のようなコメントを残しています。キャプテンとして常にチームのことを考え、周囲に対する気配りを忘れなかった、ジェラードらしい素晴らしい言葉だと思います。(英文はリヴァプール公式サイト からの引用、翻訳は筆者)
“I am making the announcement now so that the manager and the team are not distracted by stories or speculation about my future.”
(ロジャース監督やチームが、私の未来についての憶測に振り回されて悪い影響が出ないよう、今このことを発表することにしました)
“Liverpool Football Club has been such a huge part of all our lives for so long and saying goodbye is going to be difficult, but I feel it’s something that’s in the best interests of all involved, including my family and the club itself.”
(リヴァプールは、長い間僕の人生の大部分を占めてきた存在であり、別れを告げるのはとても難しい。しかし私は、クラブ自体や私の家族など、すべての関係者にとって、これが最もいい結論なのではないかと感じています)
“My decision is completely based on my wish to experience something different in my career and life and I also want to make sure that I have no regrets when my playing career is eventually over.”
(私の決断は、これからのキャリアと人生で今までとは異なる経験をしたいという私の希望に完全に基づいています。選手生活が終わったとき、後悔は何もないと確信したいのです)
”One point that is important to make is that from now until the last kick of the last game of the season, I will be as fully committed to the team as I ever have been and giving everything I have to help Liverpool win games.”
(これからやらなくてはいけない大事なことのひとつは、今まで私がリヴァプールの勝利を支えてきたように、今シーズンの最後のゲームの最後のキックまで、チームに目いっぱいコミットすることです)
退団発表に際して、「プレミアリーグにおける最後のボス」ブレンダン・ロジャース監督は、最大級の賛辞を送っています。「スティーブン・ジェラードを的確に要約したり、その重要性を説く言葉を見つけるのはほぼ不可能だ。近年、レジェンドという言葉がよく使われるが、それでは彼を正当に評価できないだろう。私がリヴァプールの監督に着任したときから、彼は常に私をサポートし、100%ついていくと約束してくれた。しかし結局は、彼の言葉は正しくなかった。なぜなら、100%を大きく上回ったからね」。
やはり、若き指揮官は、頼れるキャプテンに全幅の信頼をおいてチームを指揮していたようです。こんな言葉を聞くと、巷間よくいわれる「スタメンから外したために不仲になった」などという報道は、的外れだと思います。お互い、時に苛立つことぐらいはあるでしょうが、クラブの指揮官とキャプテンというものは、そんなに薄い関係ではないでしょう。
私にとっての「レッズ主将・ジェラード」の思い出は、2004-05シーズンのチャンピオンズリーグ決勝、ACミラン戦での右隅に落とした見事なヘディングシュートと、イスタンブールに集まったサポーターとチームのメンバーを「いくぞ!盛り上がってくれ!」と煽った強いキャプテンシー。そして昨季プレミアリーグ、優勝を逃すきっかけとなってしまったチェルシー戦で、ハーフライン付近でスリップしてデンバ・バに先制ゴールを決められた後、自らのミスを取り返そうと8本のミドルシュートを放った必死な姿です。返す返すも、昨季のプレミアリーグは、リヴァプ―ルとジェラードに勝たせてあげたかった。マンチェスター・シティは優勝にふさわしいクラブだったと思いつつも、ジャラードやスアレスが拳を突き上げるシーンを観たかったという想いは消えません。
“My final message is for the people who make Liverpool Football Club the greatest in the world – the supporters.”
(私の最後のメッセージは、リヴァプールを世界で最も偉大なクラブにしてくれる人々~サポーターのみなさんのためのものです)
…さよならは、まだ早いでしょう。しかし今、この節目に、ありがとうとだけはいわせてください。スティーブン・ジェラードが17年に渡ってクラブとともに歩き、積み上げてきた695の試合と180ゴール、そして数々のエキサイティングなシーンにリスペクトを込めて。(スティーブン・ジェラード 写真著作者/Biser Todorov)
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結局、プレミア優勝することはなさそうですね……。
去年、あそこで滑っていなければ。。。
更新ご苦労様です。
今朝いつものようにフットボールニュースをチェックしていた時に入った衝撃のニュースでした。このニュースが流れてからずっとツイッターやクラブHP&地元紙エコーのHPをチェックしてました。
日本時間の18:00に公式HPにキャプテンのコメントと共に退団のニュースが掲載され現実を受け止めました。
正直ショックです。レッズで引退すると思ってましたし、それを希望してました、、、。コメントもキャプテンらしく涙ものです、、、。イスタンブールの夜は忘れられません。レッズのファンでよかったです、、、でもキャプテンは必ず帰って来ます。すぐにいなくなるわけではありません。EL&COC&FA Cup&PLとまだまだやるべき事は沢山あります。引き続きキャプテンの勇姿を追いかけます!最後にありがとうスティーヴン・ジェラード!YNWA
aさん>
いやー、本当に残念です。
Mackiさん>
キャプテン、置き土産に、ぜひ最後のタイトルを!